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伝説ー始めの章ー
ー伝説ー
私には、生まれる前の、記憶がある。真っ白な空間で、銀髪に灰色がかった蒼い海のような瞳美しいとても美しい女神様そのかたは、悲しんでいた美しい瞳に、深い哀しみを、たたえ世界を、見つめていました。
私は、その原因たる人々に怒りを抱かず要られなかった。
遥かな昔世界には、歪みがあった欲望怨み妬み人々の、欲望が歪みを、生み出した世界が、滅びに向かうなか金髪に緑の瞳の若者が立ち上がった人々に争いを止め隣にいる人の、他者に想いをいたすように、呼び掛け始めたそれが始まりだった。