186杯目「修行の成果」
3月中旬、JHDC大阪予選の日がやってくる。
伊織のデビューが楽しみで仕方がない。当然のように同行する。トーナメント戦であるため、決勝進出しているかどうかは通達を聞くまでもなくすぐに分かる。
2人きりでタクシーに乗り、大阪まで赴いたが、大会だというのに、何だかピクニックにでも行っているような気分だ。それはきっと、僕が競技者という立場にいないからだ。サポーターも参加者だってのに無責任なもんだと自分でも思う。唯も僕のサポーターだった時はこんな気分だったのだろうか。
予選は各ブロックで最大16人ずつのトーナメント形式のドリップ競技。抽出Aと抽出Bをこなし、対戦相手よりも高いスコアを出せば勝ち抜きであり、最大3回戦まで行う。抽出Aは150ミリリットルから200ミリリットル、抽出Bは300ミリリットルから400ミリリットルの抽出を行う。サーバーに水や熱湯を残してはいけないルールであるため、かなり正確な抽出技術を要求される。
「何だか緊張してきました」
伊織が僕の左隣の席から可愛い顔を向けて話しかけてくる。
「僕も初めて大会に出た時は緊張したなぁ~」
ふと、ヴェネツィアでの出来事を思い出す。あれからもう10年か。あの時の僕は、自分がバリスタオリンピックチャンピオンに君臨しているなんて、思ってもいなかっただろうな。
「そうなんですか?」
「ああ、最初はドキドキして胸がはち切れそうになる。でもいざ競技が始まると、ドキドキがワクワクに変わってる。心配はいらねえよ」
「あず君は外国に行ったんでしたっけ?」
「最初はヴェネツィアまで行ったな。その時までは大会に出ることになるなんて思いもしなかったし、出るならもっと先だと思ってた。丁度伊織と同じ16歳での大会デビューだった。あそこから僕のバリスタ競技者としての人生が始まったわけだ」
「その話、もっと聞かせていただけませんか?」
「そうだな。予選突破したら聞かせてやるよ」
「それまではお預けですか」
伊織はすぐに強請ることをやめ、大会集中モードに戻っていた。
この切り替えの早さ、緊張を抑え込むプレッシャーコントロール、本当に16歳か?
日本人の奴らに伊織の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。あっ、伊織も日本人だった。伊織だったらこの大会を早くも制覇できるかもしれない。サポーターとは言っても、大会用の備品は基本的に運営持ちであるため、僕がしてやれることはほとんどない。精々本番前に緊張をほぐしてやることくらいだ。
コーヒーも水も用意する必要がなく全員同じものを使う。予選から決勝まで全て公式焙煎豆だ。条件が一緒なら差別化できるポイントは抽出技術のみだ。
JBrCのペーパードリップ限定版だと思っていたけど、案外面白そうなルールで何より。抽出している時は伊織1人だ。終わったらすぐに審査が始まり、少し後にどっちが勝ったかを発表される。この作業を何度も繰り返していき、最後までステージに立っていれば決勝進出だ。僕は待っている間、ずっとカフェ巡りをしながらひたすら暇潰しだ。
伊織からはなかなかメールが来ない。長引いているということは、勝ち残っているということだ。
そして――。
「あず君っ! 私やりました! 決勝進出です!」
しばらくして意気揚々と満面の笑顔を振り撒いている伊織が会場の出口から出てきた。
出てきた瞬間に分かった。どうにか5月に行われる決勝へと駒を進めたようだった。初めての抽出は緊張しただろう。だがその笑顔からは自信が滲み出ていた。どうやらドキドキがワクワクに変わったらしく、多くのバリスタと知り合った。決勝は18人が参加し、最もスコアの高い者が優勝だ。上位6位から賞状が貰えるが、うちは最初から頂点しか目指していない。
