156杯目「執着からの卒業」
店の将来を考えていた。早くペーパーレス社会になってほしい。
うちは客の流れを安定化させるためにこの年から予約制を導入している。うちの店のホームページからオンライン予約ができるようになったこともあり、既に始まっている。
今までは自動券売機による注文だが、2016年からはタブレットを客席に置き、画面のタッチで注文できるようにする。カウンター席からの注文であれば、大会のようなプレゼンをしながらコーヒーを提供することもできる。支払いもカードのみにして現金廃止にする。これで昔ながらの感覚を持った保守的な人をシャットアウトできる。来年こそ、改革の年にしたい。
僕はこれを店のオンライン化と呼んでいる。何もうちだけじゃない。この動きは経済的先進国を中心に世界中で起こってる現象だ。もはやインターネットなしでは生きていけないのが21世紀だ。
この年が始まってから、すぐにホームページなどでこの情報を伝えていた――。
「あず君、久しぶりだね」
「お、おう」
そんなことを考えていると、穂岐山社長が久しぶりに現れた。彼はのっそりと僕の隣に座り、美羽に目をやった後で僕の方を向いてくる。美羽は他の同僚たちと仲良しそうに話している。
穂岐山社長が言うには、美羽が婚活を始めたらしい。
唯との交際と妊娠をニュースで知った時、美羽は一晩中泣いていたらしい。遠回しに気持ちを引き摺っていることを指摘しても、僕を不安にさせまいと平気なふりをしている。
空元気ってやつなのかな?
「美羽はずっとあず君とつき合いたがってたみたいでね」
「悪いことをしたと思ってる。でも自分の気持ちに嘘は吐けない」
「君はずっとそうしてきた。美羽もそれは分かってるよ。やっぱり東京に住んでる子と、いつも一緒に住んでる子じゃ、距離が違いすぎるね」
「……」
実際の距離と心の距離は比例するという話を思い出す。
一緒にいる内にお互いのことが分かってくると、段々と心を許すようになるのが人間というものなんだろうな。今じゃ唯を抱かないと眠れないくらいだ。
どんな嘘吐きも、体は正直なのだ。
「育成部はどう?」
「至って順調だよ。みんなあず君に刺激されて物凄いやる気になってる。それに松野君を見てバリスタを目指す人も出てきたからね」
「あいつがねぇ~」
前のめりになって腰かけ、準備中の松野を眺めた。サポーターには結城がいた。恐らく選考会を通過できなかった方が通過者を手伝う約束をしていたのだろうか。世界一のバリスタと言える自信はなかったが、日本一のバリスタと言える自信はあった。国内に敵がいなかった。みんなコピペはできるけど、そこ止まりというか、こればかりは社畜養成所の影響が大きい。だが今回の松野は一味違った。
バリスタオリンピックとは、バリスタ版陸上十種競技である。
文字通り10種類のコーヒーを提供するわけだが、その全てに創造性が問われ、味にはオリジナリティが求められる。同じ豆であっても、淹れる人が変われば味も変わる。
エスプレッソに牛乳を混ぜてペーパーフィルターで濾したものを、グラニュー糖と混ぜたエスプレッソシロップとバニラを水に浸けて、1日が経過したバニラウォーターを抽出したエスプレッソに投入する。これでゲイシャが持つフローラルさを引き立てていくわけか。
松野はソーダマシンを使い、作ったコーヒードリンクを瓶に入れて炭酸化させていた。まるでコーラのようだ。松野自身、これをコーラコーヒーと呼んでいた。このエスプレッソを使ってコーラを作った工夫が評価されたのか、松野は最終的に3位でラストチャレンジを通過することとなった。
「以上の36人が本戦出場となります。おめでとうございます」
この日はラストチャレンジ最後の日だった。
夕方を迎えると、ようやくラストチャレンジが終わり、松野の本戦出場を祝うべく、穂岐山珈琲本社で少人数のパーティが行われた。こいつら本当にパーティが好きだな。
昔は美月も一緒だったのに……彼女がいないと、何だか物足りない感じがする。
穂岐山珈琲は惜しい人材を失った――。
「よう、俺も本戦出場を決めたぞ」
「それくらいできて当たり前」
「言うようになったな。でも本戦は負けない。たとえお前が相手でもな」
「前回何位だっけ?」
「前回は前回だろ。あの時とは違う」
「松野もゲイシャ使うようになったんだ」
「ああ。ゲイシャはもうお前の専売特許じゃない」
今じゃ世界中で競技用のコーヒーとして活躍しているゲイシャ。
これをみんなが使えるようになった今こそ、真の実力が問われる時だ。
WBCでは僕しか使っていなかった……。
「あず君、実はお前に頼みが――」
「断る」
