178杯目「戦いを終えて」
12月上旬、日本人恐怖症を克服してから1週間が過ぎた。
日本人規正法の看板はとっくに外しているが、あえて情報は伝えずにいる。
僕は良くても、うちの店が日本人を迎える準備を終えていない。葉月珈琲は創業以来ずっと外国人を相手にする前提で成り立っていたため、英語のメニューしかなかったのだ。
日本語と英語に対応したメニューを用意するのに時間がかかる。
葉月珈琲は来年から注文と会計を全てをオンライン化する方針が決まった。
注文はタブレット、会計はカード払い。現金は完全に廃止。僕の苦手なタイプである保守派の人間は現金払いに固執している人に多く、時代の流れについていけない奴は全員シャットアウトできる。
しばらくの間、タブレットの使い方を璃子たちに習得させている時だった。
「タブレットって意外と難しいねー。えっと、会計の時どうするんだっけ?」
「ここに合計金額が出るので、確認してから値段を言って、カードで払ってもらえばいいと思います」
伊織が優子にタブレットの使い方を教えている。流石はうちの若手トップバリスタ候補だ。最年少なだけあって適応力が高い。伊織くらいの世代だと、スマホを手足のように使いこなせる。タブレットもスマホを少し巨大化しただけのものだし、習得するのは至って簡単だった。
葉月ローストでも同じことが行われている。
今頃は美月が親父やお袋に教えている頃だ。最初は苦戦を強いられるだろうが、時代を進歩させるのであれば、これくらいの圧力は必要だ。現金が通用するのもこの年までだ。むしろこの時点でも遅すぎるくらいだと思っている。今後店を展開する場合も、全て同じ方法で行う。
「あの、現金を廃止するのはいいんですけど、何かメリットでもあるんですか?」
「メリットならいくつもある。まず現金がなくなれば、いちいち汚い現金に触れる必要がなくなるし、現金がなくて済むから強盗に遭うリスクもないし、現金を仕入れる必要もなくなる。それに税金を誤魔化せなくなるから不正もなくせる。メリットが多すぎて、導入しない奴の頭を疑うレベルだ」
特にお金の動きが分かるようになって不正を防げるメリットが大きい。
日本が現金を廃止しないのは、不正をしまくっている連中が権力を握っている証拠だ。不正がバレるのを嫌がっているとしか思えない。でもそういう奴らが全員死ぬのを待っていたら、時代の変化に取り残されてしまう。あんなくだらない連中のために割を食うなんてあほらしい。
「現金しか使えない人はどうするんですか?」
「んなもんほっとけ。そいつらは時代が進めば、いずれ適応するしかなくなるし、そういう奴は必然的に貧乏になるし、どの道うちには来なくなる。だから最初から来ないものとして考えることにしてる」
「お兄ちゃんって他人に優しいのか厳しいのか全然分からない時あるけど、自分の思い通りにならない人とか、時代にそぐわない生き方をしてる人を嫌うよね」
「そういう問題じゃねえよ。今までのやり方に固執してる連中が一斉に淘汰される時がいずれやってくるってことだ。もしそれに巻き込まれて、また貧乏に逆戻りするようなことがあったら唯と子供たちはどうなる?」
璃子は目を大きく見開いた。僕には守るべきものがある。親父は時代の変化に対応できず、貧困に陥ってしまった。だが僕はそうはいかない。子供たちにはちゃんとした教育を受けさせたい。
「――ん? 子供たちって、お兄ちゃん、まさか……」
「ああ、そのまさかだ」
「昨日判明したんですけど、私、また妊娠したみたいです」
「「「「ええっ!」」」」
璃子たちが一斉に驚いた。来年の6月に生まれるらしい。僕の誕生月と同じか。紫とは違った意味で面白い子になりそうな予感がするし、どんな大人になるのか、今から楽しみだ。
さっきまで驚き顔だった璃子たちはすぐ安心の笑みに変わった。
「大人になったね」
「気づくのがおせーよ」
「19歳にしてもう2人目かー。だから貧乏にならないように必死なわけだー」
「でも生涯賃金稼いでますよね?」
「お金の価値なんていつ暴落しても不思議じゃねえぞ。だからもう生涯賃金とか貯金みたいな考え方はこれから通用しなくなる。お金はチケットと同じだ。使える内に使っとくのが1番良い。そうやって経済を回していれば、結果的に戻ってくるわけだし、使わなきゃ損だ」
「そう言いながらさー、株式投資でお金増やしてるよね?」
「何度でも言うけど、お金はないと不便だから稼いでるってだけ。これからは経済力じゃなく、影響力の時代だ。いずれそれが分かる時が来る」
伊織たちにはちょっと難しすぎたようだ。
マネーリテラシーを施さない教育がここにも響いている。時代の変化についていけない者は、いずれ滅びの道を辿る。前例ならいくらでもあるのに、何故みんな同じ過ちを繰り返すんだ?
