118杯目「想いを継ぐ者」
9月下旬、東京でWSCが行われた。
10ヵ国から10人のナショナルチャンピオンが集まった。
西洋諸国からはエントリーがなかったが、やはり世界大会の中ではマイナーな部類に入るようだ。
ジャパンスペシャルティコーヒー協会主催だからという事情もある。
昔出ていた世界大会は参加者のほとんどが地元の西洋人で、アジア勢が空気だった。あの時の逆と考えればいいのかな。日本では一般的なサイフォンだが、西洋ではペーパードリップが主流であり、サイフォンはあまり普及していないために西洋諸国の代表がいないのだ。JSCの決勝と同様15分で8杯のコーヒーを淹れるが、サイフォンの扱いには慣れていた。
大会前日、僕らはまた真由の家の世話になる。いつものように唯と彼の家に上がった。真由は大学生活を謳歌していたが、就活をする気はないようだ。
「サイフォンでも日本代表かー。色んな器具が使えるんだね」
「まあな。サイフォンも小さい頃にやってたからさ、使う度にあの時を思い出す。もっとも、1番得意な抽出器具はペーパードリップだけどな。真由はブログどうなの?」
「ブログは書いてる内に段々稼げるようになってきて、今の時点で生活費は稼げるようになったから、これならもう就職しなくてもいいかなって思えてきた」
「今は親の仕送りで生活してるんですか?」
「うん。一応ブログとバイトだけで生活できるけど、うちの親は心配症でね。預金が常に1000万くらいあって、いくら使っても、次の月になったら戻ってるんだよね」
「「!」」
僕も唯もこれには唖然としたまま大きく口を開けた。
いやいやいやいや、羨ましすぎるだろ! 僕がその条件で生活をしていたら、どれだけ多くのことができただろうか。ていうか老舗の温泉旅館ってそんなに儲かるのかっ!?
「あず君のラジオで就労支援施設の話を聞いて、自分で稼げる大人になりたいって思ったから、大学を卒業したら、仕送りなしで生活していこうって思ったんだよね。僕の友達もあず君のラジオで社会問題に関心を持つようになって、お金の稼ぎ方を基礎から勉強するようになったし」
「物凄い影響力ですねー。流石あず君です」
――まっ、うちのラジオは半分雑談で、半分はプロパガンダみたいなものだけどな。
世界中に僕のファンがいるなら、そいつらを通して世の中を変えていくことも不可能ではない。かつての僕のような犠牲者を1人でも減らすための活動だ。人生がうまくいかなかった世界線の僕みたいな奴が山のようにいることを知った。だから僕は……1人でも多くの彼らを助けたいのだ。
下手をすれば、自分があの連中と同じ立場になっていたかもしれない。
翌日、僕らは3人で東京の会場まで赴いた。
WSCは今までの世界大会と違って予選がない。いきなり決勝戦だ。早く終わる分僕にとっては有利だ。この1日のために多くの時間を費やしてきた。ジャパンスペシャルティコーヒー協会主催ということもあり、彼らの信頼回復に大きな注目が集まっていた。
控え室にはナショナルチャンピオンが揃っていた。いずれもアジアの国からエントリーした者たちである。参加者のほとんどがヨーロッパ人だったWDCとは対照的である。
僕は唯に手伝ってもらいながら準備を行い、リハーサルで味の確認をする。
準備時間が終わると、司会者から呼ばれてその場に静止する。
「第6競技者、日本代表、株式会社葉月珈琲、葉月珈琲岐阜市本店、葉月梓バリスタです!」
今まで以上の声援が会場中に鳴り響いた。ちょっとやりにくいな。
深呼吸を済ませ、みんなが僕の競技に注目する。WSCは世界大会であるため、英語を使うルールになっている。それが僕にとってどれほど幸いだったか。
「それではご自身のタイミングで始めてください」
返事をするように、司会者に向かってコクッと頷いた。
「タイム。僕は今回、新たなブレンドコーヒーに挑戦しようと考えた。それがゲイシャ同士のブレンドコーヒーだ。今回使うのはパナマゲイシャとコロンビアゲイシャのブレンドコーヒーだ。それぞれハニープロセスとナチュラルプロセスという異なるプロセスで生成されたもので、柑橘系のアロマやフレーバーを持つパナマゲイシャと、葡萄のようなフレーバーとボディの強さを持つコロンビアゲイシャを組み合わせることで、それぞれの長所を活かしながら弱点をカバーできることを発見した」
