182杯目「バリスタスクール」
帰宅した僕は親戚の集会に合流する。
テーブルにはたくさんのおせち料理が並べられており、その全てが宝石のようにキラキラと輝いているように見えた。こういう時の料理は、何故かいつもの料理より美味そうに見えてしまう。
早く食べたいな。さっきから僕の腹が食わせろと言わんばかりにグーグーと鳴っている。
待ってろよ。後で食べ尽くしてやるからな。でもまさか正月の午前中から仕事をするとは思わなかったなぁ~。まだ正午なのに疲れちまった。僕が出かけている間に親戚たちが一通り調理を済ませたり、家から持ってきたおせち料理を並べたりしていた。
「あず君、中津川珈琲で何をしてきたんですか?」
「大したことじゃねえよ」
「バリスタマガジンの撮影だよ」
吉樹が午前中の出来事を全部説明してくれた。親戚たちは羨ましがっていた。遂に僕が他の企業とコラボをする時が来たのかと喜ぶ者、身内から人気者が出てきたと喜ぶ者、次はどんなことをしてくれるのだろうと喜ぶ者、やっと人に対して心を開くようになったと喜ぶ者がいる。
色んな喜ばれ方をされたけど、1つ分かったのは、僕が有名人になったということだ。
今やコーヒー業界で僕の名前を知らない者はない。僕のプロフィールや性格を学習してから会いに来る人もいたため、昔よりも無難な会話ができるようになっていた。
最後に自己紹介をしたのはいつ頃だろうか。
世間との戦いに勝ったはいいが、これからも僕の人生は続いていく。もう復讐のために生きる必要はなくなったが、いざあいつらが来るとなると、どう向き合えばいいのか分からない。
親戚たちは僕の子供に目線を集中させ、その1つ1つの反応を楽しんでいる。
赤ちゃん言葉は使わないように言った。子供が覚えてしまうと、成長してきた時に矯正しながら正しい言葉使いを教える必要が出てくるため、二度手間になってしまうのだ。子育てをする時は自分の人生2回目と思って、時代に合った育て方を心掛けている。同じ過ちは繰り返さない。
もっとも、子育てには正解というものがない。
化ける必要はない。悔いのない人生を送ってくれればそれでいい。
「まさかあず君が1番先に子持ちになっちゃうとはねー」
「柚子、婚活イベントで誰かに声かけられなかったの?」
「私は司会者なんだから、声なんてかけられるわけないでしょ」
子供の存在が親戚たちの結婚推進論に拍車をかけていた。
全ての人間が結婚に向いているわけないだろうに。
僕が結婚しないのは、結婚制度が時代遅れというのもあるが、いちいち手続きをするのが面倒だからというのもある。気に入らなくなったら一旦距離を置いてもいいし、気が済んだら戻ってきてもいいように逃げ道を作っておいた方が、結果的に長続きする気がしたのだ。
現代人はいかんせん、自由というものを知りすぎた。
「それは遠慮してるだけだと思うよー。婚活イベントが終わった時に名刺とか渡されなかった?」
「そういえば、司会者の机に置いてあることがあったけど、全部捨てたよ」
「「「「「それアプローチだよ!」」」」」
周囲が柚子にツッコミを入れる。
「ええっ! ……知らなかった」
柚子もどっちかって言えば結婚に向いてない部類かもな。普段は細かいことには気づくのに、相手からの静かな好意には鈍感だ。僕でも多分捨てていたとは思うけど、柚子も気づかないもんだな。
「あず君、今年はどう過ごす予定なんですか?」
「去年はバリスタオリンピック制覇っていう明確な目的があったけど、今年からはいつも通りやりたい時にやりたいことをやる。予定なんて考えない」
「いつも通りのあず君ですね」
「でも今年からは日本人客も大勢来る。今までより忙しくなるだろうな」
「当分は長蛇の列ができそうですね」
「唯は妊娠中なんだからさ、調子が悪い時は休んどけよ」
「はい。また瑞浪さんに頼ることになりそうですね」
