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嘘つきな彼氏は善意に浸る。 ー善意の装飾語は悪意ー  作者: ユウ
第一章[愛情表現の歪み方は孤立]
2/3

1-(2)

「む~」


考え込む結。

一体、

何に考え込んでいるのやら…

片手は僕の小指を捉えて、片手は自分自身のスカートをつまんでいる。

こらこら、パンツ見えまちゅよー。…とか言っても結のスカートは膝下だけど。


「むにゅー」

「むぐぐ」


頬を引っ張られる。

赤く染まった、僕の頬肉。


「みゃー」

「みゅー」


2人だけしか理解出来ない言語。

うむ、発声と共に結の指が僕の口の中に入れられた。

口内は結の指の味

味わい深いますです

鉄分が少々含まれているな。


「うがが」

「佳介の朝ご飯-」

「だから抜いてき、むぐ、うががが&%¥$#♪¢※!!」


危うく壊れる所だった。

喉の奥まで指突っ込むなんて想定外でしか無い。

想定内なら喜んで飲み込んでただろうに。嘘ですけど。

で、結が言うには僕の朝ご飯は指だそうだ。

鉄子ちゃんの指先舐め舐め。

うむむ、やっぱり鉄分多い、少し控えめにしてくれたら嬉しい。


「きゃ-佳介が私のの指指なめなめ舐めたた」


なめくじくんですかあなたは。

それかなめくじくんのお嫁さん?

随分と独占欲が強い女の子ですこと。


「むきゃーっ」

「ぅがっ!?」


結の指が僕の舌に当たる。

絡みついた、結の小指先の赤い糸




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