大人になってからこそ学習が大事であると、改めて思い知らされた。
「あず君が何故成功したのか、ちょっと分かった気がします」
真理愛がどこか悟ったような顔で答えた。
「自動券売機は使わないんですか?」
「カード払いで買えるならいいけど、結局注文してから買う人が後を絶たないし、自動券売機に行列ができる問題もあったから廃止する。季節メニューで値段も変わるし、タブレットならすぐ対応できる」
「なるほど、それでタブレットと会計なんですね」
「まっ、そういうわけだから、全員来年までにタブレットと会計を習得しておいてくれよ」
「「「「「はーい!」」」」」
タブレットでメニューを選ぶ方式なら、新メニューや季節毎に変わるメニューが出た時、売り切れになった時にもすぐ対応できるし、客もいちいちスタッフを呼んだり、自動券売機がある場所まで行かなくていい。こっちの方が明らかに便利だ。客視点で考えれば尚更こっちの方が有利だし、最初は抵抗を持たれるだろうが、いずれはこれが当たり前になっていくはずだ。
ドアベルの音が鳴ると共に、美羽と吉樹が仲良しそうに入ってくる。
「いらっしゃいませ。美羽さんも吉樹さんも久しぶりですね」
「伊織ちゃんも久しぶりだねー。元気してた?」
「はい。私、来年から大会に出るんです」
「へぇ~、それは楽しみだなぁ~。応援しに行くね」
「そんなにプレッシャーかけられると困りますよ」
「何言ってんの。大会に出るんなら、プレッシャーに打ち克たないと」
美羽は東京から岐阜に引っ越してきた。
しばらくは祖父母の家で世話になりながらも、吉樹と一緒に新しい事業を立ち上げようとしている。
「あたしたち、バリスタスクールを作ることになったの」
「「「「「バリスタスクール?」」」」」
吉樹と2人で考えたプランであるとのこと。もう16年も通っていた遺産をまた作るのかよ。本当に懲りねえな。トラウマを克服したとはいえ、積極的に行きたい場所ではない。
2人が言うには、バリスタ養成学校で多くのトップバリスタを育てるのが目的なんだとか。
まあでも、面白そうだし、話だけでも聞いてみるか。
「基本的には誰でも通えるの。小学生からお年寄りまで。最初はそんなに集まらないと思うけど、来てくれた人たちを全員卒業させると共に、生きる力を養うことも視野に入れてるの」
「何だかあず君みたいですね」
「うん。あず君がやっていた方法を参考に単位制の学校にしようと思うの。全国から多くのバリスタを呼ぶことで彼らに仕事を与えることになるし、最悪バリスタの仕事で生きていけるようになれば、コーヒー業界を成長させるだけじゃなくて、彼らが食べていく道にもなるでしょ」
「授業はどうするんですか?」
伊織が真剣な眼差しで美羽たちの話を聞いている。
どうやらバリスタスクールが気になるらしい。
授業はコーヒーの専門用語などを学ぶ概論、実際の競技を模した実技の2通りになるらしい。取得している単位に応じてランクが上がり、より難しい授業を受けることができるそうな。
3ヵ月を1シーズンとしてカウントし、シーズン毎に20種類まで授業を選ぶことができ、100単位を取得すれば卒業できる。ということは、最短で1年と3ヵ月の授業で卒業できるわけか。
「基本的には最後に行われる筆記試験か実技試験に合格すれば単位を取得できるってわけ。1時間の授業なら2単位、2時間の授業なら4単位なのは大学と同じ。いくつか必修科目はあるけど、基本的には自分の興味にフォーカスした授業を選ぶことができるの」
美羽が用意した草案を見せてもらった。50分授業と10分休みで1コマか。