使用するコーヒーの説明をしながら5台のサイフォンを使い、まずは4杯のゲイシャブレンドコーヒーを淹れ、ジャッジに提供していく。ゲイシャ同士のブレンドをどのようにして見つけていったのか、そのシナジーによって生まれる新たな味をプレゼンした。このコロンビアゲイシャはラベンダーのようなアロマ、ピオーネのフレーバー、アフターにはミルクチョコレートを感じる。
「このコーヒーのフレーバーは、巨峰、アフターにはホワイトチョコレートレーズンが楽しめる。一度嗅いでから飲んでほしい。プリーズエンジョイ」
この時点であと1台のサイフォンがある。これを別の容器に移してからコーヒーのホエイと自家製ピオーネ果汁のシロップを混ぜていった。それを4つのコップに入れて完成させる。特にコーヒーとホエイの相性の良さには以前から注目していた。これを究めれば他のバリスタと差別化を図れる。
司会者もホエイには注目していたくらいだ。
「僕は以前からコーヒーとホエイの組み合わせを研究している。ヨーグルトのホエイ、牛乳のホエイなどを実験し、その全てで最高のマウスフィールとアフターテイストを記録した。今回使うのはコーヒーと牛乳とレモン果汁を混ぜ合わせて濾したコーヒーのホエイだ。このホエイに使ったコーヒーは今使っているものと全く同じ。これを冷やしておいたゲイシャブレンドコーヒーに投入する。このコーヒーのメインフレーバーである葡萄と相性の良いピオーネ果汁のシロップを投入して混ぜ合わせる。フレーバーは、マスカット、ライチ、アフターにはレーズン、カカオの風味が楽しめる。プリーズエンジョイ」
コーヒーにホエイを組み合わせることでマウスフィールが格段に良くなる。
ボディはゲイシャブレンドが補ってくれる。
「バリスタがこれからの時代を生きていく上で必要なのは、正解のある課題を解く能力ではなく、決まった正解のない課題を解く能力、自ら課題を出す能力だ。これからもコーヒーという決まった正解のないドリンクと向き合い、コーヒーが抱える課題を解き、コーヒーが隠し持つ課題を出していこうと思っている。それによってコーヒーが持つ魅力にまた1つみんなが気づくことができれば幸いだ。タイム」
課題となる全てのコーヒーを出し終えた。
時間ギリギリまでプレゼンをしながら掃除の作業をしてフィニッシュする。競技中の僕は相変わらずここが競技の場であることを忘れ、コーヒーが持つ魅力を素直に届けることに全神経を注いでいた。
――ふぅ、やるべきことは全てやった……後は結果を待つのみだ。
インタビューを終えてからしばらくの間、控え室で待っていた。
「あず君、お疲れ様です」
片づけをするために観客席から戻ってきた唯に声をかけられる。
「お、おう。やっと終わったよ」
「あず君の競技、動きにも説明にも無駄がなくて、次々と新しい可能性を見せてくれるのでずっと見ていられました。やっぱりあず君が1番です」
唯の言葉はとても嬉しかったが、1つ引っ掛かるところがある。
彼女はトップバリスタを目指すと言いながら大会には出ないし、僕が大会に出る時だけ積極的にサポートに徹するところが気になっていた。何だか不穏な予感がする。
夕方になり、全員の競技が終わると結果発表が行われた。
「ワールドサイフォニストチャンピオンシップの栄えある優勝は――」
小刻みに鳴る太鼓の音が会場に響く――。
「日本代表、葉月梓バリスタです!」
「よっしゃあああああぁぁぁぁぁ!」
ガッツポーズをしながら周囲に聞こえないくらいの小さな声で雄叫びを上げた。最後の2人に残ったところでチャンピオンから発表されることとなり、僕の名前を読み上げられた。どうにか優勝できた。ゲイシャ同士のブレンドを使ったこともあり、ワールドサイフォニストチャンピオンに輝いた。
こうして、東京にまた葉月梓の名前が刻まれた。
