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【爆撒英雄サトルのガイア建国記】  作者: 池上雅
第2章 銀河宇宙篇
248/325

*** 248 驚愕の新スキルとVRエロゲの設定づくり *** 

 



 その日の深夜。

 直接脳入力学習を終えた俺は、寛ぎながらアダムと雑談をしていた。


 部屋には防音の魔法をかけてあるので、俺の声が外に漏れることはない。



「なあアダム。

 地球への里帰りって、嬉しいし楽しいけど疲れるな……」


(はぁ)


「あ、資源抽出は順調か?」


(はい、現在おおよそ45%の処理が終わっております)


「それにしても、最高顧問さんたちの加護やスキルも便利だよなあ。

 そう言えば他にどんなスキルがあるんだ?」


(そうですね。

 いろいろとございますが、どうも身体変形系や身体に特殊な能力を持たせるものが多いように見受けられます)


「俺だって変身や多少の変形なら出来るぞ」


(いえ…… なんとも特殊な変形といいますかスキルといいますか……)


「例えばどんなのがあるんだ?」


(そうですね、サトルさまのご意思で、ちんちんの大きさと形を変えられるスキルですとか……) 


「なんだよそれ! そんなアヤシいもん要らねぇよ! 

 俺を見世物にする気かっ!

 で、でもそれ、最大でどれぐらいの大きさになるんだ?」


(使用者の身長とおなじですので、185センチほどですね。

 太さはその半分で最大直径90センチ強です)


「要らねぇっ! 

 そんなもん、間違えて使ったらシスティたちが死んじまうじゃねぇかっ!

 それにそれうっかり街中で発動したら、阿鼻叫喚の地獄図絵だろっ!」


(それでは、ちんちんをあと何本か生やすスキルとか)


「なんだよその化け物みたいなスキルは! 

 直列8亀頭エンジンか!

 誰がどう使うんだよっ!」


(仕様書に、○○と○○を同時に愛せると書いてあります)


「ひ、ひとり2本差しか……」


(お試しになりますか?)


「やだ! 見世物にゃあなりたくねえ!

 他にはどんなもんがあるんだ?」


(そうですね。

 見せただけで女の子が堕ちるちんちん作成スキルですとか。

 それから、いくらでも異性を従順に出来る強力催眠術スキルですとか。

 異性を強烈に惹きつけるフェロモン発生能力ですとか……)


「ロクなもんが無ぇな。

 どっかで聞いたことのあるもんばっかしだし。

 それに俺とっくにナチュラルでそのスキルあるみたいだし」


(『パートナー派遣♡』という機能もございますね。

 どうやら夜のパートナーを贈って貰える機能のようでございますが。

 1回500クレジットだそうです)


「間に合ってます。

 パートナー、もう4人もいますから」


(そのパートナーさまの為の機能もございますね。

 ちんちんにバイブレーション機能をつけられるスキルだそうです)


「そ、それ…… け、検討に値するかも……」


(注意事項:小用中にうっかり発動すると、辺り一面飛び散ってたいへん、だそうです)


「なんだよそれ! 俺がそんな悲惨なメに遭って誰得なんだよ!」


(それからメールが来たりアラームの時刻になったときに、そのバイブが振動して教えてくれるようにも出来るそうです。

 でも『強』にしてるときはすぐに止めないと、脳震盪を起こして気絶してしまうかもしれないので注意とも書いてあります)


「あんだよそれっ! 街の中とかだったらどうするんだ!

 どこの大ヘンタイだよっ!」


(それから『最強』だと部屋どころか建物も揺れるので、地震と間違われないようにしてくださいとのことですね)


「なんでそこまでムダな大出力付けるんだよ!

 要らねえよそんなもん!」


(使用後には是非使用感を報告して欲しいともあります)


「ひとのちんちんをネタにして遊ぶな!

