145杯目「魂と知性の抜け殻」
9月中旬、バリスタオリンピック選考会書類選考通過者が発表された。
募集が始まった7月上旬、募集要項やルールブックを念入りに確認し、選考会書類選考にオンラインで応募していた。書類選考では今までに出たバリスタ競技会での実績などが問われる。
今回は流石に落とされることはないだろう。何なら顔パスできるまである。
書類選考には100人まで競技者を募集しているが、応募期間を延長しているということは、まだ満席になっていないということだ。結果的に38人の競技者が応募し、その内10人が書類選考通過となる。通過した10人は10月中旬に行われる選考会に出場することができる。ルールはバリスタオリンピックの本戦と同じであり、上位2人が日本代表として本戦出場権を得る。
通過者名簿には、葉月梓、穂岐山美羽、松野翔吾、結城俊、加藤真理愛の名前と実績がしっかりと載っており、他の5人もバリスタ競技会で結果を残した人ばかりだった。
――驚いたな。まさか美羽と真理愛の名前まであるとは。
僕の実績は、WDC、CFL、WBC、WLAC、WCTC、WSBC、WSC、WCIGSC、WBrC優勝。
松野の実績だが、バリスタオリンピック選考会優勝1回、JBC決勝進出3回、準決勝進出6回、JLAC決勝進出2回である。前の年にコーチとして僕に貢献してくれていた真理愛だが、今回ばかりは頂点を競うライバルとして、僕の前に立ちはだかっている。
「言い方悪いですけど、あず君がいると、他の人の実績が小さく見えちゃいますね」
「そんなことはどうでもいい。とりあえず通過できて良かった」
「まっ、何はともあれ、通過できて何よりです」
「お兄ちゃん、通過したんだね」
璃子が僕の部屋にのっそりと入ってくる。
この時は動画の編集を終えたばかり。就寝前でみんなパジャマ姿だ。
「ああ、目に見えてたけどな」
「私も通過したよ。ワールドチョコレートマスターズの書類選考に」
「やったじゃん! まさかうちのカフェに勤務してるショコラティエから通過者が出るとは誰も思ってなかっただろうな! これで僕も璃子も、夢の舞台出場の切符を手にしたわけだ!」
だが僕には他の予定がある。吉樹からの誘いでFランの文化祭へと招待された。
しかも特別講師として講義を行う役目を負うことに。
「璃子、明日空いてるか?」
「うん、一応空いてるけど」
「明日Fランで特別講師をすることになったから見に来てくれ」
「えっ! 何でっ!?」
璃子が突然の誘いに驚いた。Fランということは、卒業した後飯を食えない大人の予備軍がうじゃうじゃいるわけだ。一度あの光景を目にすれば、僕のあいつらへの見解に納得するだろうと思った。
「実は蓮も誘ってる。これから教師を目指そうと思っているあいつに、日本の学校がどういう人間を作ってきたのか……思い知らせてやろうと思ってな」
皮肉を言いながらニッコリと笑い、現実を突きつけることを楽しみにする。
「じゃあ私も行く。お兄ちゃんのせいで蓮がやる気なくしたら困るから」
ちょろい。璃子は蓮の話になると途端に弱くなる。分かりやすいんだよなー。
「じゃあ明日の午前10時出発な」
「はぁ~、しょうがないなぁ~」
璃子はため息を吐きながら部屋へと戻っていく。
璃子と蓮は現実を知らないまま日々を過ごしている。璃子はいつの間にか僕以上の引き籠りになってるし、蓮も僕の言ったことを真に受けているあたり、やりたいことがあるのかどうか甚だ疑問である。あいつが心から教師の仕事を望んでいるかがこれで分かる。
翌日、午前10時を迎えると、僕と璃子が出発する。
この日は日曜日だった。吉樹がいたFランの文化祭でもある。大学に着いたところで、吉樹と蓮と合流を果たし、大学の校門から中へと入っていく。
「講義って何時間あるの?」
「講義は12時から1時までの1時間を予定してるって教授が言ってたよ」
「1時間か。それだけあれば十分だな」
吉樹が璃子と話している間、僕は蓮と2人で話す。
「蓮、僕が教壇に特等席を用意しておくから、講義をしている間、ずっとFラン大生たちがどんな授業態度なのかしっかり見ておけ。僕の講義は無視しててもいいから」
