261杯目「苦悩の末のプロポーズ」
第11章の始まりです。
バリスタ競技者としてのあず君の集大成を描いていきます。
10月中旬、バリスタオリンピックから帰国した僕らは、岐阜の町を凱旋する。
住み慣れた町だというのに、不思議と今までとは違う景色に見える。夕刻に帰ってみれば、璃子たちが歓迎ムードで迎えてくれた。遠征帰りであるため、店の仕事も休んだ。
伊織たちも途中で僕と別れ、既に帰宅したところだった。
「あず君、おかえりなさい」
「ただいま。見ていてくれたか?」
「もちろんですよ。皆さん大活躍でしたね」
「お兄ちゃん、バリスタオリンピックが終わってから本当に大変だったんだよ」
璃子が力尽きた顔でぐったりとカウンター席に突っ伏している。1日分の体力を使い切り、机の上に大きなダブルメロンを押しつけている。忙しいからか、ウィーンに飛ぶ前より若干痩せた気がする。
ショコラティエは力仕事だ。璃子にとっては如何に痩せないようにするかが重要課題である。油断するとすぐに痩せてしまう。リサとルイがピンチヒッターをしてくれていたとはいえ、真理愛の決勝進出が決まってからは、満員料金が出るにもかかわらず、長蛇の列が生まれていた。
売り上げは他のカフェとは比べ物にならないほどだ。
バリスタオリンピック効果は本当に凄い。前回大会で僕が優勝した時も世界最高峰のカフェの地位を不動のものとした。満員防止法のお陰でここまで稼げるとは思わなかったが、バリスタオリンピックファイナリストを輩出することはそれほど凄いことなのだ。歴代ファイナリストの1人としてバリスタ史に残り、その地位が一生約束される。コーヒーは一生にわたって真理愛を守り続けるだろう。
「お疲れさん。お土産買ってきたよ」
「ありがと。真理愛さんはコーヒーカクテラーとしての意地を見せたね」
「本人はめっちゃ悔しがってたけどな」
「そりゃそうですよ。1年以上も前からずっと準備してきて、優勝するのはたった1人なんですから」
「まあでも、身内の1人がマイケルに勝ったから十分だ」
「それよりお兄ちゃん、残り2人の枠どうすんの?」
「もう決まった。ディアナとアリスが来年からここで働いてくれるってさ。これで雇用問題は解決だ」
「ふふっ、旅行の片手間に解決するなんて、あず君らしいですね」
唯がツボにハマったかのように笑った。この笑顔を最後に見たのが、もう1週間以上も前とは、本当に時間が過ぎるのは早いな。最後にヘンリックが言っていたあの言葉、ちょっと分かる気がしてきた。
ふと、唯の腹に目をやると、目立つくらいには大きくなっている。唯の腹の中には4人目の子供が宿っている。もう4人目か。そう思いながら、僕は唯の腹を優しく擦った。
「子供はどう?」
「来年の1月に生まれるそうです」
「来年か……あれっ、そういえば、来年の1月には、美羽と明日香の子供も生まれる予定だぞ」
「えっ、それ本当ですか?」
「ああ、本当みたいだけど」
「少子化社会って言われてるのに、葉月家と楠木家は本当に子供多いよね」
「あず君のお陰で収入が安定するようになったからだと思いますよ」
言われてみればそうだ。みんなうちで働くようになってから子供が生まれている。
皮肉にも雇用で人を養うのは限界だと言っていた僕が雇用で彼らを養い、うちの周囲だけ少子化を免れる事態となっている。やはり少子化を防ぐ上で収入の安定化は大きいらしい。
だが依存するのは危険極まりない。最終的に1人で生きていけるようにしなければ、教育卒業とは言い難いが、この国の教育は学歴や雇用に依存する人間を作るばかりで、1人1人が力強く生きていける仕組みにはなっていない。簡単な話、学歴にも雇用にも依存せず、生きていける人間になれば勝ちだ。
両方共僕らを守ってはくれない。奇しくも僕は氷河期世代の連中を見てそれを知った。裏切られる前に僕の方から見限っただけだ。実力なんて関係ない。
たとえ無能であったとしても、僕は何かに依存するばかりの生き方はしたくない。
翌日、伊織、真理愛、千尋、明日香の4人がうちへとやってくる。用意していたクラッカーを一斉に集中砲火し、4人を歓迎しようと思ったが、明日香が妊娠中であるため、驚かすのは断念した。
「真理愛さん、バリスタオリンピックお疲れさまでした。ファイナリスト入賞とコーヒーカクテル部門賞の受賞、おめでとうございます」
「ありがとうございます。璃子さんにラテアートをみっちり教えていただいたお陰で、最後に恥ずかしくない総合スコアを残せました」
「ちょっと相手が強すぎたからねー」
「ちーちゃん、そーゆー言い方しないの」
「はーい」
大勢の客が押し寄せる中、千尋と明日香のためにカウンター席を開けておいた。