「まだ何も言ってねえだろ!」
「嫌な予感しかしない」
「いいから聞いてくれ。穂岐山のことだけどさ、あいつは今でも、お前に対する想いを引き摺ってる。だからさ、一思いに断ち切ってやってくれねえか?」
僕は驚いた。てっきりもう諦めたものだと思っていた。
松野の要望通り、美羽を呼び出し、2人きりで話すことに。ちゃんと見切りをつけないと、彼女はずっとアプローチしてくる男を断り続けるだろうと松野は言っていた。彼女を次の恋へと進ませるために僕が背中を押してやらないと。美羽には幸せになってほしい。
本社パーティールームの外に出ると、誰もいない廊下で僕と美羽の2人きりになる。僕に呼び出されたことを喜びながらもきょとんとしている。
「何? こんなところに呼び出して。もしかして、あたしとつき合う気になった?」
「冗談だろ。実は美羽に言いたいことが――」
「あ、そうだ。もしよかったら、一緒にホテル行こ。唯ちゃんには内緒にして、あたしともつき合っちゃおうよ。ねっ、いいでしょ?」
美羽は最後の最後まで僕とつき合う道を諦めていない。不倫という仲でも構わないという意志表示さえしてきたくらいだ。ここはちゃんと目を覚まさせてやらないと……早く現実に戻ってこい。
「済まなかった。ずっと気づいてやれなくて」
「えっ、済まなかったって何が?」
「全部穂岐山社長に聞いたんだよ。泣いてたんだろ?」
「ええっ! なっ、何言ってんの! あたしはちゃんとあず君を祝福してるんだよ!」
「本気で祝福してるなら、不倫なんて持ちかけないだろ」
「何を聞いたかは知らないけど、ほらっ、好きなだけ触らせてあげる」
美羽は僕の手を掴み、自らのダブルマシュマロに押しつけた。
完全に誤魔化す気満々だな。巨乳は好きだけど、この時の僕には気持ち悪さすら感じた。
「いい加減にしろよ!」
声を張り上げ、美羽の手を振り払った。
美羽は下を見ながら俯き、目を半開きにする。
「あたしの方が……あず君のことを愛してるのに」
「それは違うぞ」
「何が違うって言うの?」
「美羽は独り善がりなんだよ。自分が幸せになることしか考えてない。それは好きではあっても愛じゃないんだ。唯は自分の恋が成就することよりも、僕が幸せになることを第一に考えてくれていた。僕が暴漢に襲われた時、唯は自分を犠牲にしても全力で守ろうとしてくれた」
「あたしだって、あず君がそんな目に遭ったら助けるに決まってる! だってっ! あず君はずっとあたしの希望なんだからっ!」
ずっと我慢していたのか、美羽が泣き出してしまった。彼女は今まで内に秘めていた感情を全部僕にぶつけた。心の底で押さえつけていた悔しさや怒りが込み上げ、一気に爆発したようだった。
これでいい。心の中にある毒を全部吐かせるんだ。そして僕への執着から卒業してもらう。これが拗れたら唯たちにも迷惑になるかもしれない。何としてでも悪意の芽を摘んでおく必要があった。
「あず君……ズルいよ。こんなに好きなのに。嫌なら嫌とか、つき合いたくないならつき合いたくないってちゃんと言ってほしかった。悔しい。ずっとあず君のことを想いながら、色んな男に言い寄られてたあたしの気持ち分かる? 分からないでしょうね。本当に好きな人とつき合えてたんだもんね」
僕は美羽の愚痴を黙って聞いてやることしかできなかった。
美羽は僕の自営業時代からずっと僕のために尽力してくれた。でも僕はそんな彼女を好きになることはなかった。美羽のことはあくまで仕事のパートナーとしてしか見ていなかった。自分にとって都合の良い人じゃなく、信頼し合える仕事相手だと思っている。
親父の同級生の娘ということもあり、親父からも穂岐山社長からも度々交際を勧められていた。でも彼女は明らかに会社人間だし、当たり障りのない言動ばかりで面白いところがない。良くも悪くも出来すぎてる人だから、僕とは間違いなく人生観が合わないと感じた。
今まではそれを言葉に表せなかった。
「ズルい。本当にズルい。あず君なんか好きになるんじゃなかった!」
「済まない。僕、普通の人には興味ないんだ」
「あたしって……そんなに普通に見える?」
「うん。今まで見てきた人の中で1番普通だったかな」
洗い浚い美羽の普通と言える特徴を述べると、ようやく自分の敗因を悟ったようだった。僕が美羽を抱きしめて慰めると、彼女は静かに泣きながら僕に掴みかかった。
涙が枯れるまで――僕は彼女を離さなかった。
抱きしめてやるのもこれが最後だ。
「あたし、あず君が後悔するくらい良い女になってやるんだから」
「応援してる。美羽ならきっと良い相手に出会えると思う」
「あず君と仮交際してたこと、一生自慢するね」
「それはやめてくれ」