「もしかして、俺を誘った理由って――」
「ああ、Fラン大生の実態を見せるためだ。あの光景を見てもまだ教師を目指すって言えるかどうかが楽しみだ。ふふふふふっ」
璃子は蓮と仲が良い。だが蓮の生き方にはいくつか疑問がある。
学歴を積み重ねている間に、璃子とは社会経験で大きく差をつけられている点、自分が何のために学校に通っているかが分からなくなってきた点、学校卒業後に何をするべきかが分かっていない点だ。
蓮はこう思っている。自分は飯を食えない人間になりつつあるのではないかと。
僕ぐらいになると飯を食えない人間がすぐ分かる。あからさまに無気力で、発想に乏しくて、逞しさがなくて、モテそうになくて、何より一緒にいて楽しくない。
飯を食えない連中は、まるで仕組まれたかのようにつまらない共通点を持っている。
昔の元同級生の内、教師に従順だった良い子に限ってFラン大生だったのが滑稽だ。
「受講生どれくらいいるんだろうな」
「最初は大勢だけど、すぐにほとんどいなくなるだろうよ」
「……?」
しばらくして酒井田茂吉教授と挨拶を済ませ、僕が講義をする予定の教室へと向かっていた。彼らの少し前を歩き、璃子、吉樹、蓮、酒井田教授が並んで歩いている。
教授は白髪で眼鏡をかけており、高そうなスーツを着た穏やかな印象の男性だった。僕のことも知っていて、コーヒーを科学という観点から研究している人だ。うちの親父と同い年くらいだろうか。
「いやー、まさかコーヒー業界のレジェンドと会えるとは思ってなかったよー」
「レジェンドと呼ぶには早いけどな」
「教授、うちの兄は物凄い偏屈なので、くれぐれも扱いにはご注意を」
「分かってるよ。こういう子はねー、うちの大学にも多いんだ。偏屈で真面目で大人しくて、そのくせ細かいことが気になって仕方ない」
「兄とあんまり変わらないんですね」
「ああ。ただ、うちの学生とは決定的に違うところがある。あず君は自ら考え行動し、何度も試行錯誤を繰り返して、うまくいかなくてもすぐに課題を見つけ出し、解決に向かって取り組む創造性と、納得がいくまで新たな味を探そうとする無尽蔵な好奇心を持っている。だから彼は本番で失敗しないんだ」
ここまで的確に言葉の上で評価されたのは初めてだ。
この人……何者なんだ?
「あず君の事情に詳しいんですね」
「私はいつもあず君のブログを見ているんだ。コーヒーの開発や実験の詳細なデータが全部書き込まれてるんだよ。コーヒーの研究者やバリスタたちもビックリするくらいにね」
「あず君が凄いのは知ってたけど、そんなに凄かったんだ」
「ああ。一度顔を合わせて確信したよ。成功する人間はオーラが違うんだ。あれは今までに数多くの困難を乗り越え、鍛錬に裏打ちされてきた男の姿だ」
ブログまで見てるのか。僕のブログは他の人みたいに日常なんてあんまり書かないし、オピニオンや実験ばかりで何の面白みもない。もっぱらメモ帳のようなものに成り下がっている。教授の話を聞いていた璃子たちは彼の話を真剣に聞き続けていた。流石は長年教授をやっているだけあって、人を引き込むのがうまい。傍から聞いていても講義を聞いているような感覚に陥る。
午前12時、僕のバリスタ講座の時間がやってくる。
噂を聞きつけたFラン大生や他所から文化祭に集まった人々が次々と教室へと入ってくる。階段状になっている教室はすぐに埋まり、後ろの方にまで人が立って横に並んでいる。僕からの要望でここの大学生だけを教室に入れ、残りは出て行ってもらうことに。璃子、蓮、吉樹は黒板のそばに用意された特等席に座っている。端っこにある教壇には酒井田教授、中央の教壇には僕が座る。
やるからには徹底してやる。教室内に先着100人の大学生が集まった。
さて、ここからどれくらいの人数が生き残れるかな。
酒井田教授の合図でバリスタ講義が始まり、僕が小型マイクを装着したところだった。
僕はそこで思わぬ光景を目にした。講義が始まったというのに、イヤホンを耳につけてゲームに没頭したり、居眠りをし始めたりする人がいたのだ。こいつら……仮にも親の金で大学に来てるんだよな?