大阪土産を買った帰りのタクシーの中では、僕の肩に頭を凭れさせながらスヤスヤと眠っている伊織の姿がある。楽しみにしていたはずの僕の武勇伝は聞かず仕舞いだ。
今度聞いてきた時にでも話してやるか。
伊織を家に届けた後で帰宅する。
「伊織ちゃん凄いですね」
この日の夜、僕は唯と一緒に床に就きながら伊織の話をする。
「まっ、あれくらいは当然だ」
「私はもっと褒めてもいいと思いますよ。16歳で結果を残せる人の方が少ないんですから」
「そうでもないぞ。伊織は10代前半からバリスタ修行をしてたからな。小学校の時に将来の夢なんて書かされるけど、やりたいことは将来に取っておかずに、やりたいと思った時点でやればいい。他の人はまんまと大人の言うことを真に受けて取っておくけどさ、できるようになった時には、もうやりたいことじゃなくなっている奴の多いこと多いこと。興味を持った時点でやり込んでいれば、10代後半から差をつけることができるってのに」
「それ、あず君の経験でもありますよね」
「そりゃそうだけど、今僕以外の人によって証明されつつある。僕じゃなくてもできるってことがな」
10代から化けるのは、何も特別なことじゃない。
本当は僕でなくてもできることだ。でもほとんどの人は、将来使うことのない学業に追われてやろうとはしない。ああいう連中は20代を迎えてから本気を出す。
でもそれだと、物心がついた時から本気で取り組んでいる人にはまず勝てない。簡単な理屈だ。
それを知ってもなお、あいつらは10代の若さでオリンピックとかに出るような人たちを天才と呼び続けるのだろうか。僕には到底できないな。誰かを天才と呼んだ時点で、自分は凡人だと認めたようなものである。限界は時間が教えてくれる……自分で限界を決める必要はないのだ。
「お兄ちゃんは過大評価も過小評価もしない人だから、多分その評価は正しいよ」
璃子が部屋の扉を開けて入ってくる。話が聞こえたらしい。
「璃子さん」
「今だったらお兄ちゃんの気持ち、分かる気がする。私は大会で金賞を取れない日がずっと続いてたから分かるけど、一度世界一を取っただけで、若き天才って言われるようになって……みーんな年齢と結果しか見ないんだなってことがよーく分かった」
「……そうなんですね」
唯はようやく気づいた。自分が誰かを天才と呼ぶことで、自分の才能を半ば諦めかけていたことに。
それが彼女の才能を押し留めている。しかも子育てをしながらのバリスタ競技は過酷だ。
唯については面と向かって結果を出せとは言えない。
「だから今は焦らないで、子育てに集中してもいいと思うぞ」
「いえ、私、子育てもバリスタ競技も頑張ります。どこまでできるか分かりませんけど、世界一のバリスタのパートナーが、子育てに甘えて他のことを頑張らないのも違う気がするので」
「子育てしながら仕事もする時代だけど、無理して倒れるのだけは勘弁だぞ」
「お兄ちゃんはもっと働こうね。最近ずっとジェズヴェばっかりだし」
「いいんだよ。僕にも大会があるからな」
僕とて決して暇なわけではない。6月の大会に向けてジェズヴェを必死に学習している最中だ。以前おじいちゃんが使っていたのを見様見真似で使ってみたことはあるけど、あの時はそこまでうまくできなかった。しかも当時の僕が知っている中で、他に使っている人が全然いなかった。
マイナーな抽出器具の最たる例だ。
僕が宣伝したことでジェズヴェの売り上げは上がったが、究めようとする猛者は少ないだろう。
翌日、営業開始前になると、いつものように全員が揃った。
「伊織ちゃん、聞いたよー。予選突破したんだってねー」
「初大会で決勝進出は凄いです」
「ありがとうございます。緊張しましたけど、コーヒーを淹れていたら、何だかいつもの自分が戻ってきたんです。それに仲の良い友達もできました」
