1-(2)
「む~」
考え込む結。
一体、
何に考え込んでいるのやら…
片手は僕の小指を捉えて、片手は自分自身のスカートをつまんでいる。
こらこら、パンツ見えまちゅよー。…とか言っても結のスカートは膝下だけど。
「むにゅー」
「むぐぐ」
頬を引っ張られる。
赤く染まった、僕の頬肉。
「みゃー」
「みゅー」
2人だけしか理解出来ない言語。
うむ、発声と共に結の指が僕の口の中に入れられた。
口内は結の指の味
味わい深いますです
鉄分が少々含まれているな。
「うがが」
「佳介の朝ご飯-」
「だから抜いてき、むぐ、うががが&%¥$#♪¢※!!」
危うく壊れる所だった。
喉の奥まで指突っ込むなんて想定外でしか無い。
想定内なら喜んで飲み込んでただろうに。嘘ですけど。
で、結が言うには僕の朝ご飯は指だそうだ。
鉄子ちゃんの指先舐め舐め。
うむむ、やっぱり鉄分多い、少し控えめにしてくれたら嬉しい。
「きゃ-佳介が私のの指指なめなめ舐めたた」
なめくじくんですかあなたは。
それかなめくじくんのお嫁さん?
随分と独占欲が強い女の子ですこと。
「むきゃーっ」
「ぅがっ!?」
結の指が僕の舌に当たる。
絡みついた、結の小指先の赤い糸