196杯目「好敵手とのリベンジマッチ」
運命の準決勝3戦目が始まろうとしていた。
正直に言えば、連勝記録なんてどうでもいい。
全力で戦って負けるなら文句はないが、負ける気など毛頭ない。いつだって目の前の戦いに没頭してきた。このギリギリの状況を楽しんでいる自分がいる。みんなの注目を集めているからじゃない。自分と同じ分野を究めた者たちとの頂上決戦が心底楽しいのだ。
負けるよりも自分の強さを示せる場所がない方がずっと怖い。
人生そのものに意味はない。だがそれに意味を見出そうとするのが人間なのかもしれない。
「それでは3戦目、よーい、スタートッ!」
僕とベネディクトが歓声と共に動き出す。まるで決勝のような盛り上がりだ。課題であるカフェオレを作るにあたり、昔自分が飲んでいたものをアレンジしたカフェオレを作ろうと思った。
ここにアーモンドミルクはない。ずっと頭の片隅に温めていたカフェオレを今解放しよう。
カフェオレはホットでもアイスでも問題ない。というか温度自体特に規定されていない。僕は少しばかり温かさを残したぬるめのカフェオレを作った。熱めのエスプレッソ、冷えた牛乳、メープルシロップを絶妙な比率で投入して掻き混ぜていく。手でコップを触りながら温度を確認し、最も人が飲みやすいぬるさに到達すると、そこで投入をやめた。ベネディクトより少し遅れてジャッジに提供する。
審査が始まると、3人のジャッジは甲乙つけがたい表情で両方のコップに入ったカフェオレを飲んでいった。別のカフェオレを飲む時は水で味覚をリセットしてから行う。ベネディクトのカフェオレはホットで色が濃い目のドリンクだ。牛乳の比率を下げることでコーヒーの味を感じやすい。
なかなか終わらない審査に会場がざわつき始め、司会者もジャッジに確認を取る始末だ。
しばらくして司会者がステージ上の定位置へと戻ってくる。
「少し長引きましたが、審査の方が終わったようです。それではフラッグを上げてください」
ジャッジは後ろ向きのまま、サッとフラッグを上げた。
赤のフラッグが3本上がっている。
「決勝進出を決めたのは、アズサーハーヅーキー!」
いつの間にかガッツポーズを決めていた。ベネディクトは目を瞑りながら顔に手を当てた。
あれだけ審査が長引いたんだ。間一髪の差だったかもしれない。
「えー、先ほどジャッジの皆さんが迷っていたのは、片方のコーヒーがホットでもアイスでもなかったからです。ルール上は飲める温度であれば問題ありませんが、ホットかアイスかで判定をしようとしていたために長引いたとのことです。説明してもらってもよろしいでしょうか?」
司会者が僕の口元にマイクを近づけた。
マイクを手に取ると、ぬるいカフェオレの解説をすることに。
「僕のカフェオレは人が最も飲みやすい温度を計算して作った。カフェオレは一息吐いてもう一踏ん張りする時にうってつけのコーヒーだ。だから腹を冷やしたり、猫舌を刺激したりすることもないよう、色から温度に至るまで、白黒つけないカフェオレにした」
「バリスタオリンピックの時もそうですが、本当に型破りなコーヒーでした。飲む人の気持ちを第一に考えたアズサのカフェオレが決勝進出を決めました。皆さん、大健闘した2人に拍手をお願いします」
会場から惜しみのない拍手が喝采する。客席の奥の方にいた伊織と目が合った。彼女に少しでもトップバリスタとしてのお手本を示せていれば幸いだ。
決勝の相手は英国紳士のような立ち振る舞いが特徴の髭を生やしたイギリス人だ。
苦戦するかと思いきや、呆気なく2連勝を飾り勝利した。準決勝が最も厳しい戦いだった。困難を乗り越えた僕に怖いものはなかった。ベネディクトが3位決定戦を制してから数分後のことだった。
「コーヒーグランプリマスターズワールドチャンピオンシップ優勝は、アズサーハーヅーキー!」
拍手と歓声に包まれ優勝した。表彰台の1番高い所に闊歩しながら乗り、地球儀をモチーフとした黄金に輝くトロフィーを受け取ると、腕を上に伸ばしながらトロフィーを天高く掲げた。
