136杯目「事業拡大」
12月中旬、唯が18歳の誕生日を迎えると、僕らの関係は更にエスカレートしていった。
璃子に交際がバレてからは家の中でオープンにつき合うようになったし、他のスタッフも僕らの関係に感づいている様子。協会のホームページを見ていると、また新たな大会が開催されることを知った。
ジャパンブリュワーズカップ、略してJBrCだ。
エスプレッソマシンなどの機械動力を伴う器具を使わずに様々な器具を使い、手動によるコーヒーの抽出技術を競う大会だ。僕はこのバリスタ競技会に参加登録を済ませた。申し込みがすぐ打ち切りになると聞いて登録解禁になったところをずっと見計らっていた。参加登録できたのは僅か30人だった。
もっと参加者枠が多くてもおかしくないはず……。
――枠が少ないってことは、大会の予算も少なくしているのかな?
「また新しい競技会ですか?」
唯が僕の後ろからひょっこりと現れ、一緒にパソコン画面を見た。
「うん。コーヒー抽出に特化した大会で、要は最も美味いブラックコーヒーを淹れた人が勝つ競技だ」
「あず君の得意分野ですね。抽出器具はペーパードリップですか?」
「もちろん。ペーパードリップは基本中の基本だ。5歳の時だったから……18年前も前か……あれから本当に長かった。やっとコーヒーに熱中できる環境になった」
「18年前ですか。私が生まれた年に始めたんですね」
「この大会は持ってくるべき道具も少なめで済むし、WCIGSCよりはサポートの負担が少なくて済むだろうな」
「あの時は作る候補が多すぎましたよねー。というかサポートされる側がサポーターの心配をする必要はないと思んですけど」
言われてみればそうだ。サポーターは負担してなんぼだ。
今回は得意分野だし、コーチはいらないか。コーヒーカクテルも真理愛なしでも開発できるようになったし、苦手分野は消滅したと言っていいだろう。慢心はしないけど。
年が明け、2014年がやってくる――。
かなり濃密な日々を過ごしていた。過ごし方に無駄がないというか、休みという休みもなくガチガチな気もするが、倦怠感は全くない。むしろ悔いのない過ごし方ができたと思っている。
元日を迎えると、親戚の集会に参加する。
この年からは葉月珈琲で親戚の集会を行うことが決定した。
相手の方からうちに来るわけだし、家にいれば遅刻も欠席もない。みんな相変わらずで、親戚からは相も変わらず見合い話を持ち掛けられていた。大樹のおっちゃん、その妻で仲人でもある吉子おばちゃんは特に見合い話に熱心だ。彼女がいるって言いたかったけど、まだ未成年である上に、唯も人気者になっていたし、言おうにも言えなかった。唯は僕の代理として地元のテレビにも出演していた。彼氏の有無を聞かれていたが、今はバリスタの仕事に集中したいと言って誤魔化していた。
抜群のプロポーション、色白でピチピチの肌を持ち、バリスタとしてのホスピタリティの才能も溢れている彼女もまた、周囲から非常にモテていた。交際が発覚してスキャンダルにでもなろうものなら、最悪何かの間違いで法律違反に問われる可能性すらある。未成年との交際は基本的に控えた方がいいのかもしれないが、思えば最初に出会った時からずっと惹かれ合っていた。
破局だけは絶対に避けたかった。滅多に人を好きになることがない体質である以上、このチャンスを逃してしまえば、恋人と思える人との出会いには恵まれないだろうと本気で信じていた。
今気づいた。唯を愛してることに。唯も僕を愛してくれている。全国的に珍しい肉食系女子で、全てのアプローチが彼女からだった。欲しいものを真っ直ぐ取りにいくところは僕にそっくりだ。
だからこそ惹かれ合ったのかもしれない。
親戚の集会では、料理は璃子、唯、リサ、エマが作ることに。清涼飲料水を持ち込めるが、スペシャルティコーヒーを飲む時は料金が発生する。だが親戚の多くが快く注文してくれていた。