いつも通りと言いつつも、いつも通りの毎日を過ごしたことはない。
何かが常に変わり続けているのが、本来の日常というものだ。
「あず君、ちょっといいか?」
大輔が話しかけてくる。隣には優太もいる。2人共僕が雇ってからは顔色が随分と変わった。その生き生きとした姿は、今までの2人とは別人のようだった。
「どうしたの?」
「あず君が雇ってくれたお陰でさ、俺たちは普通の生活ができるようになった。それに……」
「それに……何?」
「俺にも遂に恋人ができた。ありがとな」
「礼には及ばねえよ」
大輔もこの時点で35歳、結婚するなら丁度良い頃だ。
大輔にはうちの広告部の部長として勤めてもらっている。うちの雑誌や書籍のゴーストライターを担当してもらっている。バリスタの極意も、大輔に改稿してもらってから出版した。僕がバリスタオリンピックで優勝してからというもの、僕の書籍が聖書のように売れている。
優太にはイラストレーターとホームページの管理をしてもらっており、これも僕がバリスタオリンピックで優勝してからは、アクセスが集中してサーバー落ちする事態になったそうだ。
2人の年収は一般的なサラリーマンの倍以上だ。お陰で2人の生活は充実し、恋人を探す余裕ができるようになっていた。以前の2人であれば、就活ばかりで恋人を探す余裕がなかった。これがこの国の少子化を加速させている。就職しないと生活が安定せず、生活が安定しないと恋人を探す余裕がなく、恋人を探す余裕がなければ結婚できず、結婚しないと子供が埋めない構図だ。この国の出生率は生活の安定で決まるが、ロボットやAIが出てきた今、雇用で生活を安定させるやり方には限界がある。
あいつらはいつになったらこのことに気づくのだろうか。
「僕も柚子の会社の婚活パーティで恋人できたんだよねー。これで僕も普通の人の仲間入りだ」
「2人にとっては生活費があって恋人がいるのが普通の生活かもしれないけどさ、今のこの国は普通の生活さえできない人が多数派だ。今は生活費を確保できるだけで勝ち組と言われる時代だ。この時点で全然普通の生活じゃねえんだぞ」
「世知辛い時代になったもんだな」
「そうだねー。あず君がいなかったら、みんな今頃飢えてたのかもって思うと、なんかあず君に就職勧めていたあの時の自分が恐ろしいよ」
「分かりゃいいんだよ」
大会は僕の生活の全てを変えてしまった。
僕は一般人としての生活ができなくなった。栄光の代償なのかもな。
1月上旬、正月を過ぎると、今年度の葉月珈琲の営業が始まった。
店の外には大勢の観光客が訪れていた。8割を占めているのが日本人だった。これで少しは抑圧された者の痛みが分かっただろう。もっとも、今年からコーヒーファンを始めた人には関係のない話だが。
小夜子たちと元同級生が来てくれた。気に入ってもらえれば常連になってくれるとは思うが、それは1杯のコーヒーに3000円もかける価値を理解できればの話だ。スペシャルティコーヒーしか売っていない以上、貧困状態にいる人はまず来れないし、常連として来れるというだけで中流層を名乗っているようなものである。年収を聞かずとも、うちに来る頻度や会計を見ればおおよその所得が分かる。
「うわぁ、凄くオシャレ」
「店員さんも美人ばっかりじゃん」
「女性の店員ばっかりだな」
「何言ってんの、あず君はああ見えて男性なんだよ」
「それは知ってるけど、そこらの女子よりずっと可愛いぞ」
全部聞こえてるんだが。はぁ~、これから毎日こういう会話を聞くことになるのか。
男か女かなんてどうでもいいだろうに。やっぱ教育改革しないと、些細な違いを気にする人間ばかりになってしまいかねない。子供を大人にするための教育なのに、大人になりきれない大人ばかりになってしまっているのが何とも皮肉な話だ。でもそこらの女子より可愛いと評価されるのは素直に嬉しい。