美羽との関係を清算した。美羽は完全に僕のことを諦めたようだった。
僕らはみんながいるパーティールームへと戻った。彼女はずっと泣いていたのか、さっきよりもすっきりしている様子で、茶髪に染めたポニーテールを指でクルクルと回しながら皆に合流する。
戻る際に美羽がもじもじしながら、僕の方に顔を向けた。
「あず君が望むなら、これからも仲の良い仕事仲間でいてあげる」
「……よろしく頼む」
美羽の背中を見送った。世界大会で結果を残すこともなく、平凡なバリスタになっていたら、僕は美羽と恋人としてつき合っていたかもしれない。美羽は僕の実力に関係なく僕が好きだったみたいだし。
惜しいことをしたと思いつつも、僕らの関係は一先ず終着したのであった。
5月上旬、僕は相も変わらずバリスタオリンピックへの準備を進めていた。
親戚の集会の最中も試作品を作っては親戚に飲ませていた。
みんな日本代表となった僕をサポートしようと必死だ。過去の大会も頼っておけばよかった。9月になったらまた味見してもらうか。人数が多い方が実験がしやすい。新しい豆の活かし方が分かり、課題の半分を完成させたところだった。とは言っても、抽出するだけのコーヒーやラテアートにコーヒーマリアージュの部分だけだったが。ここら辺は割と早くできた。優子がコーヒーと相性の良いケーキを熟知していたお陰で、マリアージュ部門に使うコーヒーは決勝の分まで完成しつつあった。
だが最後まで煮詰めたいところではある――。
唯の体形はすっかり元通りになっていた。普段から運動をする習慣があるし、美容には誰よりも気を使っている。外見は中身の1番外側の部分だ。特にその人の生活習慣は外見に表れやすい。運動をしていないと太るし、不摂生だと肌荒れを起こす。外見でつき合う相手を決めるのが悪いとも思わない。
この日の夜、僕と唯はベッドで同じ掛け布団に入った。目の前にはパジャマ越しに豊満なダブルメロンがあり、僕はそれを虎視眈々と狙っている。部屋から少し離れたベビーベッドでは紫が可愛い寝顔のままスヤスヤと目を瞑っている。夜中に泣かれるのは僕の管轄外だ。
「紫はどう?」
「順調に育ってます。あず君が言った通り、足の柔軟体操とか本の読み聞かせとか色々やっています」
「唯、お願いがあるんだけどさ」
「何ですか?」
こっちの関係も清算しなければならない。
いつまでも他人行儀じゃ駄目だ。結婚はしてないけど、僕らはもう家族なんだから。
「もう家族なんだからさ、そういう気を使った喋り方じゃなくて、もっと普通に喋ってもいいぞ。ていうか自分の身内と喋ってるつもりで話してほしいんだけど」
「ふふっ、駄目です」
「何でだよ?」
唯が不敵に笑い、断りの返事をする。僕には理由が分からなかった。
「私にとって、あず君はただの恋人じゃなく、本当に尊敬している人なんです。多少砕けた言葉使いならできますけど、敬語はやめられないです。あず君が誰に対しても対等語って決めているように、私も尊敬している人には敬語って決めてるんです。私の拘りです」
唯にも拘りがあるのか。それを言われると弱い。これじゃまるで、僕が唯の価値観を無理矢理捻じ曲げようとしているように見えてしまう。それじゃかつて学校が僕に強いてきたことと変わりない。
「……そりゃ残念だ」
天井に顔を向けて呟くと、唯は左隣から僕の左脇に頭を預けるように擦り寄ってくる。優しくサラサラの明るい茶髪が背中まで伸びており、唯の頭の上のアウトラインが丸く見えるのが凄く可愛い。
「店はちゃんと回ってたか?」
「回ってましたよ。伊織ちゃんも頑張って仕事をしていました。ただ、コーヒーの味には問題がなかったんですけど、あず君に淹れてほしかったと嘆くお客さんがちらほらいて」
「それで元気がなかったのか。良しっ! 明日から伊織を徹底的に観察する」
「修行してた頃は渋味や苦味がなかったんですけどねー」
「渋味や苦味ねぇ~」
伊織はデビュー以来、決定打に欠けるコーヒーの山を築いていた。
味が不味いわけではない。だがアフターテイストにどうしても渋味や苦味が伴うという伊織らしくもない抽出になっていたのだ。あんなの伊織らしくない。
ドリップコーヒーの抽出に限って言えば、僕よりもセンスがある。何か理由があるはずだ。
5月下旬、僕は優子に小さい頃からの思い出でもあるスフレのチーズケーキを作ってもらい、それに合ったコーヒーを作ることとなった。チーズケーキの中に入っているレーズンが美味さの秘訣だ。
