112杯目「旧制度への鉄槌」
葉月ローストが無事オープンしたことに安堵していた。
親父もお袋も、自ら焙煎したゲイシャの味をそれなりに気に入ったようだ。
ゲイシャの焙煎はミディアムがお勧めと教えておいたのは正解だった。今では価格設定にもそれなりに納得しているらしい。だがこれは手放しで喜べるものではなかった。
1月下旬、葉月ローストにある異変が起きる。
いつもより外国人観光客の数が圧倒的に少ないと親父からメールがくる。休日をいつにするかは親父に任せているが、それでもなかなか休もうとはしない。一度サラリーマンマインドになると、休日は与えられるものと考えるようになるらしい。葉月ローストは月曜日が休日だが、それでも営業しようとするから困ったもんだ。そこで親父にメールでアドバイスを送ることに。
『このままじゃ売り上げ的にピンチだぞ』
『金華珈琲はどうなってるの?』
『いつもと同じだけど』
『おかしいな。葉月ローストが売れている時と変わらないのは明らかに不自然だ。親父の店に人が来ない時は、それに比例して金華珈琲にも人が来ないはずだけど』
『さりげなく失礼だな。で? どうするんだ?』
『そんな時は商店街の情報屋であるマスターに聞くのが1番だ。もしかしたら、何か知ってるかもしれない。僕も情報を探ってみる』
2月上旬、情報を掴んだ親父が営業終了後の葉月珈琲へとやってくる。
「あず君、とんでもないことになった」
「どうかしたの?」
親父はやけに深刻そうな顔だった。
「商店街が敵に回ってしまった」
「「「!」」」
僕、璃子、唯が一斉に驚く。だがクローズキッチンから出てきた優子は事情を知っていたのか、冷静な反応だった。何やら申し訳なさそうな顔で親父を見つめている。
――そういえば、少し前から優子の様子がおかしかった。
商店街の話題になる度、浮かない顔をしていた。どうかしたのかと璃子に聞かれていたが、優子は大丈夫と作り笑顔で答えていた。優子が言う大丈夫は大丈夫じゃない法則がある。
「もしかして、独り勝ちのタブーに触れたから?」
「ああ。近所の人は誰も口を利いてくれなくなった上に、うちの店が産地の偽造をしているという虚偽の噂まで立つようになってな。それで客が激減した」
「何でそんなことが起きたんですか?」
唯が驚きながらも真っ先に疑問を呈する。
葉月商店街の掟が理解できなかった。ここらで最も有名な掟が独り勝ち禁止というものである。簡単に言えば、商店街の中にある店舗の内、どれか1店舗だけが栄えてはならないという横並びの精神からできた掟だ。以前はこの掟を理由に優子からヤナセスイーツへの資金提供を断られたことがある。
断ったのはこうなることが分かっていたからか。下手をすればヤナセスイーツがこんな目に遭っていたのかもしれない。商店街の未来を考えて始めた店なのに、皮肉にも商店街に足を引っ張られることになるとは。商店街を牛耳っている連中をどうにかしないといけないと考えた。
親父は葉月商店街の掟を唯に説明する。
「まっ、そういうことだ。先代が商店街の会長を引退して、別の連中が商店街を牛耳るようになった。今の会長が俺よりも一回り年下の奴でな、バブル崩壊後にみんなで助け合った名残があるのと、丁度横並びを気にし始めた世代ということもあって、こんな理不尽なルールを作りやがったんだ。あず君のお陰で商店街が一時的に賑わった時は、どこの店にも客が来るようになっていたから、特に問題にはならなかったんだけどな。だけど今回は別だ」
「葉月ローストがお客さんを独占して……独り勝ちしたからですよね。こんなのおかしいですよ。明らかに営業妨害じゃないですかっ!」
唯が声を張り上げながら言った。
「今度俺が話をつけてくる」
「いや、もっと良い方法がある」
「もっと良い方法って、どんな方法だよ?」
みんなが僕の方を向き、話を聞く態勢になる。
正直、商店街の会長という制度が心底気に入らねえ。
元々はおじいちゃんたちが商店街の結束を強くするために作った一般社団法人と聞いているが、こんな馬鹿げている掟が足を引っ張るように蔓延っている今、もはや時代遅れの制度だ。こうなったら商店街の会長から権限を奪い取るしかない……じゃないと葉月商店街は時代の波に飲み込まれ、自滅の道を歩むことになる。続いてきたから続けているだけの制度や慣習に意味はない。