隣には決勝で戦った相手とベネディクトの2人が並んでいる。
「お前には負けたよ」
「あんたも良い腕だったぜ。以前より進歩していた」
「分かっていればそれでいい」
本当に負けず嫌いだな。まあでも、その気持ちは分からんでもない。
落ち着いてから伊織と共に会場を後にする。
「優勝おめでとうございます」
「ありがとう。やっぱ優勝って良いもんだな」
「あず君の強さは健在ですね。私もバリスタ競技会に出たくなってきました。今度はあの緊張感をステージの上で味わってみたいです」
「伊織にもできる。僕ができたんだから」
ずっと僕のそばで競技を見てきた伊織なら……。
伊織が聞くと、純粋な笑顔で僕に笑いかけた。
「あとどれくらいここにいるんですか?」
「数日くらいかな。まだやり残したことがある。帰ってもいいけど、どうする?」
「私も残ります。レストランラベンダーを再建するお手伝いをさせてください。料理の味の改善とホテルの復活が課題なんですよね?」
「うん。とりあえずメモを置いて帰って、後はジェフたちに委ねる」
「あず君が改革するんじゃないんですか?」
「ジェフたちにその気がないと、改革なんて意味ねえよ。本気で変わろうという意識がないと、どんなに手を貸したって何も変わらない」
彼らが経営学の何たるかも知らないまま、店舗だけを継いだのがよく分かる。創業者の代ではどうにかなっていたのが次の代で経営がピンチになるのはよくある話だ。長く続いている会社は継続的に有能な経営者を育てる仕組みが整っている。誰が経営者になるかよりも仕組みの方が圧倒的に大事だ。
会社が創業者の代で潰れるのは、稼ぐとか以前に仕組みに不備があるからだ。
有能な人間がうまく育つ仕組みさえ作れれば勝ちだ。会社の寿命自体が段々と短くなっている。現代人にとって、会社は架空の貯金箱のような感覚なのかもしれない。
「なかなか動かない人たちを動かすために影響力を持ったんですから、きっと大丈夫ですよ」
「だといいけど、あの様子だと、先が思いやられるな」
料理人たちは全然やる気ないみたいだし、みんなが今のままでいいと宣言しようものなら、唯には残念な報告をしないといけなくなる。店が潰れたらアパートでの生活になるとは言っても、本当にそれでいいのだろうか。ジェフも咲さんももうすぐ老人だ。年金で生活はできるんだろうけど、その話をしていた時の2人に笑顔は全くなかった。そう思っていたが……。
「あず君、優勝おめでとう。イギリス勢以外で初の優勝があず君で良かった」
「流石は唯が見込んだだけあるね」
ジェフたちは僕の祝勝会も兼ねて盛大に祝うようだ。
何度目の祝勝会だろうか。僕にはこれが日常になりつつある。来ている客たちからもお祝いの言葉をたくさん貰った。優勝を祝う言葉を聞くと、大会が終わったんだとようやく感じる頃だ。
キッチンからはイアンとリチャードもやってくる。
「アズサ、君は本当に凄いな」
「ああ、全くだ。いつも俺たちを驚かせてくれる。あれから考えたんだけどさ、俺たち、今までずっといい加減に仕事をしていたって気づかされたよ」
「アズサが真剣に競技をしている姿を見て考えが変わった。本気になれない奴が、人生うまくいくわけないよな。だからこれからは本気で仕事をやる」
2人の言葉を聞いた時、僕は安心したのが分かるくらいの笑みを浮かべた。
2人のやる気を引き出せただけでも大会に出る意味があった。僕が再びロンドンにまで訪れたのは、レストランラベンダーの運命を変えるためであると知った。
唯がこの大会を僕に勧めたのは、このためだったのかもしれない。
「――分かりゃいいんだよ」
こうして、レストランラベンダー復興計画が始まった。
祝勝会をそっちのけにし、どうすればこの店を再建できるのかをひたすら語り合った。