伊織が大会での様子を笑顔で語っている。
彼女の言葉を借りるのであれば、決勝に進めたことも嬉しいけど、それ以上にコーヒーを通して友達ができたことの方が嬉しいと言っているように聞こえる。コーヒー繋がりの友達か。コーヒーがきっかけで知り合った人はたくさんいるけど、友達がいるかと言われれば答えはノーだ。友達がいない人は同調圧力に屈しなかった人だ。でも僕の場合はそれだけじゃない。長い間心を閉ざして生きてきた。恋人がいるとはいえ、身内以外で何でも言い合える相手がいないのは、選択の代償なのかも。
「あたしも初めてパティシエの友達ができた時は嬉しかったなー」
「優子は1人でも平気なイメージあったけどな」
「酷ーい、あたし友達がいないと寂しくて死んじゃうー」
「兎かよ。友達か……僕は友達がいなかったからさ、友達がいるっていう感覚が分からないんだよなー」
「あず君は人を寄せつけなかっただけでしょ。もっと自分から心を開けばできるよ」
「無理して作るもんでもねえだろ」
「ほーら、そーゆーとこだよ」
璃子も優子もジト目で僕を見つめながら呆れている。
伊織はどう反応していいのか分からない顔だ。
彼女は早くも決勝に向けた練習を始めていた。何も指示しなくても自主的に準備ができる子になっているのは喜ばしいことだ。うちで営業をする時も、真っ先にうちへやってきては掃除をし始める。これは学校教育による成果ではない。彼女が元々綺麗好きだったというだけだ。
ほとんどの人は学生を卒業してからはあまり掃除などをしなくなる。牛乳だって飲まないし、運動もしない。皮肉なことに、みんな強制されたものを嫌いになっている。
「伊織ちゃん、何してるの?」
璃子が何やら疑問を感じた様子で伊織に話しかけた。
唯は産休のために2階にいる。スタッフの数がいつもより少ない。
料理とスイーツを必要最低限にして分業化をなくした。とはいえ基本的にやることはそこまで変わってはいなかった。唯が産休を取っている間、璃子を駆り出せるようになったのは改革の利点だ。
「決勝は10分間のプレゼンです。10分以内に3杯のコーヒーを淹れて提供するんですけど、その内コーヒーの抽出がどれくらいかかるのかを測ってるんです」
「それはいいけど、もうすぐ開店だよ」
「いいんだ。客用のコーヒーは僕と璃子が淹れる。伊織はそのまま続けて」
「はい」
伊織はドリッパーと睨めっこをしており、抽出時間を測りながら返事をする。
本人がやりたがっている時に止めるようなマネをするから好奇心が削がれていくわけで、やっぱ集中したい時にやめさせられたらやる気なくすからな。うちには時間割はないし、無理矢理スイッチを切られることもない。集中したい時に集中できる。これが実力を向上させていく上で必須なのだ。
そもそも大半の人は自習ができるのだから、何を学び、どう生きるかは本人任せでいい。何でもかんでも大人が規定するから、期待に応えようと無理をして、結果的に魂と知性の抜け殻と化してしまう。
うちの会社から、あんなポンコツみたいな奴を輩出した日には社長を辞めるまである。
やりたいことが分からない人間を作った時点で、人を育てる才能はない。
「大会で使うコーヒーって、決まってるんだよね?」
「はい。使うコーヒーはみんな一緒なので、コーヒーの説明をしても意味がないと思いました。事前配布された豆ではなく淹れ方を工夫して、より美味しいコーヒーを抽出する方向でプレゼンしようかと」
なるほど、そこに気づくか。流石は伊織だ。僕も本質に気づくのに時間はかからなかったけど、やはり僕が見込んだだけのことはある。分かるべきことが分かる子だ。