もっとも、東京は国内予選で何度も優勝を重ねている場所である。刻みすぎて完膚がないまである。岐阜以外の日本国内で最も多く通過、もしくは滞在した場所と言っていい。
表彰式が行われ、穂岐山社長から優勝トロフィーを受け取る。
トロフィーは土台の上に黄金のサイフォンが設置されている。
サイフォン自体が飾っているだけでカッコ良い抽出器具だが、黄金に輝いているのだ。これを店に置くことで、JSCのトロフィーと合わせ、2つの黄金サイフォンを持つことになる。
「優勝おめでとう。流石はあず君だね」
僕を見つけた美羽たちが声をかけてくる。
「贔屓はしなかっただろうな?」
「そんなわけないでしょ。そんなことしなくてもあれは誰もが認めるドリンクだと思うし、まさかゲイシャ同士のブレンドをするなんて、思ってもみなかったな。やっぱあず君は最高のバリスタだね」
「まるで先代を見ているようだった」
「――親父? 店はどうしたんだよ?」
「息子の応援に行って悪いか?」
「うん。社長命令に反する行為だ。他人だったらクビになってるところだぞ」
「そう言うなって。店はお母さんに任せてるから大丈夫だ」
「お袋に焙煎なんてできるのか?」
「焙煎はできないけど、予めコーヒー豆を焙煎してから来た。今頃は飛ぶように売れてるだろうな」
売れるのが分かっててワンオペさせたのかよ。親父も人が悪いなー。
それにしても、親父が直接応援にやってくるのは珍しい。親父がいつもと違う行動をする時は、何かを打ち明ける時である。実に分かりやすい性格だ。
「あず君が度々送ってくれたゲイシャが物凄く人気でな。他のどのコーヒー豆よりも高いのに、売り始めてからあっという間に売り切れる始末だ。常連からはいつ仕入れるんだと聞かれることが多かった。まさかあんなに人気の高いコーヒーだとは思わなかった。俺も飲んでみたけど、確かにあれは、今までのスペシャルティコーヒーとは格が違う」
「だろ? 親父もやっと分かったようだな」
「伊達にロースターやってたわけじゃないからな」
「久しぶりだな」
親父に声をかけたのは穂岐山社長だった。
そういやこの2人は元同級生だ。奇しくも久しぶりの再会を果たした。
「おっ、社長だけじゃなく、会長にまでなったか。偉くなったもんだな」
「それを言うならそっちもだろ。こんなにも偉大な息子を持って。うちの養子に欲しいくらいだ」
「うちの息子はなかなか扱いが難しいぞー。美羽ちゃんの方がまだ楽かもな」
「実はな、俺は今年限りで会長を辞めることになった」
「……何で辞めるんだよ?」
「俺は前の会長の尻拭いをするために、一時的に会長になった。まっ、言ってしまえば、臨時内閣みたいなもんだ。協会の信用を取り戻した今、俺が会長である必要がない。それに穂岐山珈琲の業務に集中したいからね。それでただの会員に戻るわけだ」
「使い捨ての臨時だったのかよ」
協会が信用を取り戻したことで、穂岐山社長はただの社長に戻ることとなった。
親父と穂岐山社長は地位こそ違えど、コーヒーに対する情熱は同じものがあり、その差を感じさせない会話をしている。親父も雇われ店長とはいえ、昔よりは出世することができた。クビになってからの親父を僕が正社員として雇うとは予想もしなかっただろう。
実力はあるが、なかなか雇ってもらえなかったあたり、世間がいかに人を見る目がないのかがよく分かるし、世間に頼る意味がないことを親父もよく理解したはずだ。
美羽がとても上機嫌な笑顔で駆け寄ってくる。
「あず君、あのゲイシャブレンド、まだ余ってるかな?」
「一応残ってるけど、今は淹れたくない。ていうか早く帰って休みたい」
「じゃあさ、うちに寄っていったら?」
「悪い、これから親父と話があるんだ。祝勝会は美羽たちだけでやってくれ」
「……分かった」
「唯、美羽たちにつき合ってやってくれ。親父との話が終わったら、すぐ真由の家に戻るからさ」
「は、はい……分かりました」
唯は美羽たちと一緒に美羽の家まで同行するべく去っていく。
「あず君、話がある。ちょっとあそこのカフェにつき合えるか?」
「うん、いいぞ」
ほらきた。親父も何やら複雑そうな顔だ――何か隠し事でもしているのか?