「何か改善点とかあったら教えて」
「休み時間で区切ったら没頭しにくいと思います。それぞれの担当の先生が同じ授業をし続けて、生徒は1時間毎に教室を変えるか変えないかを決めるとかしたいですけど、教師の負担が重いですね」
「最低限のところまででいい人には通常の授業時間で2単位、がっつりやり込みたい人は授業時間を倍にして4単位与えるとかどう?」
「それいいですね。それならある程度の興味の偏りに対応できますね。がっつりやりたいのに2単位しか取れない不公平をなくせますし」
「じゃあそれ採用。でもそうなると、空きを探すのが大変かも」
「2つの教室で2時間同時に授業しても、2単位だったらどっちも1時間ずつだから問題ないぞ」
美羽と吉樹にアイデアを提供していった。
最終的には学長を務める美羽と学長補佐の吉樹が決めるそうだが、義務教育よりかは面白い授業になるかもしれない。人気の授業があって受講生が多い場合は複数の教室で同じ授業を行うんだとか。
来年の1月から始めるらしいが、年度の最初を1月にするのは葉月珈琲に対する敬意からであるとのこと。日本だったら4月とかでもいい気がするけど、入学自体は1月、4月、7月、10月の3ヵ月毎にできるため関係ないらしい。卒業は100単位以上でできるものとし、卒業した時の成績が高ければ高いほど、バリスタとして勤務する際に労働条件が良くなるようにするとのこと。
穂岐山バリスタスクールは単位に応じたランクというものがある。
『ビギナーランク』
単位20未満の人が属するランク。最初に属するランクであり、ここからスタートして単位を積み重ねていくが、入試の成績によってはより上位ランクからスタートでき、コーヒーの基礎をここで学ぶ。
『ノービスランク』
単位20以上40未満の人が属するランク。学生が慣れてくる頃であり、コーヒーの基礎以外のより難しい授業を受けられるようになる。基礎ができなければ受講できない授業もあるとのこと。
『ミドルランク』
単位40以上60未満の人が属するランク。コーヒーカクテルやフレーバーといった多様性に溢れた授業を受けられるようになる。恐らく過半数がここに辿り着く前に退学する。
『エキスパートランク』
単位80以上100未満の人が属するランク。シグネチャードリンクなどの高度なコーヒーの授業を受けられるようになる。オタクの領域と言ってもいいこのランクで多くが挫折するだろう。
『マスターランク』
単位100以上の人が属するランク。このランクに到達すると卒業することができるが、評定の数字が良ければ、好待遇でカフェに就職するための支援を受けられるようになる。
「60点以上で単位取得で、平均が80点を超えていれば、基本給が高い状態で就職ができるわけだ」
「卒業資格があれば、それだけで優遇処置が受けられるけど、成績優秀者は更に給料が上がるし、成績がトップクラスの人は、穂岐山珈琲育成部に入れるの」
「やっぱりそこに辿り着くわけか」
ちゃっかり穂岐山社長の手助けもしているわけね。
「あたしも松野君も穂岐山珈琲を卒業するし、穂岐山珈琲から世界チャンピオンを輩出するのは、お父さんだけじゃなくて、あたしの夢でもあるの。それにあたし、競技者としてステージに立つより、バリスタを育成する方が向いてるって気づいたの」
どこか寂しそうな表情を浮かべながら美羽が言った。本当は自分がステージに立って結果を残したかったのが手に取るように分かる。でも彼女にはそれができなかった。
だからより向いている仕事に方向転換したわけか。