「あず君聞いてよー。大輔も優太もまた失業しちゃったの。はぁ~、どんだけ安定した就職と縁がないんだか、分かったもんじゃないよ。近所でも遂に笑い者にされちゃったし」
恵梨香おばちゃんが僕に不平不満をぶちまけてくる。
2人は勉強もできるし、仕事だってできないわけじゃない。ただ、就職に依存したマインドを植えつけられているだけだ。子供をマウントを取るための道具としか思ってないようじゃ、まだまだだね。
「言いたい奴には言わせとけよ。それと、大輔も優太も就職自体が向いてない。あれだけ頑張って無理だった時点で悟った方がいい」
「悟れって言われても」
「うちは今年から事業拡大を考えてる。でも人数が足りないからさ、手伝ってくれないかな?」
「それってつまり……」
「雇ってくれるの?」
「そういうことだ」
大輔も優太もホッとしたような笑みを浮かべる。他の親戚たちは唖然としている。まさか僕が雇うとは思わなかったのだろう。でもこれで親戚内の飯を食えない大人問題は解消しただろう。
「それは願ってもないことだな。それで、どんな仕事なんだ?」
「主に広告の仕事なんだけど、大輔は出版業界で仕事をやっていた時の経験を活かして、僕の本を書いて出版したり、葉月珈琲のマガジンを作ってほしい」
「なるほど、出版か。それだったら俺の得意分野だ」
「お兄ちゃんって小説書いて出版しようとしてたことあるよね?」
「うるせー、忘れろ」
僕はこの年に『バリスタの極意』という本を発売した。
これまで参加していた大会が一通り終わり、しばらくは暇になっていた。良い機会だと思い、自ら本を著作していたのだ。生まれてから今まで、どのようにコーヒーに向き合ってきたか、そしてどのようにコーヒーを究めていったのかが詳細に書かれている。
本を書く仕事は『ゴーストライター』となった大輔に依頼した。
大輔に自分の経験を話し、それをまとめて本にして出版する。これならどんなに忙しくても本を出すことができる。僕に執筆の才能はなかった。学校を追放されてからは、鉛筆やボールペンにはほとんど触れていない。物語を作るのは得意が、動画でやる方が好きだ。
葉月珈琲を次世代コーヒーの最先端とし、うちの会社から新たなコーヒーの流行を作っていく。動画で宣伝するのもいいが、動画を見ない人の方が多いことを考えると、紙の本に訴えていくのも1つの手だと思った。僕としては一刻も早くペーパーレス社会を実現してほしいのだが、進歩の遅い日本社会ではまだまだ先の話だろう。うちが紙の本をやめる時は、紙や印鑑の文化が衰退しきった時だ。
「優太はパソコンとイラストが得意だから、ホームページの管理と、シンボルマークのイラストを描いたりしてもらおうと思ってる」
「絵が得意なの知ってたんだ」
「美大諦めたって言ってたじゃん。あれってさ、元々は大輔が大手に就職できなかったから自分が大手に入って生活を安定させたいって思ったんだろ?」
「何で分かるの?」
「大輔がどこからも内定を貰えなかった時、1番落ち込んでたのは優太だったから」
「――ふふっ、あず君には全部お見通しか。お兄ちゃん、どうやら僕らには、先見の明がなかったね。あれだけ大手を勧めてたのに会社ごと倒産して、今じゃあず君に雇ってもらおうとしてるんだ。皮肉なもんだよ。もしあず君がみんなの言いなりになって大手に入ってたら、葉月家は今頃……とんでもないことになってたかもしれないね」
大輔も優太も、かつて僕に就職レールを勧めたことを後悔している。
僕は面接すら通らない人間だ。それが目に見えていたから就活はしなかった。もう少し得手不得手が緩やかな人間だったら、取り柄に気づくこともなく、就職レールに乗せられていたかもしれない。
――欠点だらけの人間で良かった。お陰で長所を絞れた。
大輔が文学に長けているのに対し、優太は絵を描くのがとてもうまいのが特徴だ。