大会用のコーヒーは営業中でも注文が一通り済んでから開発を進めていた。少しでも多く開発に時間を割きたいが、伊織は自信を無くし、個人差が出にくいエスプレッソベースのコーヒーを担当していたのだ。伊織はカプチーノも淹れられるが、描けるラテアートはハートのみ。このままではドリップコーヒーの注文が入る度に開発作業を中断しないといけなくなる。そうなると開発にも遅れが生じる。
ラッシュの時は僕もコーヒーを抽出するが、平常時くらいは全部伊織に任せたい。
そのためにも、伊織にはスランプを脱出してもらう必要があった。
優子と一緒にチーズケーキを食べると、競技用に作られたコーヒーを飲んだ。
「美味い。ただ、どうしても最後にレーズンの後味が必要以上に残っちゃう。このままだとアフターテイストの項目で減点されるし、まだ改良の余地がある。他にもこれに合いそうなコーヒーもあるけど、あれは別のケーキに使う予定だからまず無理だし、どうしよ……」
「確かにレーズンだけ味が喧嘩してる。違うレーズン使ってみる?」
「……そうだな」
チーズケーキも競技用のコーヒーも単品だと美味いけど、他と組み合わせると、どうしても不協和音が生じてしまう。コーヒーマリアージュは難しいのだ。
マリアージュ部門でコーヒーに組み合わせるスイーツはいずれもケーキにする予定だ。
フードは主に朝食メニューとの相性に注目した。
「レパートリーポイントって、結構ややこしいんですね」
真理愛が苦笑いをしながら本戦特有のルールを嘆いた。
彼女が本戦に出ていたら、間違いなくルールの落とし穴にはまっていただろう。選考会とラストチャレンジにはレパートリーポイントがない。エスプレッソ部門の場合、プロセスが違っても同じ農園の同じ品種のコーヒー豆であれば同一と見なされ、レパートリーポイントがなくなってしまう。だがエスプレッソ部門で使った豆を他の部門で使用した場合は、問題なくレパートリーポイントが発生する。
エスプレッソ部門以外は連続で同じ豆を使ってもOKだ。理論上は3種類の豆だけで済む。
何なら3種類の豆だけでレパートリーポイントを全て稼ぐこともできる。だが他の部門はラテアートで描くイラスト、フードとスイーツの種類、機械動力を伴わない抽出器具、アルコールの種類は予選から決勝まで被らないようにする必要がある。他は他で予選とは違う工夫をしなければならない。
「まあでも、コーヒー豆の種類はそこまで多くないのが幸いかも」
「全部ゲイシャにするんですか?」
「他に良い豆があればそっちも使うけど、最近はどこの大会もゲイシャ祭りだからな。ゲイシャを使って初めて同じ土俵に立てる状態になってる以上仕方ねえよ」
「まだどの部門も完成してないんですか?」
「ああ。マリアージュ部門は最後まで悩むかも。何せフードとスイーツの種類が多いし、相性の面で他の部門よりややこしいからな」
「あの、コーヒーカクテル部門なんですけど、私にも手伝わせてください。良ければ私が使っていたコーヒーカクテルを淹れましょうか?」
「ああ、頼む」
アルコールはこの中だと真理愛が最も詳しい。
かつてWCIGSCで共に栄冠を掴んだ相手とまた組めるのだから本当に頼もしい。
璃子はこの年の10月に行われるワールドチョコレートマスターズに出場するべく、様々な種類のチョコレートを大会のテーマに沿って作っていた。璃子のピエスモンテは見た目の芸術性も高いのだが、それ以上に頑丈な作りが特徴であり、優子との修行期間が終了してからは一度も崩れたところを見たことがない。それほどまでに正確な技術を持っている。調理時間だけで言えばかなり過酷な競技だ。チョコレートで作品を作るだけで、あっという間に日が暮れてしまうほどである。
自慢の妹はいつの間にか世界一のショコラティエへの階段を上がっていた。
璃子がバックヤードへと戻っていく。
「あの、私もブリュワーズ部門を手伝わせてください」
「伊織はスランプから抜け出すのが先だろ」
「……はい」
――何だか浮かない様子だ。このまま辞めるなんて言うなよ。
止まない雨はないし、抜けられないトンネルもない。ずっと走り続けている内に、一筋の光が見えてくることを信じて突き進むしかないのだ。成功するには、成功するまでやり続ける他はない。しつこく我が儘で居続けた者が勝つ世界だ。僕にだってできるはずだ。
僕とてスランプに陥ったことが何度もある。伊織のように、藻掻いて、足掻いて、必死にアイデアを探し出そうとしていたが、外に出かける度に、自分なりの解答を些細なきっかけで見つけていた。あの時苦しんだ経験は、僕自身の心をより一層粘り強いものにした。
伊織もまた、コーヒーから試練を与えられた……選ばれし者だ。
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