「悪いんだけどさ、ゲームしてる奴と居眠りしてる奴は今すぐ出てけ。早く!」
「「「「「!」」」」」
いつもより少し低めの声に周囲が驚き空気が凍りつく。
どうせ何言ったって空気読めない奴のレッテルを貼られるなら徹底してやる。それでもついてこれた奴が真の受講生だ。ゲームをしていた奴と居眠りをしていた奴が出ていった。これで13人が脱落し、残り87人。高い授業料を払ってゲームや睡眠をしに来ている時点で、本気で学ぶ気がない奴確定だ。
「僕はこの講義における全ての権限を持っている。真剣に講義を受ける気がない人、この講義が面白くないと思った人は、その時点で出て行ってもらう。今から君たちに質問しておきたいことが3つある。当てはまってる人は正直に手を挙げてくれ」
教室内がざわつき、何人かの大学生はピリピリした表情だ。
安心しろ。今すぐお前らも、この凍てつく牢獄から解放してやる。
「1つ目、将来やりたいことが分からない人!」
今いる大学生のほとんどが手を挙げた。もう成人したいい大人だろうに。やりたいことを言えないから人生不幸なんだぞ。こいつら、悪い意味で普通なのかもしれんな。
「2つ目、これだけは絶対の自信があるって思えるだけの趣味や特技がない人!」
これもほとんどの大学生が手を挙げた。さっきよりは少ないけど、これかなりやばいぞ。今までの約20年を無為に過ごしてましたって言ってるようなもんだ。
「3つ目、自分が今幸せだと思えない人!」
おいおい、これも大多数が手を挙げてるし。この時点で大体の人がコンプリートしてしまったのが非常に残念だ。自分が幸せだと思えない時点で、育ちが悪いって認めてるようなもんだぞ。
「じゃあ最後に、3つ共手を挙げた人は手を挙げてくれ」
コンプリートしたのは87人中81人か。
残念だけど、もうこいつらは僕の手に負えないし、僕にしてやれることは何もない。
「今手を挙げている人は全員受講資格なし。今すぐ荷物をまとめて帰れ」
「「「「「!」」」」」
再び教室内が騒めいた。まさか大多数の人に対して、いきなり退場を言い渡されるとは思っていなかったのだろう。大勢の大学生がぞろぞろと出ていき、残るはたったの6人となった。教室の扉はきっちりと閉ざされており、外から見られないようカーテンで覆われている。
「お兄ちゃん、どういうつもりなの?」
璃子が特等席から立ち上がり、気まずそうな目で僕と距離を詰めてくる。
「今から説明する。今ここにいる6人はまだ生きる力が残ってる。正直に言うと、さっきの質問は全部生きる力のない人を炙り出すためのテストだ。仮にも成人した良い大人がやりたいことも分からない、趣味も特技も磨いてない、幸せも感じられない。そんな魂と知性の抜け殻としか言いようがない連中に講義なんかしたって、全部右から左だ。そんなのお互いにとって時間の無駄だろ」
「「「「「……」」」」」
ここにいる全員が黙る。反論できないのか、それとも呆れているだけなのか、それは彼らのみぞ知るどうでもいい事実だ。彼らの過去を聞かずとも、僕には彼らの人生がうまくいっていない原因が容易に想像できる。ただの世渡り下手ではない。成功体験どころか失敗体験もできていない。
施設の連中も含め、あの一連の言動が全てを物語っていた。
負けること、傷つくことが嫌だから挑まない、だが挑まない者に成長はない。