「うちの会社総出で、商店街会長に訴訟を起こす!」
「「「「!」」」」
高らかに宣言すると、今度は僕以外の人全員が驚いた。やられっぱなしでは終わらないのが僕の悪い癖である。だが今回は怒りに任せた行動はしない。賭けにはなるが、やってみる価値はある。
「訴訟って、どうするつもりだよ?」
「株式会社葉月珈琲の店舗である『葉月ロースト岐阜市本店』に対する営業妨害で訴える」
「あのなー、相手には優秀な弁護士もいるんだぞ」
「そんなの関係ねえよ。裁判に勝とうが負けようが問題ない。今こそ世間の力を借りる時だ。日本人は法律は守らないけど、世間の掟には従う連中だ。それを逆手に取る」
「世間の掟?」
「ああ、この裁判を解説動画にして、全国中に情報をばら撒く。するとどうなるか」
「そんなことしたら、商店街が全国中からバッシングされるよ」
「その通り」
「でもそれじゃ、お兄ちゃんが商店街に戻れなくなるよ」
「訴訟を起こすのはあくまでも最終手段だ。まずはこれ盾に商店街会長の権限をなくして、掟を全て廃止するように親父が説得してくれ。全ては葉月商店街のためだ」
「――分かった」
独り勝ちしちゃいけない制度が続けば、葉月商店街の店同士による足の引っ張り合いになり、やがて全ての店が共倒れになってしまうことが目に見えていた。
葉月商店街がなくなれば、飯を食えない失業者たちが大量に出てくるだろう。
ふと、就労支援施設を見学した時のことを思い出す――。
自ら考え創造することが求められる時代に従順な労働者を作る教育を施した結果、マネーリテラシーも教養もやる気もない『魂と知性の抜け殻』ばかりが量産された。葉月商店街はあの手の失敗を繰り返そうとしていた。時代にそぐわない制度を続けると、自力で飯を食えないポンコツが量産されてしまうことは歴史が証明している。僕が経験したあの4時間は、学校に行かされていた8年よりずっと価値があった。失敗例を見たお陰で、うちの商店街の危機を察知することができたのだから。
結局、この騒動はあっさりと『解決』の方向へと向かっていった。
親父は僕の言い分を商店街会長に報告した。すると、相手はまさか訴訟を起こしてくるとは思わなかったのか、すぐに降参した。こうして、商店街の掟に終止符が打たれた。訴訟回避の条件として、虚偽の噂を広めた事実を認める情報を近所中に拡散させた。これで葉月ローストが営業妨害をされることはないだろう。それにしても、あいつらが法律よりも世間の掟を優先する癖はどうにかならないものか。
2月の休日のことだった。リサと柚子と共にカフェ巡りをすることに。
僕の家まで迎えに来ると名古屋まで赴き、カフェ巡りをしていた。どこのカフェのマスターもみんな僕を知っており、リサたちを介してお勧めのコーヒーを教えてくれた。
「あず君の趣味って変わってるよね」
「一応僕、変人だからさ」
「こんなに色んなカフェに行こうって、普通は思わないよね」
「僕には普通とか常識とか、そういう概念は持ち合わせてない」
「知ってる。ところで、何であず君は誰とも真剣交際しないのかな?」
「……つき合った人が不幸になるから」
正直に言うと、リサも柚子もどこか曇った表情になった。2人共他の人が地味に見えるくらいの美人なのに、こんな表情をされたんじゃ、せっかくの整った顔が台無しだ。
「あっ、そうだ。帰りにさ、商店街にできたばかりのバーに行こうよ」
リサが気分転換に僕らをバーへと誘う。
「えっ、バーなんてあったっけ?」
「そこはリサーチ済みだから安心して。うちが『紅茶専門店』なのは知ってるでしょ。うちの常連が商店街の人に多いから、商店街のことはすぐ耳に入るの」
「商店街に住んでる私でも分からなかった。それだけ会社の仕事に没頭してるからってことなのかな」
「柚子は働きすぎだと思うぞ」
「リサはいつも定時帰宅だっけ?」
「うん。終わったらあず君がさっさと帰れって言うから」
「労働時間を順守しているようで何より。でもあず君って何で労働時間にうるさくなったの?」
――えっ、それ聞いちゃうの?