東京都内のカフェに入り、すぐに注文を済ませて対面するようにテーブル席に座ると、それぞれ注文したエスプレッソが机に置かれ、親父は一呼吸置いてから話し始めた。
「実はな、お前に1つ隠してたことがある」
「えっ、もしかして……脱税とか、闇金とか?」
「そんなんじゃねえよ。先代のことだ」
「おじいちゃんのこと?」
「ああ。先代はお前が中学から追放されたことも、高校に行かず独立したことも知っていた」
青天の霹靂が僕を襲う。大きく見開いた目に親父は罪悪感を持っている。
「不思議だと思わなかったか? お前が起業する時、何故先代が疑いもせず貴重なエスプレッソマシンを渡したこととか、起業がバレても全く怒らなかったこととか」
――確か……起業することを伏せて、いつでも練習ができるようにするためにエスプレッソマシンを譲ってほしいと言った時か。てっきりあの時はうまく誤魔化せたと思っていた。でもそうじゃなかった。いくら孫のためとはいえ、普通に考えて業務用エスプレッソマシンを渡そうなんて思わないよな。
「親父が話したのか?」
「いや、嘘を吐いてるのがバレた。お前が学校でどんな様子かを聞かれた時、いつも通りと言ったら、あず君はいつも変化し続けている。何か隠してるんじゃないかって聞かれて、仕方なく白状した」
「親父も嘘を吐くの下手だもんな」
「……結果的に約束を破ることになった件は詫びる。けど先代はお前が社会でうまくやっていけるかどうかを憂いてた。あず君のためにできることはないかって何度も聞かれた。俺はあず君のためにできることは全部してやってくれって言ったけどな」
――おじいちゃんは気づいていたのか。
ずっとバレていることがバレていないように装うのは大変だっただろう。どうりで僕が借金を起業資金として使った件を知った時も冷静でいられたわけだ。最初からバレていた前提なら説明がつく。
やっぱりおじいちゃんには敵わなかった。おじいちゃんの活躍は、バリスタだけに留まらなかった。あまり目立っていなかったが、大手コーヒー会社に多くの友人を持ち、コーヒーを普及させるべく助言や監修も務め、日本におけるコーヒー業界の礎を築いたと言っても過言ではない。
「昔の自分を見ているみたいだったって言ってたな」
「だから応援したくなったのか。他にはなんて言ってた?」
「職人には向いているが、経営には不向きだってよ」
「当たってるな。うちの会社がうまくいってるのは、僕がマスコットになってからだし、もし有名になってなかったら、どうなっていたことやら」
おじいちゃんがうちで飲んだ最初で最後のコーヒーがゲイシャだったのは幸いだった。
「先代は就職ラッシュの頃、自分だけ起業の道を選んだ。多分それを思い出したんだろうな。俺はそのことを知っていたから、お前には可能な限り無難な道を選んでほしかったけど、何で先代が就職しなかったのか、今なら分かる気がする……」
「親父の言いたいことはよく分かった。今更過去の約束破りをとやかく言う気はない。僕はずっとおじいちゃんに助けられてた。それが分かっただけでも十分だ」
「祝勝会は行かないのか?」
「行かねえよ。集団は苦手だし」
「そういうところは先代と違うところだな」
「もしおじいちゃんの若い時からバリスタ競技会があったら、有名になってたのかな?」
「先代は才能をひけらかす人じゃない。でも……もし参加していたら、あず君でも敵わなかったかもな」