そのため優太にはうちの『イラストレーター』として、デザインとホームページの管理を担当してもらうことに。2人共仕事が見つからなかったため、結果的には大輔たちに仕事を振る格好となった。
かつてリーマンショック経験し、無職になった2人は敗者の痛み、そして正社員になることのありがたみを知っている。きっと精一杯働いてくれるだろう。
「あず君、ちょっといいかな?」
レオが小さい声で話しかけてくる。僕の手を引っ張り、こそこそと人気のないクローズキッチンへと連れていく。どうやら2人だけで話したいらしい。
「どうかしたの?」
「最近楠木マリッジの経営が芳しくなくて、しかもそこにエマが入りたいって言い出したんだよ。僕は止めてるんだけどさ、全然聞く耳を持たなくて」
柚子はエマと仲良しそうに話している。確かにあの様子じゃ、止められそうにない。
2人は吉樹とも仲良しそうに話している。吉樹は結局楠木マリッジに就職したそうだ。婚活したことない奴が婚活イベント会社に就職って、なかなか滑稽だな。
「あいつが選んだ道を信じてやれよ。お兄ちゃんだろ?」
「それはそうだけど――」
「もしかして、辞めたいって思ってたりする?」
「……」
レオが急に黙った。やはり図星のようだ。だがそれは身内に対する裏切りとも呼べる。
葉月家も楠木家も帰属意識の強い連中ばかりだ。
「当てはあるのか?」
「……ないけど、あず君の会社で雇ってくれないかな?」
「やだ」
「即答っ!」
「うちだっていつ経営難になってもおかしくないぞ。会社が傾いたくらいで転職するんだったら、起業家の方がずっと向いてると思うけど」
「何で?」
「だってそんな理由で転職するってことは、根本的に人を信用できないってことだぞ。人を信用できない奴を雇う気はない」
レオは思い詰めていた。リサたちの4人兄弟の中で最も勉強ができた。
だがそれは不安に弱い性格の裏返しでもあった。
「公務員の方が良かったか?」
「……それはそれで嫌かな。面白くないし」
「何を話してるの?」
僕の姿がないことに気づいた柚子とエマがクローズキッチンまでやってくる。
柚子は少し怒ったような口調でレオを問い詰めている。
「いや、別に大した話じゃ――」
「転職するのが大した話じゃないと?」
「えっ!」
「私があんたの動向を知らないとでも?」
「……」
「あず君をこっそりクローズキッチンに呼び出して、何を話してるかと思えば、それだったら私に面と向かって言えばいいでしょ!」
「……どうしても……不安だった。もうあんな、不況の時代を藻掻いて生きるのは嫌だったから――!」
柚子はレオを抱きしめた。これ以上何も言うなと言わんばかりに。
「ごめんなさい。私が不甲斐ないばっかりに。確かに私、経営初心者で、できないことも多いよ。あず君みたいに不況に強い人間じゃないけど、リストラなんてしないから。それが怖かったんでしょ?」
「うん。もしリストラがあったら、真っ先に選ばれるかなって思っちゃって」
「それを言うなら、あんたよりずっと深刻な人がいるから安心して」
「えっ、そうなの? じゃあ別に残ってもいいかな」
――軽っ! こいつ、自分より業績が悪い奴を知った途端にケロッとしてるし。
何なんだ? ……自分より下がいると安心するというやつか?
「お兄ちゃん、あたしのことは心配しなくていいから。要はあず君が言っていた飯を食える大人になれればそれでいいんでしょ。だーいじょーぶだって。何とかなるなる。あたしも岐阜を復興させたいし」
エマは相変わらず楽観主義だ。レオが抱えていた問題はあっさり解決したわけだが、これで終わりではない。あともう1人、どうにかするべき相手がいる。
吉樹の隣まで移動すると、腰かけたと同時に吉樹が僕に気づく。
「結局柚子の会社に入ったんだってな」
「うん。就活をしても、どこにも受からなかったからねー」
「就活はいつ始めたの?」
「4年の後期からだけど」
吉樹の言葉に唖然とした。
――はぁ? いくら何でも遅すぎじゃね?