こんな質問を当たり前のようにしている時点で、この国は労働基準法をちゃんと守っていないという示唆になるんだけどなー。まあいいや、いつか話そうと思っていたところだ。
「身内の1人が過労死寸前の状態に追いやられたんだ。日本の企業が利益のために1人の人生を台無しにした。それを知ってうちのスタッフを……ましてや身内に過重労働なんてさせられるかよ」
「「……」」
労働が立派な仕事だと言うなら、良質な労働のために適度な休息を取るのも立派な仕事だ。労働基準法を守って潰れるんだったら潰れてしまえ。単にその会社が経営に向いていなかっただけのこと。
日本は職人一流、経営二流、教育三流の国である。
太陽が沈み、辺りが暗くなった後の帰り際、リサの誘いで商店街にできたばかりのバーに足を運ぶ。
洒落た筆記体英語で『オーガスト』と書かれたバーがあり、中は少し薄暗い雰囲気で物静かだ。
既に何人かの客が腰かけていて、小さな音量でピアノのBGMが流れている。
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
「3人です」
「お好きな席へどうぞ」
「――ここって、最近オープンしたところですよね?」
「はい。この商店街が注目を浴びていると聞いたので」
「あー、なるほど」
僕らが席に着くと、柚子とリサがマスターと仲良しそうに話し始める。
今まで見てきたバーのマスターよりもずっと若い人がバーのマスターを務めていた。
加藤真理愛は最近ここに引っ越してきた人で、僕より3歳年上の上品そうな女性。顔は外国人寄りだが、日本語がかなり流暢だ。黒髪のロングヘアーで、大和撫子のような丁寧な立ち振る舞いが印象的だ。話を聞く限りだと、父親がフランス系スイス人で母親が日本人。聞けば僕の活躍に影響され、コーヒーカクテルを専門としたバーを始めたらしい。
メニューは全てコーヒーカクテルだ。通常のコーヒーやアルコールは提供していないとのこと。ここまで徹底するってことは、相当の自信があるんだろう。何だか楽しみになってくる。
僕自身は下戸だが、嗜む程度にコーヒーカクテルを飲むことに対して抵抗はない。
オープンキッチンにはエスプレッソマシンからビールマシンまで揃っている。
「じゃああず君に憧れて、ここでバーを始めるようになったんですね」
「はい。うちの店名のオーガストも、あず君の名字が由来なんです」
「ふーん、あず君の名前が使われてるんだー。なんか羨ましい」
「えっ! ……まさか本人なんですかっ!?」
「そうですよ。この通り――」
「あっ、ちょっと」
柚子が僕のサングラスを外して本人確認をさせる。
「……! 本当にあず君なんですね。お会いできて光栄です。うっ……ううっ」
「何で泣いてるんですか?」
「いえ、その……まさか本人に会えると思わなかったので……すみません。えっと、加藤真理愛です。私のことは真理愛と呼んでください」
「……分かった。『カフェ・グロリア』を1つ」
「は、はい。畏まりました」
真理愛は注文を受けると、すぐにカフェ・グロリアを作り始める。まろやかなブランデーとオレンジがほのかに香るオシャレなコーヒーカクテルだ。温めたカップに角砂糖とオレンジの皮を入れ、ブランデーを振りかけ火をつける。アルコールが燃え尽きて炎が消えたらコーヒーを注いで完成だ。
「お待たせしました。カフェ・グロリアでございます」
僕はカップを持ち上げて香りを楽しみ、中のドリンクを口へと運ぶ。