以前は迫害に発展していたが、学生の時とは異なり、迫害をする様子はない。
「みんな全然迫害してこないな」
「そりゃそうですよ。今やあず君はみんなのヒーローなんですから」
「つまり僕の方が上の立場だと思ってるわけだ」
「それもあるでしょうけど、一度市民権を得てしまえば、堂々と自分らしく生きられるのも日本だってことがよく分かりました。これならもう大丈夫そうですね」
「そうだな。クレーマーらしき人物もいない」
安心の笑みを浮かべている時だった。
「ねえ、君ってここのバイト?」
「いえ、正規雇用ですけど」
「高校に通いながら正規雇用なの?」
「いえ、高校には行ってません」
「えっ、何で?」
「学歴を高めてまでやりたいことがないんです。バリスタになるだけでしたら中卒でもなれますから」
「後でやりたいことを見つけた時に学歴がなかったら不利じゃない?」
「不利になる時もあるかもしれませんけど、学歴が必要になったら、高卒認定試験とかを受ければいいだけの話なので、必要になった時点で勉強するのが1番だと思います」
伊織の話にみんなの頭がポカーンとしている。
僕や伊織に言わせれば、学校行ってからの就労だけじゃなくて、必要があれば就労した後、大人になってからでも通学する人生を送ってもいい。勉強する気のない子供を学校に行かせたところで、授業中寝ていたら行ってないのと一緒だし、大人たちの傲慢な自己満足にすぎない。
しかも学校行った割に、ほとんどは大した人間になってねえじゃねえか。
個人的には高学歴で何の成果も残していない人間ほど恥ずかしいものはないと思う。16年もの貴重な歳月を溝に捨てているという、この圧倒的なディスアドバンテージに気づけない時点で終わってる。
そうなるくらいだったら、10代前半の時点でやりたいことを見つけて没頭すればいい。20代を迎える頃にプロになっていれば、それで飯を食っていける。今の子供に必要なのは、自分で正解を見つけられるようになる教育だ。でもこんなこと言ったら怒られるんだろうな。自分の子供に関して言えば、何かの道で世界一に到達するかは分からないけど、日本一なら簡単に到達させてやれる自信がある。
「このコーヒー美味しい」
「へぇ~、これがゲイシャなんだ」
「バリスタオリンピックチャンピオンに淹れてもらったコーヒーは美味いなー」
――それ、伊織が淹れたコーヒーだけどな。
日本人客は割と大人しい人ばかりだった。外国人観光客は一度はうちに来た人ばかりだし、ここは停滞するかもだけど、近所の中流層以上の人が常連化してくれるし、心配ないか。
数日後、穂岐山バリスタスクールが開校する。僕は特別講師として参加した。
1日だけの参加ではあるけど、講師なんてやったことないし、こういうの緊張するんだよなー。学校には数多くの理科室のような教室があり、多くのコーヒー抽出器具が用意されている。本格的だ。使われているコーヒーはどれもスペシャルティコーヒーではないが、それでも質の高いコーヒーだ。
校舎の中で最も広い大広間に数十人の生徒が集まった。
「なあ吉樹、僕は何をすればいいわけ?」
「コーヒーを淹れる時にお手本を見せればいいんだよ」
「入学試験とかあるの?」
「ないよ。3ヵ月毎に入学手続きをして、好きな日に授業を受けに来てもらうの。10回授業を受けたら単位認定試験を行って、合格したら単位が貰えるってわけ」
「入学試験がないのは解せないな」
「どうして?」
「やる気のない奴を入学させてしまう恐れがある。入学費だけ払って来ないなら自業自得だけど、授業中に寝る奴とか出てくると思うぞ」
「そうならないように、単位が足りない人は更新料を払わないと強制退学させるようにしたから、仮に寝る人が出てきたとしても大丈夫だよ」