 それにしてもアヤシいスキルが多いな……」


(どうやら神界の方々も、ヒト族の性にかなりご興味が有るご様子ですね。

 どれも銀河宇宙でヒト族に人気の遺伝子操作商品や、ヒト族のエロ小説に出て来る異能をスキル化したもののようでございます)


「それ、地球のエロラノベと全くおんなじじゃねぇか……

 やっぱ、ヒト族ってどこに行ってもロクなもんじゃねぇな……」



(他の系統のスキルと致しましては、思考加速措置と思考力上昇措置がございますね。

 これは指輪を嵌めて一旦スキルを得たら、以降は指輪をする必要が無いそうです。

 それにアクティブスキルですので、通常はOFFにも出来るようです)


「お、それ便利そうだな。

 それじゃあ、そのスキル今取得しようか。

 そうすれば仕事も勉強ももっと捗るだろう」


(はい)



「それじゃあ気を取り直して次の仕事を始めるとするか……

 それは主にお前の仕事になるはずだ」


(畏まりました。

 なんなりとお申し付けください)


「まずは美少女文化を研究してくれ。

 漫画、アニメ、ネット、ゲーム、AV等、あらゆる媒体で美少女について研究してほしいんだ。

 そのために必要なものは、すべてネットで買ってくれ。

 予算は無制限だ。

 特に美少女恋愛ゲームはいくら買ってもいいぞ」


(はい)


「それから、この地球でカネで手に入るコンピューターゲームを全て入手して調べてみてくれ。

 また、これも手に入る全てのラノベや漫画やエロ小説を入手して、主に地球人の男たちの性衝動を勉強して欲しい。


 それから『○説家になろう』という小説投稿サイトがあるんだが、ここにある恋愛系やゲーム系の小説を全部読んで、地球のヒト族のゲーム観や恋愛願望についても勉強しておいてくれ。

 あのサイトの小説は願望の塊りだからな。


 そうそう、それから『○クターン』というサイトがある。

 やはりこの中のエロ小説を読んで、日本の男たちがどんな性欲求を抱えているのかも研究して欲しい。

 特に架空のVRゲームの中で、プレイヤーが行いうる性行為をすべて網羅するんだ。

 プレイヤーにはいかなるエッチもさせてやりたいからな。

 ただし、殺人と過度の暴力行為はご法度だ」


(畏まりました。

 それではアダムブラザーを100人ほど動員して早急に調べさせます)


「お前は勉強しないのか?」


(我々は情報の完全共有が可能ですので、1人が知り得たことはすぐにわたくしも含めた全員に伝わります。

 また、知り得た内容について遠距離討論も出来ます)


「べ、便利だなあ。

 ところで、そうした調査の目的は、俺が作るゲームの世界観の設定、世界の構築、登場人物の設計のためだ。

 世界観については、現代地球、過去の地球、未来の地球、異世界なんかを網羅して欲しい。

 そうだな、最低でも1000の世界を構築してくれ」


(はい)