コーヒーが持つ酸味とブランデーが持つ甘味のマリアージュを再現するのは難しいのだが、これは再現性が高いドリンクだ。ブランデーがコーヒーの雑味をうまく消しているし、それぞれの風味特性を引き出している。これは……理想的なコーヒーマリアージュだ。
「どう……ですか?」
「最高だ。コーヒーとブランデーの特性を引き出してる。合格だ」
「ふふっ、テストしてどうすんの?」
「だって聞かれたんだもん。何でコーヒーカクテルの道を選んだの?」
そっぽを向き、カフェ・グロリアを飲みながら真理愛の今までをさりげなく聞いてみる。
コーヒーカクテルを専門としている人はなかなか珍しいし、聞いておく価値はある。
「私が大学生だった頃、何の目標もなく生きていて、何を目指したらいいのかも分からず、途方に暮れていました。そんな時にあず君がWBCで優勝したニュースを見て衝撃を受けたんです。私より年下なのに目標がハッキリしていて、それでいて物事に対する造詣が深くて、とてもしっかりしている人だと思ったんです。このままじゃいけないって気づいたと言いますか、最初はバリスタを目指そうと思ったんですけど、父も母も私にソムリエになってほしいみたいで、それならコーヒーカクテルをやってみなさいって言われて、この店を始めたんです」
自立しているかと思いきや、彼女も親の言いなりってわけか。
「じゃあこの店は親の出資で始めたわけか」
「何で分かるんですかっ!?」
「大学を出たばかりで、これだけの設備を1人で揃えるのは無理だろ」
「……ですよね」
真理愛は僕の大ファンだった。気さくな人で安心したのか、この日からオーガストの常連になった。リサは最初こそ陽気に酒を飲んでいたが、段々と出来上がっていくにつれて本音を吐くように。
「あず君ってさ、思ってたより臆病なところあるよね」
「えっ、今気づいたの?」
「つき合った人が不幸になるって言ってたけど、本当はあず君が傷つきたくないんじゃないの?」
「……それもあるかも」
「あず君は本当に変わった。中3の時から身内とも他人とも距離を置くようになってたし、もしかして学生の時のトラウマが原因で『人間不信』になってるんじゃない?」
真剣な目つきで僕に踏み込んでくる。
リサの言葉は僕自身が気づきもしなかった深層心理を表すものだった。
しばらく頭を整理してから口を開いた。
「言われてみればそうかもな。世間と距離を置きたかった。起業して独立したのも、世間と距離を置くためだし、店が潰れたりしたら、また世間と密接に関わらないといけないだろ。それが辛かったのかもしれない。僕はそこまで立派じゃないってことだ」
僕はまだ、日本人の奴らを許せるだけの強さを持ち合わせていない。
今の状態であいつらと交流しても、うまくいくはずがないと思い込んでいたのかもしれない。僕とあいつらとの間には大きな壁がある。日本人が壁を作り、僕がそれを完成させた。
「日本人なのに日本人が嫌いって変なの」
「僕は日本生まれ日本育ちの地球人だ。未だにあいつらのルールが分からない」
日本の法律は分かるけど、日本人のルールは分からないままだ。法律やルールブックには乗っていない暗黙のローカルルールは尚更分かり辛い。単語に置き換えると、風潮、慣習、常識、不文律、世間の掟といったものだ。他の人は何となく分かるらしいが、僕は一度盛大にやらかすまで分からない。
ルールに記載されていないことは、説明されるか現場を経験しなければ理解できないのだが、管理する側にとっては面倒でしかないのだろう。どちらかと言えば、現場を経験した方が分かりやすい。習うより慣れろ派の人間にとってはルールブックを読むより、実際の参加者を人を見た方が分かりやすい。
