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【爆撒英雄サトルのガイア建国記】  作者: 池上雅
第2章 銀河宇宙篇
236/325

*** 236 第2章『銀河宇宙篇』 プロローグ ***

 



 或る日のシスティの神域。


「それでは『第2回サトルの性的嗜好研究会』を始めるとしよう。

 まず最初に、ここ数日のサトルのエロゲの履歴を見てもらおうか」


「ああっ! わ、わたし、こんなことされてるっ!」


「はうっ! わ、わたしもあんなことまで!」


「ああああ、わたし、なんてはしたないことを口走ってるのかしら……」


「これがサトルがお前に言って欲しいことだったのだのう」


「そ、そうでしたね。

 こ、これはサトルさんがわたくしにしたいことだけじゃあなくって、わたしにして欲しいことでもあったんですね……」


「そうだの。

 こうしてみると、サトルは我らにデレまくって欲しいようだのう」


「でれ? ですか……」


「そうだ、『デレ』だ。

 いつもはツンツンしていても、サトルのエッチのおかげで身も心も堕とされて、サトルの前ではでれでれになる女のことだ。

 そうなるともう、サトルの性欲のいいなりだの。

『デレ』から『いいなり』への進化とも言う」



「それはむしろわたくしの望むところですね♡」


「は、はい、わたしも早くサトルさんのいいなり女になりたいです……

 そ、そうしてたくさん『子作りの練習』を……」


「そ、そうなるためには、こういう卑猥な言葉も覚える必要があるんですね……」


「そういうことだ。

 それではこれから、サトルが好みそうな『淫語』や『卑猥語』についての勉強を始めるとするか」


「「「はい♪」」」





 う、ううう、羨ましくなんかないやいっ!






 いよいよ約束通り俺とみんなの『子作りの練習』が始まった。



 最初の晩はシスティだった。

 どうやら4人の中でもシスティは正妻扱いらしくって、一番手に起用されたようだ。

 もうシスティには何度も『子作りの練習』をさせてもらってるけどな。



「あの…… サトル、聞いて欲しいことがあるの……」


「なんだいシスティ?」


「わ、わたしたちね。

 サトルに子種を貰うっていうより、ヒト族みたいにサトルの本当の奥さんになりたいの。

 そ、それで、今日は私のカラダは、エルダさまのスキルでヒト族のカラダに変身させて貰ってるのよ♡」


「えっ……」


「だ、だからわたし、今のカラダにはヒト族の女性と同じ『性感帯』っていうものもあるの♡

 今日はお礼にサトルの言うこと何でも聞くから、どうかわたしを自由にして楽しんでね♡

 それに地球のひとたちって、別に子供を作るとき以外にも、エッチを楽しんでるんでしょ。

 だから、サトルもいつでも好きなときに私のカラダを自由にして楽しんで欲しいの♪

 わたし、いつでも待ってるから♡」


「う、うおぉぉぉぉぉぉぉぉ~っ!

 し、システィぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~っ!」




 えっ…… 

 し、システィそんなことまでしてくれるんか……

 あ、あんなことやそんなことまで……

 ああそうか、エルダさまから地球のヒト族の生態、い、いや性態を教わったんだな……


 うっ、うおおお……

 そこまでしてくれるんか! こ、これは堪らんっ!!






 翌日のリビング……

 俺の隣にはデレデレになったシスティがいた。

 もうほとんど裸に近い姿で顔は桜色に上気したままだ。

 そんでもって、さっきから俺の腕にしがみついたまま離さないんだよ。


 ということは、まだヒト族に変身したままなんだな……



「な、なぁシスティ……」


「なぁに、あなたん♡」


 誰だよコイツ……

 もう完全にデレまくってて別人だよ。


「あ、あのさ…… トイレに行きたいんだけど……」


「うふ、それじゃあ一緒に行きましょ♪

 わたしが持ってあげる♡」


「げげげげげげげげげげ……」





 その日の夜はローゼさまの番だった。


「不束者ではございますが、どうか末永くローゼを可愛がってくださいませ、サトルさん♡」



 だ、誰だよこれも……

 も、もう完全に出来上がってるじゃないか……



 うおおおおおっ!

 そ、そこまでしてくれるんか!

 ああっ! そ、それはヤバいって!

 俺の理性が飛んじゃうって!


 あああああああああああああああああ……





 翌朝のリビング。

 俺の右腕はシスティ、左腕はローゼさまにしっかりと抱きかかえられていた……

 2人とも惚けた顔でフェロモンも全開だ。


「さとるん、もっとわたしを触って欲しいの♡」


「ああ、ご主人さま…… お慕い申し上げております♡」


「ろ、ローゼさま……」


「いやん、ローゼって呼び捨てにしてくださいませ♪

 もしくは、『俺のエッチなペットのローゼ』とか……」


「げげげげげげげげげげげげげ……」



「ああ…… 

 ヒト族の女は初めての男に溺れるっていうのは本当だったんですね♡

 もうわたし、ご主人さまのご寵愛が無くては生きていけないですぅ♡」




 そして翌日は、右手にはシスティ、左手にはローゼさま、そしてヒザの上にはデレデレになったエルダさまがいた。

 全員から女の色気がむんむんと立ち昇っている。



 もちろんその翌日には、そこにフェミーナが加わった。

 後ろから俺に抱きついたまま、あちこちを舐めまわしている。


「ああ…… サトルしゃま…… もう食べてしまいたい……」


 お前が言うとシャレにならんからヤメロ!


「でもわたしのことももっと食べて欲しいの♡」


 誰だよこのぐにゃぐにゃ狼……

 それに引きかえ、俺のオオカミさんは直立不動のままだし……

 そうだな、今日は全員で一緒に語り合おうか……



 そんでさ、みんなで激しく語り合ってるときに、俺がフェミーナに「エッチのときにふるふる動くお前のしっぽが可愛いぞ」とか言ったもんだから、システィもローゼさまもエルダさまも、みんな『変身』魔法でしっぽ生やしてもうタイヘンよ。

 俺もケモナーだったんかなぁ……




 ところでだけど……

 なんか、全員の言動が、まるであのエロゲで俺がアバターたちに教え込んだことにそっくりなんだよな……


 ははは…… まさかな……


 でも…… 

 俺、エロゲの中ではみんなを従順MAXなデレにしてたよな……


 い、いくらなんでも…… い、いや有りうるのか?

 まさか! 俺知らないうちにそういうスキルを会得してたのか!

 そ、それまるでご都合主義満載の○クターン作品みたいじゃないか……


 ど、どどど、どうしよう!


 ま、待てよ!

 っていうことは、これからもあんな過激なこととか超過激なこととかも出来るんか……


 う、うん。

 ここは何にも言わないで黙っているのが男の取るべき態度だよな……

 そ、そうすれば、あんなこともこんなことまでしてくれるんだもんな……

 ってゆーか、俺の願望をエロゲでやっておけば、それが現実になるんじゃないか?



 こ、これさ、まるでゲーム世界がリアルになったようだよ。

 はは、男の望みが全部叶うバーチャルリアリティの世界みたいだぜ!


 ぐへへへへへへへへへへへへ……








 哀れサトル、それは『スキル』ではなく『リアル』なのだ……


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