「吉樹は何で美羽と一緒に仕事することになったわけ?」
「何でって言われても、恋人だし、助けてあげたいから」
「楠木マリッジはもう辞めるのか?」
「うん。どうせあそこにいても居場所がないし、雑用係は楽だけど、退屈っていうか、ずっと給料泥棒って呼ばれ続けるのが耐えられなくてね」
吉樹は雑用係の中でも窓際族筆頭だ。
それが嫌でうんざりしていることを美羽に話したところ、彼女に誘われ、美羽がこの年から進めていた事業を手伝うことになったらしい。それで美羽を手伝っている内に段々と惹かれ合っていった。
恋人を作る機会って、どこに落ちているか分からないものだな。
吉樹はFラン大学の一件以来、ずっと悩んでいた。仕事はあってないようなもので、活躍の機会がないばかりか、柚子の足を引っ張っているのが心苦しかった。僕だったらまず耐えられない。
まあでも、吉樹にもやりたいことが見つかって良かった。
前々から心配になっていたけど、吉樹ものんびりとコーヒーを飲む生活がしたいだけだったようだ。だが僕と違って、競争には積極的に参加したくないらしい。
全員が何かで1番を狙ってるわけじゃないことくらい分かってる。かつては僕もそうだったし、言いたいことは分からんでもない。ただ、それで飯が食えなければ、のんびり生活をすることさえ許されないのだ。しかし、その悩みは美羽が解決してくれたようだ。
「ちょっと見ない間に変わったね」
柚子が葉月珈琲の扉を開けて入ってきた。
ここに来たということは、仕事が一段落したらしい。
「変わるのは来年からだけどな」
「そうじゃなくて、あず君の表情。最後に見た時より明るくなってる」
「それは多分、過去の清算を済ませたからだと思う」
「過去の清算?」
1ヵ月前の出来事を柚子に伝えた。
「なるほど、やっと過去に縛られない人間になれたんだ」
「まるでそうなることを待っていたような口ぶりだな」
「ずっと待ってたよ。過去のことは悔やんでも仕方ない。あず君が1番分かってるはずなのに、清算に時間かけすぎかなって思ったから」
「過去の自分の正当性を証明しただけだ」
正当化というより、負けまくった過去を上書きしたかっただけなのかも。
「でもようやく、明るかった時のあず君が戻ってきて良かった」
「あず君って、元々明るかったんですか?」
「うん。学生の頃はね。でも学年が上がる毎に疲れた表情ばかり見せるようになったから、それでずっと心配してたけど、もうその必要はないみたいだね」
――柚子、ずっと僕を見てくれてたんだ。
柚子は人一倍人間観察が鋭いところがある。誰でも分かるような大きな変化から誰も見抜けないような些細な変化まで見抜ける。僕が元々コーヒーを入れて飲んでいる時や、身内と一緒にいる時はいつもの自分に戻ることにも気づいていた。けど今は相手に関係なく、いつもの自分でいられる。
やっぱり柚子は隅に置けないな。柚子はエスプレッソを注文すると、困った表情で楠木マリッジの事情を語り始めた。経営が火の車らしい。そりゃそうなるよ。飯を食えない連中に同情して、結果的に仕事のできない人たちばかりを雇ったのだから。社員の半数にあたる人数をリストラし、数ヵ月後にはリストラされた障害者の1人が孤独死した。死因は栄養失調だった。
生活保護を断られ、明日食う金にも困り果て、自己責任論に囚われた社会に殺されてしまった。
これが……飯を食えない人間の末路か――。
「人間って、ホント呆気ないよね」
柚子がため息を吐きながら言った――まるで自分が見殺しにしたかのような言い草だ。