こうして、リサと柚子とのデートが終わった。
2人共すっかり酔っていたため、僕が肩を貸して家まで運び、仕方なく2人を家に泊めることに。
自分の店が完全に自分頼みなのが気にかかっていた。このまま僕が遠征を繰り返す度に客足が遠のく現象が繰り返されれば、店としては失格だ。会社は法人チャンネルが稼いでいるお陰で黒字を維持しているけど、僕がいない時の対策を考えたい。風呂に入った後、動画編集をして寝ようとすると、リサと柚子が僕の部屋に嬉しそうな顔でやってくる。酔いからはすっかり醒めていた。
リサはいつも1階で仕事をしているため、2階が新鮮に見えている。
僕の部屋は動画投稿をするために作られた部屋であり、寝室も兼ねている。
他には璃子の部屋と唯の部屋と来客用の部屋があり、2人はとても驚いていた。
「あず君の部屋って広いね」
「これだけスペースに余裕があれば、動画投稿もしやすいからな」
「店の営業時間が短いのって、動画に時間を費やしたいからなの?」
「そうだな。最初は体力に自信がなかったからだけど」
「でも璃子と優子さんは朝から来てるよね?」
「スイーツは作るのに時間がかかるし、朝から来てもらってる」
「だから帰りが早い時があるんだ」
「朝早い人には9時から来てもらってる」
「その時間帯に会社用の動画を撮ってるの?」
「スイーツの時はそうだけど、料理の時は営業が終わってからだな」
店の仕組みについて話した。2人には来客用の部屋に戻るよう言ったが、2人は僕と一緒に寝ると言い出した。2人に挟まれ、体をもふもふ触られる。女が僕と一緒に寝た時の行動は大体似ている。
リサが言うには、ここまで髪が洗練されている男性は珍しいとのこと。
3月上旬、某ビデオゲームのオフ会に参加する。
真由が久しぶりに僕を誘ってくれたのだ。6匹のモンスターから3匹を選び、1匹ずつ戦わせる形式である。だが経験不足もあって優勝することはできなかった。息抜きで来たとは言え、負けると残念な気持ちになる。いつも思うが、バリスタ以外はなかなか勝てない。
「おっ、あず君じゃん」
「相川も来てたんだ」
オフ会が終わると、会場で相川が声をかけてくる。
相川は色んなゲームで世界の頂点に輝いている。サインや握手にも快く応じる人で、会場で最も人気がある人だった。あんなマネは到底できないな。だが僕の場合、相川とは明らかに違う反応をされた。
僕と対戦できたというだけで喜ぶ人が何人もいた。相川との対戦の時はピリピリしていたのに、僕との対戦の時はワクワクしていた。プレイヤーとして見られていないのだろうか。
「このゲームにも参加してたんだな」
「バリスタ以外のことも色々やってるからな」
「バリスタの仕事は大変か?」
「いや、僕にとっては全部の行動が趣味みたいなものだし、そうでもねえよ」
「あー、前にも言ってたな。飽きないように色んな趣味を持ってるわけだ」
「そういうことだ。飲み込みが早くて助かる」
相川とは思った以上に波長が合う。
うちの店は上半期から売り上げ上々だったが、僕がいない時は売り上げが低いため、僕がいなくても楽しめるシステムを考えていた。画期的なアイデアがあればいいが、簡単には見つかりそうにない。
そんな日々を過ごしながらも、新たなバリスタ競技会に登録を済ませるのだった。
気に入っていただければ、
ブクマや評価をお願いします。
加藤真理愛(CV:早見沙織)