次々と出てくるアイデアを前に、ジェフも咲さんも大慌てだ。僕らが真剣に店を再建しようとしていることが伝わると、ジェフと咲さんもその気になってくれた。店が生まれ変わる機会があるとすれば、今しかないと言わんばかりにアイデアを出し合った。近くに座っていた客が僕らの話の内容を知ると、客までもが意見を出してくれた。今まで言えなかった苦情や改善点なんかも言ってくれた。席に着きながら笑顔で意見を出し合うこの光景は、見ていてとても感慨深いものがあった。
ここまで店側と客側が一体化している店があっただろうか。
「まずは料理の質を上げて、2階と3階をホテルとして使って、ここにしかない名物を置けば、レストランラベンダーは復活できるわけか」
「最初は赤字が続くと思うけど、軌道に乗れば徐々に客が来て黒字を記録するようになる。それまでは辛抱強く耐え続けてくれ。結果は必ずついてくる」
僕の意見がおおよそ通る形となり、他の人のアイデアもいくつか採用されることに。特に通したかったアイデアは、業務用ビールサーバーを置くことだ。
ドリンクは原価率が低く、注文が入れば入るほど得をする。ただでさえ人件費が高いため、1人あたりの負担を減らし、原価率を少しでも下げようと考えた。幸いここはパブとしての色も強い。
ここのテレビで代表の試合を見ながらビールを飲みたい人も多いはずだ――。
「まっ、そんなわけで、色々大変だったわけよ」
「あず君を行かせたのは正解だったようですね」
あれから数日後、僕と伊織は日本に帰国し、再び日常らしくもない日常へと戻っていった。
唯と一緒に風呂に入りながら、1週間滞在し続けたロンドンでの出来事を土産話として語り続けていたのだ。誰かに土産話をするのは楽しい。思い出を共有しつつ、もう一度体験できる。客観的な目で自分の言動を見直せるのもいい。まるで感想戦のような感覚である。
「僕だったら何とかできるって思ったんだろ?」
「はい。あず君の活躍が見たいのもありましたけど、どうしてもお父さんとお母さんを助けたかったんです。あず君にはバレちゃってましたね」
「ジェフに僕を頼るように言ったのも唯だろ?」
「はい。直接言っても反対すると思いましたし、大方売り上げが悪いようなら岐阜に連れて来ようと考えると思ったので、まずは現地まで行かせてから判断するよう仕向けちゃいました。あず君、私の故郷を守ってくれて……本当に感謝してます」
唯は僕に擦り寄ってくると共に、彼女から漂う花のような良い香りが鼻の中を吹き抜けていく。
香りだけでシャンプーの種類を変えたのがすぐに分かった。
回りくどいやり方だけど、家族想いなところは僕的に惚れポイントだ。
「親を助けてほしいならそう言えばいいのに」
「じゃあ次からはそうさせてもらいます」
「でもまだ助かったわけじゃねえぞ。助かるためにはいくつかの試練を乗り越える必要がある。経営状況を聞かせてもらったけど、かなりの赤字を抱えているみたいだからな。あれじゃ黒字に戻すのに5年はかかると思う。でもジェフたちだったらできる」
「あず君の復興案は通ったみたいですね。それにしても……ふふっ」
「何がおかしいわけ?」
「祝勝会そっちのけで復興案を考えるなんて、いつものあず君みたいで笑えてきちゃいました」
「祝勝会は嬉しいけど、もう飽きたからな」
「美羽さんの影響ですね。あず君はどこに行ってもあず君なのが分かって、ホッとしました」
「国によって人格使い分けてる奴なんているのか?」
少しばかり皮肉を込めて言った。どんなに環境が変わろうと、根本的な性格は変わらない。唯の明るい太陽のような笑顔の尊さ、風に揺れる小さな花のような可愛さがどこへ行こうと変わらないように。
「いますよ。外国に行くと警戒心が強くなるものです。でもあず君はどこに行ってもあず君ですから」
「1つ良いことを教えてやる」
「……何ですか?」
「僕はいつも警戒してる」
家にいる時以外は……な。どこでも同じ態度なのは変わらない。
だがそんな僕にも安心できる時はある――こうして家族と一緒にいる時だ。
「ふふっ、あはははは!」
唯はただでさえ声が響きやすい風呂で叫ぶように笑い始めた。声が僕の耳にキーンと響いてくる。
頼むから落ち着きを取り戻してくれ。マジで頭にキーンとくるからっ!