千尋からあんな話を聞いたら、そりゃ開けておかないわけにはいかないでしょ。
しばらくはみんなで談笑する。伊織と真理愛は客からの注文が相次いで大忙しだ。旅行帰りで時差ぼけも治っていないのに、よく耐えられるもんだな。2人は本当にコーヒーが好きなんだ。それは傍から見ていても分かるくらいに……ていうか僕、ここのマスターだった。
モニターに表示された注文の一部を受け付け、伊織に客席まで持って行ってもらった。大会で使ったコーヒーは飲めるのかと何度も聞かれたが、期間限定で売り出すかもしれないと答えるのが精一杯だ。
僕も伊織も11月にはWCRCとWSCの日本代表としての調整を進める必要がある。帰ってきたばかりではあったが、もう1ヵ月前だ。伊織はWSCで使用するシグネチャーの構想ができているようで、流石は伊織だと思った。
伊織は2種類のコーヒーを使う予定だ。ブレンドに最も適したコーヒーと、シグネチャーに最も適したコーヒーを考えている。僕が参加した時にはなかった発想だ。
バリスタオリンピック以外でも、1種類のコーヒーで戦う時代の終わりを見た。
それだけ新たなコーヒーのアイデアが飽和している証でもある。
バリスタ競技会創成期は……もう終わったのだ。
これからは蓄積された過去のデータを元に、競技を組み立てるバリスタが数多く輩出されるだろう。それができるようになった時点で創成期などとっくに終わっている。
「それにしても、本当にお客さん多いですね」
「葉月珈琲から2回連続でファイナリストが現れたんですから、当然ですよ」
「まさか決勝まで残れるとは思いませんでしたけど」
「真理愛……この1年間、本当によくやってくれた。うちの店を卒業する前の活躍としては申し分ない。たとえ競技に参加しなくなっても、この1年間の頑張りは、きっと今後の役に立つ」
「はい。あず君のお陰でコーヒーカクテル市場がアジアでも拡大しましたし、コーヒーカクテル部門賞を受賞したことで、世界一のコーヒーカクテラーとしての自覚が持てるようになりました。これからは私が市場を引っ張っていくことにします」
真理愛が左手を胸に当てながら言った。
次世代トップバリスタを担う葉月珈琲の事業は一定の成功を収めた。
行く行くはトップバリスタを輩出する企業として、コーヒー業界の最前線を歩き続けるだろう。これはまだどこのコーヒー会社も成しえていない偉業の一欠片すぎない。
来年で創業15年目だが、ここから事業拡大をさせていきたいところだ。多くの人を雇用で支えるのではなく、誰も雇用されない社会が到来しても力強く生きていけるように、人を育てる会社を目指そうと考えている。バリスタ修行を通した人間教育がここに証明されつつあった。
「明日香、ちょっといいかな?」
「えっ、どうしたの?」
緊張気味の千尋が恐る恐る明日香に話しかけた。いつもとは違う様子に、明日香は違和感を持った。首を傾げ、何事かと思いながら千尋の顔を見つめている。
「僕、ずっと明日香のことを振り回してばかりで、小夜子さんたちにも迷惑かけちゃったけど、これから精一杯努力する。何があっても、必ず明日香を守れるくらいに立派な男になってみせる」
「どっ……どうしたの? ……そんなに改まって」
「だから……その……」
千尋が持っていたバッグから、何やら高級そうな黒いジュエリーケースを用意した。
黒いジュエリーケースをパカッと開けると、中にはキラキラと光沢を放つダイヤモンドが指輪にはめ込まれている。それを見た明日香は思わず両手で口を塞いだ。
「僕と……結婚してほしい」
ただならぬ雰囲気に、カウンター席の周辺が凍りついた。
ここにいる誰もが、次に明日香の返事を固唾を飲んで見守っている。
「! ……はい」
明日香が涙ぐみながら首を縦に振った。この10秒間が千尋にはとても長く感じている。確かな返事を貰うと、指輪を机に置き、明日香を抱きしめた。すると、この沈黙を破るかのように、真理愛が拍手をし始めた。それに釣られて周囲も惜しみのない拍手と声援を2人に送った。日本語が分かる何人かの外国人たちが状況を他の人たちに伝えると、ようやくこの場にいた全員が状況を理解した。
拍手は更にヒートアップし、千尋と明日香は大いに祝福された。千尋も明日香もさっきから笑顔が止まらない。苦難を乗り越えた末の結婚だ。きっと長続きする。千尋はまだ19歳ではあるが、既に両家の両親からは公認の仲であり、結婚が認められるのは時間の問題だった。明日香はすぐ両親と小夜子にプロポーズを受けたことをメールで伝え、千尋からダイヤモンドの指輪を左手薬指にはめてもらった。
「うわー、凄く高そうです」
「これいくらしたの?」
「1000万円くらいかな」
「いっ、1000万円!」