蓮が言うには、遅くても大学3年生から就活を始めるのが一般常識であるとのこと。4年を迎える頃には大多数の企業が選考を締め切ってしまうらしい。
「何でもっと早く就活始めなかったんだよ?」
「だって進級に必要な単位が足りなかったし、みんなはその時期から就活始めてたよ。あっ、そうだ。一度うちの大学に来てみない?」
「何でだよ?」
「実は仲の良い教授が大のコーヒー好きで、文化祭でバリスタの講師を募集してるから、あず君が行ったら喜ぶだろうなって」
「めんどくさそう」
「行ってみればいいじゃん」
璃子が僕の背中を押すように進言する。
「何で璃子が勧めるんだよ?」
「お兄ちゃんは度々Fラン卒の人を馬鹿にしてたけど、Fラン自体行ったことないでしょ。馬鹿にするんだったら、せめて現場を見てから言ったら?」
「――それもそうか」
「現場を見たら馬鹿にしていいっていうのもおかしいと思うけどなー」
「馬鹿にされるような生き方をする方が悪い。仕事の方はどう?」
「仕事はボチボチかな。お姉ちゃんが企画した婚活パーティのスタッフとして働いてる」
「……じゃあ結構色んな人を見てきたわけだ」
吉樹が小さく頷いた。吉樹の感想を聞き出そうとコーヒーを飲みながら語る。
あんな身の程知らずばかりが集う魔境を毎日のように見てきた吉樹は何を思うのだろうか。ていうかずっとあの光景を見てたら頭がおかしくなりそうだ。
「うん。色々分かったよ。自分に釣り合わない相手を求めたり、相手に嫌われる行動を無自覚に繰り返したり、自分がカップリングするために他の人を蹴落とそうとしたりする人もいた。結局、みんな自分のことしか考えてないんだなって絶望したよ」
「……それが人間だ」
吉樹もこの歳になって、ようやく社会の闇を知った。
学生の頃までは真面目な人が評価されていたというのに、社会に出たら真面目な人が評価されるのかと思いきや、胡麻すりをしたり、おべんちゃらが言える人の方が評価される。
真面目な人よりも、できる人をカンニングする人の方が出世が早い。だが驚くべきことに、学生でいる内は誰もそれを教えてくれないばかりか、真面目な人を育てようとする。これは社会が間違っているというよりは、クソ社会に従順である多数派の奴らが間違っているのだ。馬鹿げている奴らが普通もしくは標準的価値なのであれば、本当にまともな人ほど異端視され、孤立してしまうのではなかろうか。
僕が知っているニートたちは、いずれもおかしいことをおかしいと言えるまともな人だった。
だが社会での立ち回りを知らなかったために痛い目を見た。
「でもカップリングから結婚にまで発展する人たちはさ、みんな能力に関係なく、相手のことを第一に考えられる人だったんだよ。条件が良いだけの人は毎回のようにカップリングはするんだけど、その後全然続かないみたいで、今じゃうちの常連になってる人も少なくないんだよねー」
「つまり婚活市場はまともな人から早く売れていくから、婚活歴が長い人は、何かしら問題を抱えていると思った方がいいってことでしょ」
僕の隣に座っていた璃子が先に答えを言った。
でも同じことを答えられたかと言えば、答えは否だ。
「ご名答。さっすが璃子だね」
「昔お兄ちゃんが度々婚活パーティ参加者のことをボロクソに言ってたもん」
「だってさ、あいつらが求めてるような条件の良い人は、婚活なんかしなくったって、相手の方から寄ってきて、勝手に捕まるだろ」
「それを言っちゃお終いだよ」
「相変わらず空気が読めてないね」
璃子がジト目になりながら呆れ顔で指摘する。むしろ今にもカウンターテーブルの上にくっつきそうな璃子のダブルマシュマロの方が空気読めてないけどな。