「――んっ!」
僕は唯の口を塞ぐようにキスを交わした。唯はキスを受け止め、すっかりと冷静さを取り戻すと共に抱きついてくる。体を重ねている時が1番落ち着く。まるで母なる大地へ戻ってきたかのようだ。
僕らは一夏の思い出を語りながら、日々を過ごしていくのだった――。
8月下旬、僕の元に小夜子がやってくる。
顔は何かを悩んでいそうな表情で斜め下を向いている。いつものようにエスプレッソをタブレットで注文すると、ため息を吐きながらカウンター席のテーブルに突っ伏している。
「何かあったんですか?」
困っている様子を察した伊織が小夜子に尋ねた。
「私の同級生が施設で就労訓練してるんだけどね、全然うまくいってないんだって」
「就職ってそんなに難しいんですか?」
「どっちかって言うと、本人の問題だろ」
まっ、誰なのかはおおよそ見当がついてるけどな。
小夜子が言うには、岩畑はかなり昔に10社以上の企業を受けて全部落ちているらしい。そりゃそうだよな。確かあいつは高校を出てしばらく工場で働いた後、ずっとニートしてたもんな。
僕だってあんな奴、絶対雇いたくねえよ。
「あず君、一度会って事情を聞いてあげてくれないかな?」
「何で僕がそんなことを?」
いかにも嫌そうな顔で言った。でも無敵の人になられても困るしなぁ~。
「あず君にだったら事情を話してくれると思ってね。相談に乗ってあげてくれないかな?」
「――相談に乗るだけだぞ」
「分かった。じゃあ呼んでくるから待ってて。ここにバッグ置いとくから」
小夜子が言うと、人質としてバッグを置いて外に出た。
まさかとは思うが、外で待たせてるんじゃないだろうな?
外を見てみれば、本当にそうだった。小夜子に誘導される形で岩畑が入ってくる。小夜子の美容院で会った時に感じたが、学生時代のような力強さはない。あの頃よりも太っていて、生命力がなくてモテそうにない。服装は短パンにTシャツ、高級カフェを謳っているうちにとっては場違いと言っていい。
「久しぶりだな」
「僕に相談がしたいなら、小夜子を頼らなくてもいいと思うけど」
「美濃羽くらいしか相談できる相手がいないんだよ。そしたら葉月に相談することを勧められて、一緒にここまで来てくれたんだよ」
「相談しに来るなら1人で来たらどうなの?」
「道を知らなかったんだよ」
「今はインターネットがあるだろ。スマホもないの?」
「……」
誰かと一緒じゃないと訪問すらできねえのかよ。人生相談とは言っても、就労訓練をしている相手に対しては、対人関係が苦手なら自宅でもできるビジネスを探せとしか言いようがない。
既に答えの決まっている相談を受け付ける意味があるのだろうか。
「ほーら、早く話したら」
「あ、ああ。実は俺、最近施設の指導員から濡れ衣を着せられたんだよ」
「濡れ衣?」
「俺以外にも体験で来てる人が何人かいるんだけどさ、その内の1人に対して殴る素振りを見せたから謝罪しろとか言い出して、解決できないなら、もう来るなって言うんだよ」
「じゃあ行かなきゃいいじゃん」
「あのなー、急に失踪したら、それこそやったって認めることになるだろ」
「なるほど」
岩畑が言うには、施設に5年も世話になっているらしい。
訓練生になることはなく、ネットサーフィンをするためだけに来ているんだとか。つまりこれ以上居座られたら困るから、些細な理由を盾に追放しようとしているように思える。素直にやめればいいだけの話だが、こいつは世間体を気にするタイプだ。疑いをかけられたまま引き下がる気はないらしい。