「うちならこんなもんだよ」
ニカッと歯を見せながら千尋が言った。
今までで最高の笑顔だ。2人には幸せになってほしい。
伊織はこのカップルを羨ましそうな顔で見つめている。同い年に先を越されたものはみんなこういう顔になるのだろうか。伊織は結婚なんて考えたこともないだろう。伊織は2人を祝福する一方で置いてけぼりになっている自分に、どこか複雑な思いを抱きながらクローズキッチンへと引っ込んだ。
いつも伊織がいる場所じゃないのか、優子がすぐに気づいた。
「伊織ちゃん、どうしたの?」
「いえ、ちょっと表の方が、私には眩しすぎて……」
「千尋君が羨ましい?」
「はい。生まれつきお金持ちで、才能もあって、素敵な人もいて」
「そんな千尋君も、苦労してここまでやってきたことは知ってるでしょ?」
「それはそうですけど……」
伊織が思うことも分かるし、金持ちが羨ましいと思ったことはある。
ただ、それで本人が幸せかどうか、感謝するべきかは本人の自由だ。
境遇の差は貧富の差ではない。教養と経験の差である。結局は本人が幸せだと言えるかどうかに全てが懸かっている。万物を与えればいいわけじゃない。やりたいことを言える大人にしてやればいい。
千尋は早くもゴールインか。いや、ここからが本当のスタートだ――。
ある日のこと、金華珈琲へと赴いた。1人で来るのはかなり久しぶりかもしれない。
マスター、椿、花音の3人は相変わらずである様子。マスターは白髪が少しばかり目立つようになってきたが、こうしてみると、本当に長い年月が過ぎたんだと感じさせられる。
椿と花音は店内の仕事を覚えたようだ。おじいちゃんが始めた金華珈琲は今でも続いている。競争が激化しているこの葉月商店街の中で、力強く生き続けている。
「へぇ~、千尋君結婚するんだ。おめでたいねぇ~」
「えっ、あの子まだ子供だよね?」
「確か19歳だったはずだよ」
「19歳で結婚って……本当にあるんだ」
「実年齢の成長と精神年齢の成長は比例しないってことだ」
「あず君らしい言い草だね」
マスターが苦笑いを浮かべながら言った。そう思わされる事例を何度も見たからだ。
葉月商店街のすぐ近くにある施設からの客が度々やってくるんだとか。
彼らがやってくる度に、僕が言った問題が浮き彫りになったことをマスターたちは悟った。彼らは教育怠慢の象徴である。初めてその真実を知った時は肝が冷えたんだとか。
「まあでも、千尋が幸せになってくれて良かったよ」
「今年の葉月家は結婚や出産ラッシュだったよね。周吾さんもきっと喜んでいるだろうね。あの人は賑やかな光景が大好きだったから」
「おじいちゃんが生きた証がここだけなのはちょっと寂しいな。親戚の集会をうちでやるようになったはいいけど、最近は大人の喋り声よりも、子供の声の方が目立つようになってきた」
「子供たちはどうなの?」
「色んなことに興味を持ち始めてる。あの無尽蔵な好奇心を潰さないようにしてる」
「あず君のやり方で育った子供を見るのが楽しみだね」
マスターが僕の注文したゲイシャのコーヒーを机に置いた。
うちからゲイシャの豆を仕入れるようになったことで、カフェの激戦区と呼ばれるようになったここでも生きていけるようになったし、客足もおじいちゃんがいた頃まで回復した。いつものカウンターテーブルも懐かしく思える。この濃い茶色の木材も、見ただけでかなり前のものであると分かるほどだ。
それでもなお色褪せないこの店の雰囲気、これこそ伝統と呼ぶべきものだろう。
「子供って『ホームスクーリング』で育てるんだよね?」
「基本的にはな。外にも連れていくし、色んなことを経験させる。最低限の教養は身につけさせておきたいな。要は学校と同じかそれ以上の教育ができるのであれば別に行く必要はないと思ってるし、吉樹の子供たちとどんな差がつくのかが楽しみだ」
「あず君の本読んだんだけど、なんか納得いかないんだよねー」
「私も学校には行かせるべきだと思います」
みんなが言っている本とは『社畜養成工場』という2016年に出版した本である。
学校が何のために生まれ、どんな人間を量産してきたのかという部分から、今の時代と何故噛み合わないのかが詳細に書かれている。もちろん炎上した。教育関係者からは批判の的になったが、僕には譲る気なんて微塵もなかった。臆病で1人では何もできず、起業したがらずに安定ばかりを願い、自我がない日本人は学校によって作られてきたことを発表した。しかもその前年には、文科省が行き過ぎた教育の非を認めていたこともあり、この本の出版を皮切りに、不登校児が段々と増えていったのだ。