「それから、登場する女の子のモデルキャラについては、最低でも1万パターンは欲しい。

 アニメ、リアル、ポリゴンなどのヒューマノイドすべてだ。

 ヒューマノイドは、ヒト族以外にもエルフ、獣人、ドワーフ、魔人、人型魔物などすべての人種だ。


 さらに、髪の毛の色や長さ、性格、体のパーツの大きさやスタイルについては、ユーザーがカスタマイズ出来るようにもしてくれ。

 そうそう、絶対に著作権法に触れないように、漫画などは参考にしても、最終的にはお前たちでデザインして欲しい。


 もちろんユーザーのゲーム上のアバターも同様にな。

 ユーザーアバターのパターンとしては、

 ①ユーザーが感情移入しやすいように、平凡もしくは標準以下のしょぼい男。

 ②理想の男への変身願望が満たされるように超イケメン。

 ③ユーザーそっくりな容姿と性格だがイケメンにカスタマイズ可能。


 このぐらいかな。

 まあ、自由度を持たせてユーザーがいくらでも改変出来るようにしといてくれ。

 例えばユーザーの写真を元にしたアニメのイケメンが作れるとかだ。



 肝心のゲームの内容だが、シューティング、狩り、冒険を含むロールプレイング、アクション、パズル、レーシング、シミュレーション、恋愛などだ。

 但し、どのゲームに於いても、必ず好みの女の子とのエッチが出来るようにしようと思っている。

 だから、エッチプレイのモデルタイプも1000通りは作っておいてくれ。

 それからオプションプレイは最低1万通りだ。

 もちろんユーザーが設定する特殊プレイも実行可能にしておいてくれ。


 そうそう、ゲーム内のNPCについても、仮想現実の中で実際に暮らしているという設定で頼む。

 つまり完全に人格を持った存在だ。

 いつ何を聞いても同じことを答えるNPCは興醒めだからな」


(それらすべての環境やプレイを、VRマシンを使ってあたかも現実世界に居るかのようにユーザーに体験させるのですね)


「そうだ。ゲームと現実の区別がつかなくなるぐらい精巧に頼む。

 もちろん、男性ユーザーにはVRマシンからの脳内刺激によって、実際に射精も出来るようにしてやりたい。

 どうだ、出来るか?」


(もちろんでございます。

 ただ、少々お時間は頂きたく思いますが)


「構わん、じっくり作ってくれ」


(はい)





 数日後。


(サトルさま。VRゲーム環境の設定が完了致しました)


「おお! もう出来たのか!」


(はい、終了しております。

 仮想世界につきましては、人気の出そうな全体世界環境を10万種類ほど設定致しました。

 その中での個別環境につきましては、森の中、草原、街、宿屋、別荘、学校、電車内、公園、デートコース、自宅、彼女の家などの10万種類の環境につきまして、それぞれ20万パターン用意いたしましたのでユーザーがチョイス出来ます。


 ヒロインの性格モデルは50万通り、ユーザーのアバターも50万通りですが、その中のひとつを選んでから、ユーザー好みの設定に改変可能ですので、事実上無限大の設定が出来ます。

 もちろんUSB等で写真を取り込んで改変もアニメ化も出来ます)


「すげえ」


(モデルタイプとして、ヒロインの全身像は100万通り、髪の毛の色は10万通り、髪型は80万通り、体型は、全体、肩、胸、肋骨、ウエスト、ふともも、足首、ふくらはぎ等の200か所について、それぞれ10万通りのパターンをご用意致しました。


 特に乳房につきましては、ゼロから直径2メートル超えのスーパーZカップまで大きさも形も自由に設定出来ます)


(…… スーパーZカップ ……

 ほとんどおっぱい星人かおっぱい魔獣だな……

 それにしてもどうやって歩くんだろ?)


(さらに指定後にはヒロインの年齢も自由に変えられます。

 つまりゲーム内で成長させたり若返らせたり出来ますので、その分パターンは増えますです。

 また、ハーレムでの同時召喚可能ヒロイン数は3万人です)


(ドームコンサートかよ……)


(また、NPCの人格は各世界合計で1000億人分ご用意致しました。

 単にユーザーに会ったときだけではなく、VR世界で普段の生活も営んでおります。


 それから、ゲーマーが選択する性行為ですが、大別した傾向で100万通り、その中から派生したパターンで12億通り、オプションプレイを20億通りご用意いたしました。

 もちろん細かい指示も出来ますので、事実上無限種類のプレイが出来ます。

 おまかせエッチコースは5億通りです)


「す、すすす、すげえな」


(これ、たとえおまかせコースだけでも、すべて制覇しようとしたら枯死するでしょうね)


「だ、だろうな……」


(おしめをかぴかぴにして枯死したユーザー…… 哀れだ……)


「よ、よしアダム、次にして欲しい設定はだな……」




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