「それはどれくらい前の話だ?」
「1年前の7月くらいって言ってた」
「はぁ!?」
思わずパックリと口を開けた。最近の出来事かと思いきや、1年も前の話って。
「怪我はさせてないんだろ?」
「当たり前だろ。しかもそいつが怯えてしまってるなんて言ってたけど、あの時期だったら普通に毎日来てたし、本当に怯えてたら来れないって。こういうことがあるから人と一緒に仕事をするのは嫌なんだよ。どうせどこ行ったって同じだ。どこに行っても絶対嫌な奴がいる。仕事なんてくだらねえよ」
岩畑が不貞腐れた顔で言った。僕の怒りのボルテージが上がっていく。
何だよそれ。働く気もないくせに、遊びに行ってるだけの奴が仕事を語るなんざ片腹痛いわ!
「……仕事も満足にやったことねえ奴がよくそんな口叩けるな」
「みんな労働基準法もロクに守らねえくせに、人には働けって言うんだぞ」
「仕事がくだらねえって言うなら、一度くらい死に物狂いでやってみろよ。それで何の成果も残せなかったり、人に足引っ張られてできなかったっていうなら、誰も文句は言わねえよ」
岩畑を睨みつけながら言った。何だか汗が出てきた。何でこんなに熱くなってんだろ。
仕事がくだらねえって言われた時、何だか今までの頑張りを否定されたような気がしたのだ。まるで現場を知らない上層部、もっと利益出せよと言われている気分だ。
テキトーに理由をつけて断るか。今は無理に就職するような時代じゃないし。
「あの、ちょっといいですか?」
伊織がカウンター席と対面する場所から岩畑に向かって恐る恐る訪ねた。野球をやっていただけあって迫力がある。こうして2人を見ていると、いい歳した父親と娘みたいに見える。
「どうかしたか?」
「確かに仕事をしていれば、気に入らないこともあるかもしれません。でもそういう時はやる気を試されているものだと思って奮闘するようにしています。この前初めて大会に出た時、葉月珈琲のバリスタなのに期待外れって観客に言われた時は、正直ショックでした。でも悔しさが込み上げてきた後、絶対に見返してやるっていう気持ちが湧いてきて、逆にやる気が高まったんです」
「何でそう思えるわけ?」
「それが、私にも分からないんです。でもあず君を見ていると、ちょっとやそっとの困難が全然大したことないって思えてくるんです」
伊織の言い分に理屈なんてものはなかった。でも、何も間違ったことは言っていない。
岩畑は伊織の言い分を真剣な目つきで聞いていた。しかも伊織が何かを訴えたそうな目でこっちを見ている。どうやら彼女も母性を擽られたみたいだ。
はぁ~、しょうがねぇなぁ~。
「……今度そいつに会わせてくれるか?」
「別にいいけど、濡れ衣を晴らしてくれるのか?」
「晴らせるかどうかはともかく、問題の解消くらいはできる」
「……分かった」
何だか嫌な依頼を受けちまったなー。
でも受けちまったもんは仕方ねえ。こいつはまだまだ仕事の楽しさや奥深さを知らない。仕事をくだらないと言っていいのは、死に物狂いで仕事をやり抜いた奴だけだ。
理不尽はつきものだが、それを乗り越えれば成長は保証される。理不尽なんて試練だと思えばいい。理不尽に対する怒りなんて、エネルギーに変えてしまえ。
困難の先には、必ず希望が待っているのだから。
気に入っていただければブクマや評価をお願いします。
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