あんな所に通ったら、自我が腐り、学歴や就職に依存した人間になってしまうが、学歴も就職も守ってはくれない。むしろそれらに依存せずとも力強く生きていける人間を育てるべきなのだ。多くの親はあの悪魔の洗脳のせいで育てる力さえ失った。その結果が施設に溢れ返っている連中だ。その内の1人がこっちに気づかないままテーブル席に座っている。未だに就職を決められないまま燻っている様子。
全く似合っていないヨレヨレのスーツ姿にボサボサの頭、あからさまに生気が抜けきった顔、何かを目指そうという気力さえ感じられない。あいつが面接なんて行けば、まず落とされるだろうな。
「あれが教育の成果だ」
「あず君、失礼ですよ」
「花音、君も昔はあんな状態だったろ。認めたくない気持ちは分かるけど、ああいう無気力でやりたいことが分からない若者を量産してきたのは、間違いなくこの国だ。国を信用できないから、自分の周囲だけでも教育をアップデートしようってわけだ。学校に引き摺り込んで不才になっても、どうせ誰も責任を取らないんだし、僕はそれでいいと思ってる」
「あず君のやり方で子供が不才になったら、あず君が責任を取るわけだ」
「うん。でも不才にはさせない。あいつらの方が間違ってるってことを証明してやるよ」
あいつらを超えるのは簡単だ。好奇心を失わず、やりたいことに没頭しているだけでいい。
できるかできないかじゃない。やるかやらないかだ。少なくとも、学校が必要だと思っている雑魚には負ける気がしない。今の時代に通学することが如何に愚かなことか、ハッキリと思い知らせてやる。
「まっ、自分の子育てに責任を取れるんなら別にいいけど」
「集団生活がいらないっていうところが、いかにもあず君らしいね」
「別に社会性なんて鍛える必要ねえだろ。あれは嫌な奴とつるまされることになった時に、初めて必要になるスキルだ。接客だって会話が成立してれば、それで何とかなるし、昔だったら嫌な奴と同じ班になったり、同じ部署になったりして、共存しないといけなかったけど、今だったらブロックすれば終わりだ。学校でやってる勉強は、社会に出た後でほとんど活かされることはない。それを分かってて子供を通学させるなんて、虐待もいいとこだ。スクールハラスメントと言ってもいい」
「勉強はネットでできるにしても、パソコンがない家はどうするの?」
「中流層以上の家は子供はスマホを与えておしまい。貧困層の家は教師や同級生の言うことに無理につき合わなくていいように釘を刺した上で通学させて、パソコンが買えるようになったら、子供の動向を見てからホームスクーリングに移行するでいいんじゃねえか?」
僕みたいに学校が合わず、PTSDを発症してしまう子供もいる。
子供たちが少しでも生きやすいようにするには、今の世の中に対して馬鹿げていると思いっきり言ってやることだ。少なくとも、集団生活が苦手な子供はとっととフェードアウトさせてやるべきだ。
みんなで1箇所に集まって一緒にやるような仕事なんて、これからどんどん減っていくわけだし。
「脱サラ時代の次は脱学校時代か」
「これからは学歴もサラリーマンみたいな仕事も価値が下がっていくから、自力で生きられる人間になる必要があるってことだけ知っていれば、それで十分だ」
「なんか今まで信じてきたことが全部否定された気分」
「でもあず君が言うんだから、きっと間違いないんだよね」
「現状を説明しているだけだ。自分の周りだけでも、それなりの解決手段を用意して手を打っていこうってわけだ。子供に必要なのは生きる力であって、学校じゃない」
子供が生まれた以上、責任を持って育ててやるさ。
生きる力を失わせるような施設にぶち込むのは、それこそ育児放棄と言っていい。
どうせ責任を取れないなら、自由にやらせろよって話だ。義務教育は既に敗北している。それは澄んだ目を持った者たちにとっては火を見るよりも明らかだ。おかしな常識に振り回されるのは、僕の代で最後にさせてもらう。好奇心を潰さず、生きる力を伸ばすことにフォーカスすればいい。
一度伊織のパターンで成功しているし、何かに没頭している時の集中力や暗記力は物凄く高い。勉強ができない子供でも、アニメやゲームのキャラクターの名前とかはたくさん覚えていたりする。
それが理解できない頭の悪い大人たちが、通学を事実上の義務として、子供たちにこれでもかと押しつけている。何とも嘆かわしい。そりゃ少子化にもなるわな。バリスタオリンピックでの裏話も色々と話したが、こっちの方が大いに盛り上がった。それだけうちの魅力を伝えられた証なのかもしれない。
日が沈む前にコーヒーを飲み、僕らは金華珈琲を後にするのだった。
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