吉樹にしては頭が冴えてるじゃねえか。教育において最も重要なのは如何にやる気のない奴を減らせるかである。高校生の質が低いのは事実上の義務教育だからだ。
単位が足りない奴に更新料か退学の2択を迫るのは良い判断だ。
「ちなみに、これは美羽が思いついた方法なんだけどね」
「それ、自慢できることじゃねえからな」
美羽が入学式を始めると、校長として美羽がマイクの前に立った。
「皆さん、穂岐山バリスタスクールへの入学おめでとうございます。皆さんはこれから多くの課題を乗り越え、トップバリスタを目指していただきます。とは言っても、10年後トップバリスタになれているのは、この中に1人いるかどうかです。何を目指すにしても、トップは競技人口の中でもほんの一握りです。しかし、バリスタにならなくても、ここで培った知識や技術が無駄になることはありません」
美羽はかなり踏み込んだ言葉を放ち、学長らしい話を進めていく。
校長や学長の話ってつまんないもんだと思っていたけど、美羽の話は耳にスッと入ってくる。リアリストと言ってしまえばそれまでだけど、本当のことをちゃんと言える人間が1番優しいんだと思う。
コーヒーの授業はバリスタ概論やバリスタ史、実技はエスプレッソマシンやペーパードリップといった基本的なところから学んでいく。初心者かどうかは言動を見れば分かる。初心者が7割、中級者が3割といったとこか。流石に上級者はいなかった。授業の途中で何度か質問を受けたりもした。ほとんどがスマホで調べればすぐに分かるような質問ばかりだった。
分からないことは授業中だろうが何だろうが、スマホで調べるように指導した。
「あず君、どうだった?」
吉樹が休憩中の僕の隣に座ってくる。どうやら一仕事終えたらしい。
「あのままじゃ、トップバリスタは厳しいかもなー。みんな全てにおいて受け身だったし、言われたことを暗記してコピーするだけの人間ばかりだった。気になったことを調べて実験を繰り返す。バリスタ競技会を制覇する上での、基本中の基本がまるでできてなかった」
「普通はそういうもんだよ」
「今は普通に生きようとしたら貧困化する時代だぞ。吉樹も美羽も普通というある種の固定観念の塊みたいな連中を矯正する作業に追われることになる。その覚悟はあるか?」
「なかったらやってないよ。あず君が言った通り、飯を食えない人間は悲惨だと思う。僕らの周りだけでもどうにかできないかと思って、バリスタスクールを通して飯を食える大人を育てていこうってね」
吉樹は僕からのメッセージを真摯に受け止めていた。今までさりげなく伝えてきた言葉の意味がようやく分かったみたいだな。特に誰もが発信者になれる今の時代、0から1を生み出せるゼロ人間がより重要視されている。だが今の教育では、1から10に伸ばすイチ人間しか生まれない。
簡単に言えば、前者は開発型、後者は改良型だが、最も重要視するべきであるゼロ人間がなかなか出てこないのは由々しき事態だ。日本にもゼロ人間はいる。だがゼロ人間を評価する土壌がない。イチ人間が圧倒的多数という事情もあるが、これは工業化社会の弊害だ。
「バリスタスクールの教え子からチャンピオンが誕生するといいな」
「あず君はこれからどうするの?」
「いつもと一緒。新しいバリスタ競技会が出てきたら参加するし、普段は好きなことをやって生きる」
「ふふっ、いつものあず君だね」
「吉樹はこれがやりたいことなの?」
「今のところはね」
今のところは……か。とりあえずの仕事を見つけた人間の言葉だ。
バリスタスクールもまた、講師が言ったことを生徒がコピーする授業が中心だった。ずっとやり続けた学び方に回帰するのは、ある意味モラトリアムの延長なのかもしれない。
今週だけで1ヵ月分くらいの時間を過ごした気がする。そう思えるくらいには濃密な日々だった。
「あず君、おかえりなさい。ご飯できてますよ」