経営者がそんな風にしょげていたらきりがない気もする。だが僕には柚子の気持ちが不覚にも理解できてしまう。誰かを切らなければ会社が回らない。彼女は生け贄でも厳選しているかのような重苦しい決断をせざるを得なかった。自分に力がないために。
少し離れた場所で、唯、伊織、真理愛の3人が客と楽しそうに話している。彼女たちはここまでショッキングな人生なんて想像もできない。経済的先進国に生まれながら、何の罪も犯してないのに、柚子が言っていたような無様な死に方を強いられる人間がいる。富の再分配ができていない証拠だ。
飯を食えない人間を量産し続けている教育の代償を、何故国民が払わなければならないのか。
冷静さを保ちながらも、心底では腸が煮えくり返っていた。
「柚子は何も悪くない。それがその人の寿命だった。それだけだ」
「……あず君は変わったね」
「何とでも言え。そんな死に方したくねえから、みんな必死なんだよ」
「でも感情のコントロールができるようになったのは成長かな」
「いちいち怒るのに疲れただけ」
「……」
柚子の表情が段々と涙目に変わっていく。普段はクールビューティーと言われたあの柚子がだ。
彼女は残酷すぎる現実に心を痛め、相当滅入っているようだった。柚子の異変に唯が気づいた。
「どうしたんですか?」
「……何でもない」
嘘吐け。本当は頼りたくて仕方ないくせに。
言いたいことは言えたと言わんばかりに柚子が去っていく。後ろ姿からは哀愁が漂っていた。
「柚子さん、悲しそうでしたね」
深夜の寝床に就く頃、不意に唯が柚子のことを呟いた。
「あず君、何か知ってるんじゃないですか?」
「知ってるけど教えない。胎教に悪いからな」
「教えてくれないと気になって眠れませんよー。それこそ胎教に悪いですー」
「仕方ねえな」
唯に柚子のことを話した。できれば見捨てられるべきではないが、仕事のできない人をお情けで雇う理由にはならない。経営者の一定数がサイコパスなのも頷ける。彼らはスタッフの事情など関係なく、切り捨てるべき時にきっちりと切り捨てる。だからこそ生き残ってこられた。
全ての人間が競争社会で勝てるわけではない。
でも競争に負けたからといって見捨てる社会もどうかと思う。それじゃ優生思想と何ら変わりない。競争を生き抜いていけるほどの価値がない人間は死ねとでもいうのか?
「難しい問題ですね」
「今の楠木マリッジは火の車だ。このままじゃ倒産は必至だし、あれじゃまた何人か切り捨てる破目になるかもな。ただでさえ人件費が重いし、事業がうまくいってないからといって給料を渡さないわけにもいかねえし、なんか急速に下がっていくエスカレーターを必死に上ってるみたいで見てられねえよ」
「どうして売り上げが低いんでしょうね」
「結婚制度が時代に合わないからだ。そんな時代に婚活事業をやったって焼け石に水だ。自分の面倒を見るので精一杯な連中がたくさんいる中で婚活をしても、相手に頼りっきりな他責思考の人間が増えているし、そもそもみんな理想が高すぎだ」
「じゃあどうすればいいんですか?」
「やめればいいじゃん」
「聞いた私が馬鹿でした」
ノウハウを積んでもなお事業の継続が苦しいのは、その道が間違っているということだ。
とっとと事業転換するのが身のためだと思うが、柚子はそのことにまだ気づいていないし、あの様子じゃ、知ったところでやめたがらないだろう。
こんなことを考えてしまうあたり、僕もまだまだ甘いな。
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