僕が作った童貞を殺す服は、胸の部分だけ白を基調としており、胸以外が黒を基調とした服だ。このデザインが璃子の豊満なバストをより一層強調しているのだ。
璃子は気に入っているが、これを着て外に出る度にナンパされるらしい。
「ずっとあず君から論理的に攻められていたら辛くない?」
「うん。でもずっと一緒に住んでるとね、こういうぶっきらぼうなところも、不思議と可愛く思えてきちゃうんだよね。お陰で多少口の悪い人を見ても、お兄ちゃんよりはマシって思えるようになったの」
「璃子ちゃんが普段から落ち着いてるのって、あず君が原因なんだね……」
僕の生き様を通して、下手に目立つと迫害を受けるという現実を早い内に知った璃子は、人前では人形のように大人しく、常に強い味方を作ることで、つけ入る隙を与えないようになった。
この立ち回りは僕も見習った方がいいのだろう。
吉樹の案に乗り、かつて吉樹がいたFラン大学を見学しに行こうと決意する。
この年からは部署も社員も増えた。
最初は僕や璃子たちがいる『飲食部』だけだった。
うちで本の出版やデザインなどを担当する『広告部』が創設された。
更には僕の代わりに法人用チャンネルを運営する『投稿部』も創設され、法人用チャンネルの編集や投稿はリサやルイに任せることに。2人共編集技術を僕が教えていたお陰で動画投稿ができるようになっていた。みんなのために新しい部署用の家を会社名義で借りて住まわせることで、みんなの自宅兼職場とした。参加する機会こそ減ったが、法人チャンネルの撮影には今まで通り僕も参加している。忙しくなるにつれ、1人で2つのチャンネルを管理するのがどうしても難しくなってきたため、僕の代わりに事業を継続してくれる人が必要だった。これらの改革もあり、僕は時間を確保することができた。
一応最低限のマニュアルだけ守らせるようにしている。身内ばかりの会社だが安心感だけはあった。みんな僕が色んなことに手を出し、忙しそうにしていると思い込んでいたが、実際は暇潰しで色んなことをしているというだけで、僕じゃなくてもできる仕事は他の人に任せることで、いつでも暇な時間を作れるようにしていたのだ。リサもルイも動画撮影をする時以外は飲食部を手伝ってくれている。いずれは投稿部の仕事にだけ集中してもらいたい。
一方、飲食部は次なるスタッフを雇う必要に迫られていた。
1月上旬、伊織の誕生日がやってくる。
この時には既に今年度の営業も始まっていた。
営業時間終了後、伊織に最新式のドリッパーをプレゼントした。
「これ、私にくれるんですか?」
「うん。これで家でも練習できるだろ」
「ありがとうございます。でも、家では練習できそうにないんです」
「えっ……何で?」
「1学期も2学期も定期テストの点数が悪くて、それで親からは本当に勉強しているか見に行くって言ってきたんですけど、お店に入れても大丈夫ですかね?」
「――万事休すか」
「お店に勉強しに来てるのに点数が悪かったら、そりゃ疑っちゃうよね」
唯が天使のように微笑みながらも伊織に共感する。皮肉にも日本人規制法が彼女の未来を守る最後の砦になっていたし、とてもイエスとは答えられなかった。
1月下旬、僕はJBrCに出場するべく、練習を重ねていた。
機械動力を伴っていなければ、どの抽出器具でも問題ないため、ペーパードリップ、ネルドリップ、フレンチプレス、エアロプレスなどの抽出器具を試していたが、結局は最も得意なペーパードリップに落ち着いている。プレゼンの内容もしっかり決めていた。
コーヒーの基本中の基本とも言える戦いが、すぐそこに迫っていた。
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読んでいただきありがとうございます。
楠木大樹(CV:緒方拳)
楠木吉子(CV:草笛光子)