いつものように葉月珈琲へと帰宅する。唯は妻のように迎えてくれた。
何だ、案外結婚しなくても、結婚生活ってできるもんだな。
「ただいま。唯、愛してるよ」
「……私も、愛してます」
唯の顔が赤くなった……と思ったら、僕もやり返されていたことに鏡を見てから気づいた。あんな満面の笑みを見せられたら……そりゃ大半の奴は頬が緩むに決まっている。
いつものように璃子たちと食事を共にする。こういう瞬間こそ、何より落ち着ける瞬間だ。1番落ち着くのは寝ている時だけど、平和な日常のために生きるのも悪くないと思えてくる。今の幸せな時間を保ち続けたい。一般人から離れるほど、日常が恋しくなってくる。
「今日は何があったんですか?」
「バリスタスクールの入学式に出席して、初授業に参加してた」
「退屈だったんですね」
「何で分かるのっ!?」
「顔に書いてありますよ。あず君がつまんないって思っていることを話す時は、いつもあからさまにつまんなそうな顔になりますから」
「あず君にポーカーフェイスは難しいのかもねー」
瑞浪がクスッと笑って見せた。彼女がうちのハウスキーパーを始めてからもう1年か。長いようで短い1年だった。きっと子供の成長を早く感じる時も、そう遠くないんだろうな。
吉樹と美羽がバリスタスクールを開校した理由を話した。
飯を食えて主体性のある人間を育てるという本来の目的を聞くと、みんな関心を示していた。だが主体的な人間を育てるのは困難を極めそうだ。本当の意味で主体的な人間は、そもそも学校に頼らないものなんだけどな。こういう矛盾と戦いながら成長していくのが、人間というものなんだろう。
「そういえば、伊織ちゃんが大会に出場するって言ってたけど、お兄ちゃんが勧めたの?」
「ああ、そろそろ大会のデビュー時かなって思ったからさ、今の内から経験を積ませておかないと」
「まだ16歳になったばかりだよ。プレッシャーかけすぎじゃない?」
「JHDCには世界大会がないし、伊織が得意とするペーパードリップの大会だ。小手調べをするには十分だ」
「あず君は出ないの?」
「僕には別の大会があるし、僕が出たら伊織が優勝できなくなるだろ」
「ふふっ、確かに」
全国大会とはいえ、ペーパードリップに関して言えば、日本勢のレベルはそれなりに高い。
ただ美味いコーヒーを淹れるだけがバリスタじゃない。多くの人に見守られながらコーヒーを淹れてきた伊織なら、決勝くらいまではいけると思う。
「そういえば、優子さんも大会に出るって言ってたよ」
「優子が?」
「うん。今年からJCTCに出場するんだって」
「ふーん、あの優子がねぇ~。まあでも、優子の味覚だったら優勝できるかもな」
「私もJLACに出る。去年は勝てなかったし、当分はラテアートに熱中するから」
「応援してる」
まさかうちのメンツが総出でバリスタ競技会に出場するとは。唯も出産が終わったらJBCにまた出場するって言ってたし、真理愛もまたJCIGSCに出場する。
僕はジャパンジェズヴェイブリックチャンピオンシップ、略してJCIに出場する予定である。文字通りジェズヴェに特化したバリスタ競技会だが、ジェズヴェの伝統を重んじたスタイルのみならず、独自の文化を取り入れた新しいスタイルの開拓もこの大会の目指すところだ。
最も古いコーヒー抽出器具と言われ、世界各国で様々なコーヒー文化を生んだ伝統ある器具だ。
日本では器具自体がマイナーであるためか、国内予選が開かれておらず、世界大会への出場者も今のところ現れていない。そのことがますます僕の意欲を掻き立てた。
僕らの戦いは、まだ始まったばかりだ。
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読んでいただきありがとうございます。
ジャパンジェズヴェイブリックチャンピオンシップは投稿時点で架空の大会です。