WBrCと違うところは豆を選べない点だ。自分の好きな豆をプレゼンできない。だったら豆とは関係のないところ、つまり淹れる時の工夫で勝負するしかない。自由度が低い分、シンプルに抽出技術のうまさだけが問われている。僕の影響なのか、言語は問わないみたいだが、世界大会がない大会に出るのは抵抗あるし、ドリップコーヒーの頂点ならもう究めてるし、何だか2週目をプレイするみたいで、いまいちやる気が出ない。どうせなら違う分野の大会に出たい。ジェズヴェの大会を選んだのもそれが理由だ。一度攻略した部類の大会には挑まない。完璧ではなく、完了でいいのだ。
「伊織、この前うちに来てた島塚って奴いるだろ」
「はい。確か2014年JHDCのチャンピオンですよね」
「JHDCのことなら、僕よりも島塚の方が詳しいだろうから、一度島塚からアドバイスでも貰った方がいいんじゃないか?」
「それもそうですね。せっかくチャンピオン経験のある人が近くにいるんですから、アドバンテージを活かさない手はないですね」
夕刻、店が終わる前に伊織と葉月商店街へと赴いた。
店が終わってからだと伊織の帰る時間になってしまうし、何より島塚が帰ってしまう可能性がある。一応スマホで親父に島塚がいることも確認済みだ。
葉月ローストに行くと、僕はそこで2人のスタッフらしき連中に出迎えられた。
周囲の客は僕をジロジロ見ながらざわついている。
なんか2人増えてるぞ。ということは美羽が派遣してくれたのかな。
「いらっしゃいませ。また来てくれたんですね」
「随分賑やかになったな」
「あず君が生まれ育った場所ですからね。みんなあず君の話で盛り上がってましたよ」
「「!」」
伊織と葉月珈琲のスタッフの1人が、お互いの姿を見て目を見開いた。
「伊織ちゃん?」
「佐奈さん」
「知り合いか?」
「はい。昨日大阪予選で会った佐奈さんです」
「初めまして。あたし、佐奈桃花っていいます。桃花って呼んでください。今は穂岐山珈琲にいるんですけど、美羽さんから勧められて葉月珈琲へ転職希望なんです。今からお伺いする予定だったんですけど、赴く手間が省けました」
美羽がメールで意気揚々と2人のバリスタを送り込んだと言っていたが、桃花ともう1人の陰キャっぽい青年か。桃花は立派に可愛い制服を着こなしているポニーテールで茶髪の女だ。スラッとした長身のモデル体型で人当たりが良く、接客向きだ。そして何より……でかい。
「ほーら、あんたも紹介したら?」
「あっ、はい。えっと、各務陽向っていいます。陽向と呼んでください。桃花さんと同じく穂岐山珈琲所属ですが、今は転職希望です」
陽向は肩につくくらいの髪の長さで自信なさげな中性顔。緊張気味で愛想はあまり良くないが、美羽が勧めるということは、バリスタとしての腕は立つんだろう。明らかに職人向きだ。
「伊織ちゃんって、本当に葉月珈琲の人だったんだー。どうりで強いわけだー」
「あず君のお陰ですよ。修行の成果が出たんだと思います」
「じゃあ昨日桃花さんが負けた相手というのは?」
「うん。伊織ちゃんなの」
桃花が少しばかり落ち込んだ顔で言った。
「親父、まさかとは思うけど、僕の断りもなしにこの2人を雇ったってのか?」
「いや、まだ雇ってはいないけど、どこまでうちの業務ができるか試してる」
「働かせた分はちゃんと賃金払えよ」
「それなら大丈夫です。あたしたちは今日限定のボランティアなので、お金は結構です。ここが気に入ったら、転職させてもらおうかなって思います」
「……ならいいけど、何でうちに来ようと思ったの?」
「穂岐山珈琲に入ったまでは良かったんですけど、育成部上位の人でないと、大会に出場することもできないんです。今回は国内のみの大会なので、無事に出場できたんですけど、予選落ちでした」
おいおい、うちだったら毎回出場できると思ってんのかよ。随分と舐められたもんだ。人数不足ではあるが、レベルは高いってのに。何なら穂岐山珈琲よりも実績を上げているくらいだ。