勝てるかどうかなんて分からない。おじいちゃんが競争嫌いだったのは事実だ。利益よりも第一にコーヒーのことを考えるような人だった。そういう意味では、まだまだ足元にも及ばないかもな。
翌日、僕は唯と共に帰宅するのだった――。
10月上旬、コロンビアゲイシャの収穫をこの目で見るため、コーヒーの本場の1つ、コロンビアへと向かった。アルマ・ヘメラ・へメロ農園でゲイシャの収穫を手伝わせてもらった。
園長や仲間たちと交流し、来年以降は継続的にコーヒー豆を輸出してくれるよう契約を結んだ。
このコーヒーでワールドサイフォニストチャンピオンになったことを伝えると、園長たちは大いに喜びを露わにする。自分の作ったコーヒー豆が世界で活躍するのは、どこのコーヒー農園にとっても嬉しいようだ。できればバリスタ競技会に来てほしいと思っていたが、自分からは誘わなくなっていた。
10月下旬、今度はブリランテ・フトゥロ農園の園長となっていたフリオがうちにやってくる。
かつてWBCで優勝を決めた豆として、ゲイシャが飛ぶように売れていた。
「今じゃアズサのお陰でコーヒー豆が飛ぶように売れている。家族を養うことができたし、作業員たちにも無理なく給料を払えるようになった。本当にありがとう」
「礼を言うのは僕の方だ。この豆で僕の人生は大きく変わった。感謝してもしきれない」
「――あのさ、1つ提案があるんだけど、いいかな?」
「……何?」
「うちの農園をアズサの会社の『傘下』にしてくれないか?」
――農園を傘下にする? つまり海外に土地を持つってことか?
「随分とスケールのでかい提案だな」
「農園を継いだまでは良かったんだけどさ、俺は親父に似たのか、コーヒーには詳しくても、農園の経営には向いてないらしい。今は良くても今度不況が来たら耐えられる気がしない。それにさ、我が儘かもしれないけど、俺もアズサを見てバリスタを目指したくなった。だからパナマのカフェに勤めようと思ってる。悔いのないように生きることを教えてくれたのはアズサだろ?」
フリオは農園を継ぐ夢を叶えたことで、燃え尽き症候群となっていた。今度は僕に触発され、最もコーヒーの知識を活かせるバリスタを目指している。家族とも散々話し合って決めたらしい。
「それはいいけど、農園はどうするんだよ?」
「園長なら後任が決まってる。コーヒーにも経営にも詳しい人だ。でも農園がいつまでも絶対に売られない保証はない。この前も何人かコーヒー会社の人がやってきてさ、いつか農園が経営破綻した後に購入させてほしいと約束を持ちかけてきたんだ。あんな連中に渡すくらいならと思ってな」
「……本当にいいのか?」
「ああ。アズサは俺が見てきた中で最も信用できる奴だ。アズサに俺たちの農園を託したいんだ。元はと言えばアズサのお陰で栄えた農園だ。だから頼むよ」
フリオもまた、死ぬ時に悔いが残らない人生を歩みたがっていた。
農園を栄えさせるという夢を叶える前に死んでしまったファビオのことが気に掛かっていた。
結局、僕は彼の提案を受け入れることに。これで来年の初頭から正式にブリランテ・フトゥロ農園を葉月珈琲傘下とすることが決まった。まさかコーヒー農園を持つとは思わなかった。
こうして、僕はコーヒー農園を現地の想いと共に継承したのであった。
気に入っていただければブクマや評価をお願いします。
読んでいただきありがとうございます。
WSCは当時のルールを元にしています。