体は放っておいても大人へと成長していくが、心は子供のまま成長しないでいることを余儀なくされている。大人とは様々な経験を経て成熟した人間のことである。本当の意味で成熟しきった大人は多数派となったピーターパンからやっかみを買い、まともな大人から引き籠るか国を脱出していく。
つまるところ、日本は『リアルネバーランド』になりつつあるのだ。
あんな連中が普通に就職して、やがて後輩を指導する立場になったところを想像するだけで途轍もなく吐き気がする。彼らの生き方には熱も誇りもなく、血も通っていない。やがて彼らは気づくだろう。無知が大罪であることに。無能が苦痛であることに。
「じゃあ今からバリスタ講義を始める。そこにいる6人は前へ出てくれ。ただ聞いているよりも、実体験の方がずっと分かりやすいだろ。社会人は座学だけじゃなれない」
生き残った6人は、いずれも1番前の席に座っていた優等生だった。
やる気のある優等生はあんな質問に手を挙げたりしない。
彼らは目の前に用意されているコーヒーミル、ドリッパー、ペーパーフィルターといったコーヒー関連の道具に興味を示し、これから行われる作業をワクワクしながら注目している。
まずは僕が実際に3回注ぎで抽出して見せた。どのタイミングでコーヒーを淹れるべきかをしっかり話しながらコーヒーのアロマを楽しんでいた。1人ずつコーヒーを回し飲みしていく。
「ちょっと苦味が強い気がしますけど、美味しいです」
「これどこのコーヒーなんですか?」
「どこのかは知らないけど、アーシー感のあるこのアロマに麦茶のようなフレーバー、酸味が少なくて苦味や渋味が強いから、ウガンダのロブスタ種のコーヒーじゃないかな?」
「凄いねー。香りと味だけで当ててしまうとは驚きだ。どうして分かったのかな?」
「コーヒーが教えてくれた」
「「「「「ふふふふふっ!」」」」」
手に取ったような回答に、この場にいた僕以外の全員が笑い出す。面白いことは何1つ言ってないんだけどな。璃子も蓮も吉樹も、この選ばれし大学生たちと仲良く話しながらコーヒーを飲んでいる。
「次は自分でやってみろ」
「「「「「はい」」」」」
6人の大学生たちは僕がやって見せた通りにコーヒーを抽出しようとするが、いまいち感覚を掴み切れていない様子だ。僕はそれらを少しずつスプーンですくい、カッピングしていく。
「終盤に出てくる苦味や渋味を抽出しすぎた人が多いな。まっ、最初はそんなもんだ。僕も最初にコーヒーを淹れた時はめっちゃ不味かったからさ」
「最初から美味しいコーヒーを淹れられたんじゃないんですか?」
「それができたら、僕はバリスタになってなかったと思う」
「どうしてですか?」
「みんな僕がバリスタとしての才能があると思ってるみたいだけど、最初っから才能があったわけじゃねえんだ。そんなもん全然意識してなかったし、誰よりもコーヒーを好きになって、誰よりもコーヒーと向き合ってきただけっていうか、才能があるって気づいたのはだいぶ後だ」
1時間半の間、有意義な一時を過ごした。彼らにはあっという間だっただろう。今後何かを始めたいと思った時は、好きっていう気持ちを大事に持つことを伝え、初めてとなる特別講義を終えた。
講師としては半人前だったけど……。
「お兄ちゃんが勝手なことをしてしまって申し訳ありません」
「いやいや、むしろ今までにない授業スタイルで凄く楽しかったよ。じゃあ私はこれで、君たちもこれからずっと頑張ってくれ。期待してるよ」
酒井田教授と大学生たちが教室を去っていく。終始気さくな人だったな。
「良い勉強になっただろ?」