「陽向はどうなの?」
「穂岐山珈琲に入ったまでは良かったんですけど、実力不足だと言われて、育成部の1軍には入れなかったんです。このままじゃ駄目だと思って、転職を考えています。掲示板を見たら、葉月珈琲への転職者募集と書かれていたので、応募したら当選したんです。美羽さんからは、転職できるかどうかは僕次第って言われちゃいましたけど」
「当たり前だ。いくら美羽が認めても、僕が認めなければ転職はお断りだ」
「「!」」
2人はまるでピリピリしたような反応だ。親父もお袋もタジタジになっている。
伊織は島塚にJHDC攻略のコツを聞いている。
転職を考えてるってことは、今はまだ穂岐山珈琲にしがみついているということか。
でも美羽がちゃんと仕事してくれたのはよく分かった。穂岐山珈琲の掲示板にうちの求人募集を張りつけるとは、美羽も恐れ知らずだな。大手から優秀な人材を引っこ抜けるかと思いきや、当選したのはやる気はあるけど、実力はそこそこの2人か。この2人を勧めた理由は後で美羽に聞くとして、伊織と予選で会ってすぐ友達になったあたり、桃花ならうちで働かせてもいいかもしれない。
「あのなー、せっかく美羽ちゃんが助っ人を呼んでくれたってのに、その対応はないんじゃねえか?」
「親父は2人の実力知ってんのか?」
「2人共今回のJHDCは予選落ちだったけど、結構良いところまでいったみたいだからな。それにうちは人員が足りないんだ。余程のことがない限り、落とすのは勘弁してくれ」
「うちは実力主義だ。異論は認めん」
問題は陽向だ。とりあえず後で2人の履歴書をデータベースで親父から受け取るか。
葉月ローストもすっかり店のオンライン化が進んでいた。いくら昭和生まれでインターネットに疎いからとは言っても、昔で言うなら、農耕社会で農業ができないと言っているようなものだ。インターネットが使えなければ不便な時代と認めざるを得ない。
それもあってか、親父もお袋もパソコンを使いこなせるようになっている。
葉月ローストから帰る道中だった。伊織は僕の隣で歩幅を小さくして歩いている。
「……あず君」
「どうした?」
「あず君は葉月ローストの人たちにトップバリスタになってほしいんですか?」
「うちに来るからには、トップを目指すくらいの気持ちでいてもらわないと」
「どうしてトップを目指してほしいんですか?」
「僕とていつかは会社を辞める時が来る。その時までに次世代トップバリスタを育て上げること、それが僕の責務なんでね。その時になって、誰1人トップバリスタとして大成していなかったら、葉月珈琲は僕の次の代で終わることが目に見えてる」
この変化の激しい時代、一般の人にゲイシャなどのスペシャルティコーヒーが行き渡るのも、そう遠い未来ではない。そうなれば客のコーヒーに対する認識は大きく変わり、彼らがコーヒーに対して求めるレベルはかなり上がるはずだ。コーヒーのレシピも抽出方法から分量までが詳細に書かれたメモが出回ることとなり、材料さえ揃えれば、誰でも最高のコーヒーを淹れられるようになるというわけだ。
これはバリスタの価値が下がるということではない。むしろバリスタの価値は今とは比べ物にならないほど上がっていく。今のバリスタに求められているのは創造性だ。
既にレシピのあるコーヒーなら誰でも淹れられる。一般の人との違いは、新しいコーヒーのレシピを作れるかどうかだ。これからは新しいコーヒーをゼロから創造できる人を育てる必要があるのだ。
ただコーヒーを淹れて提供するだけの人間は、間違いなく淘汰されていくだろう。
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佐奈桃花(CV:和氣あず未)
各務陽向(CV:進藤尚美)