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1分で読める短編シリーズ

飴玉の味

作者: 優木貴宏

甘いものが好きな私はたいてい飴を口に含んでいる。


もちろんチョコレートやグミだって好きだが丸くてガラスのようにきれいで甘い飴玉はもっと好きだ。


いつものように飴を食べてるとクラスメイトの一人が


「一個もらっていいかな?」


と机の上の飴の袋を見ながら尋ねてきた。


私がその人に飴玉を1つ渡すと小袋をあけてじっくりと飴玉を眺めていた。


私が不思議そうに見ているとその人は


「飴玉ってきれいだよね、まるでガラスみたいだね」


と呟いた。


私と同じ事を感じるその人の事を気にしはじめたのはその時からだった。


その時の飴玉は甘さ感じることなく私の口のなかで溶けていった。

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