「ああ。本当に学ぶ意欲のある人って、あんなに少ないんだな」
「あれが今の教育制度を真に受けた連中の成れの果てだ。もし教師になるんだったら、ああいう枠組みを量産する……悪魔の所業につき合う覚悟をすることだな」
「……」
蓮が口を閉ざし沈黙する。無理もない話だ。教師になったら学習指導要領に従い、途中退出していったあの連中を量産する片棒を担がされるのだから。事前に講義の内容を蓮に伝えていた。
最終的に将来飯を食えそうな人だけが残ると言ったが、あんなにも少なくなってしまうのは自分でも予想外だ。彼らは嘘を吐いて見栄を張ることさえしなかった。彼らが魂と知性の抜け殻であると同時に純粋な子供であるが故の正直さを持ち合わせていたからだ。
彼らは悪い意味で子供であり、悪い意味で大人でもある。
それこそ、この国が良かれと思って作ってきた社畜の姿だ。
「俺、教師になるのやめるわ」
「そうした方がいいと思うよ。私も教師にだけは絶対なりたくないし」
「ちょっとショックだったけど、教師になりたくないってことがハッキリした。あんな無気力な連中の製造につき合わされるのは真っ平御免だな」
「……」
吉樹が彼らの会話を聞きながら落ち込み、複雑そうな顔のまま黙っている。
まるで自分のことを悪く言われたかのような顔だ。
「あぁ~、このアイリッシュコーヒー美味い」
「ありがとうございます。気に入っていただけて何よりです」
璃子と蓮と別れ、帰りに吉樹を誘い、営業が始まったばかりのオーガストに連れていった。吉樹の飲み代は僕の奢りだ。僕と吉樹はこの日の出来事を真理愛に話した。
「ふふふふふっ、凄くユニークな講義ですね。でもあず君の気持ち……分かる気がします」
「えぇ~、何でぇ~?」
「やる気のない人にいくら教えても習得しませんから。教師とか教授とかって、やる気のない人たちの時間を潰す職業なのかもしれませんね」
真理愛がカクテルグラスを拭きながら同情するように教職を語り出す。
何事にもなかなか動じない真理愛でさえこの苦笑いだ。
「そりゃそうだ。小中学校はやる気に関係なく義務で出席させられてるし、高校大学は単位のためだけに出席させられてる生徒ばっかりだ。今は子供の学力低下が問題視されてるけど、たとえ全員が100点を取ったとしても、社会に出る頃には学習した内容とかほとんど忘れてるから、意味ないんだよな」
「言うねぇ~。僕もあず君みたいに、社会に出た後で役立つ勉強をしていたら……雑用係になんて……配属されずに済んでいたのかな?」
雑用係にいる今の境遇を愚痴り出す。無能の烙印を押された者ばかりが集まり、他の部署が一時的に増員する時だけ、雑用係から何人か駆り出されるのだが、吉樹はその中ですら駆り出されないという。明らかに今まで受けてきた教育と社会の構造が噛み合っていない。
もし柚子が雇わなかったら、マジで施設行きだった。柚子はリストラ候補を決めたのだろうか。こうやって酒を酌み交わしながら、世の愚かな営みを愚痴るのってこんなに楽しいんだな。ビールを飲みながら会社やバイト先の不満を愚痴っていた親父の気持ちが分かった。
はぁ~、こうやっておっさんができていくんだろうなぁ~。
僕も吉樹も、この時はすっかりと酔ってしまっていた。
気に入っていただければブクマや評価をお願いします。
読んでいただきありがとうございます。
僕がFラン大生だった時の経験を元にしています。
ナイーブな方はご注意ください。
酒井田茂吉(CV:杉良太郎)




