しょぼい財産管理を公開するしょぼい数字が飛び交うしょぼいなんかそんなかんじのもの。
2022年9月。
初めての障害年金が、通帳に振り込まれた。
初回なので奇数月だったが、一般的な年金同様、以降は偶数月に振り込みがある。
初回分のほとんどはお願いした社労士さんの報酬に消えたが、自分はこう思った。
「あ、これやべぇな」と。
自分は、所謂「健常者」ではない。
精神障害者手帳3級を持ち、カバンにヘルプマークをぶら下げて生きている「障害者」という奴だ。
勤務しているのも、特例子会社といわれる障害者のみを雇う少しばかり特殊な環境。
だが、そういう特殊な環境を抱えられるくらいでかいグループの会社なので、待遇は良い。
ホワイトだ。
ホワイト企業だ。
ホワイトすぎて、自身のブラック根性がにじみ出して、かえって闇を抱えるくらいに。
ただし、薄給だ。
なにしろホワイトなので、残業で稼ぐといった真似ができないのだ。
締め切り前のクリエイターだったら発狂するくらいに真っ白なのだ。
そこの、契約社員だ。
正社員登用制度はあるのだが、如何せんポンコツ過ぎてまったくお声がかからない。
それを踏まえた上で。
「これやべぇ」のである。
経済をまわす以前に生活が廻っていなかった人間に、いきなり余裕が出来たら何をするか。
一か月あたり約6万円の非課税所得がいきなり上乗せされるのだから、間違いなく舞い上がって浪費する。
具体例を挙げよう。
樹高1メートルの真榊の苗と、椎茸栽培キットを購入した。
アパート暮らしなのにクソでかい植物を持ち込んで、鉢植えを仕立てるなどの奇行に走る。
次はプランターを買って舞茸栽培キットを、いやいくらなんでもそれはやめとけ、と拮抗する精神。
歯止めが効かないのだ。
なので。
なので、だ。
財布と通帳にある数字をぶちまけることで、自制の引き金とすることとした。
「賢い節約術を知りたいな」「お金を増やしたいな」
そんなことは、ひとっつも考えていない。
もしもそれを求めてこれを眺めようとするなら、無駄だ。
いや、無駄では言葉が足りない、帰れ、が適当だろう。
徹頭徹尾、自分のため。
貧乏人の貧乏アピール。
貧乏人の貧乏人らしいカネの使い方を見てニヤニヤする、趣味の悪い方向けかもしれない。
なにしろ思いつきで始めているものだから、方針も無ければプロットも無い。
昔は持ち合わせていた節制の概念や計画性や将来展望など、投げ捨ててしまった。
贅沢は素敵だ、の資本主義に毒された根性を、欲しがりません勝つまでは、の精神に叩き直す。
失ったものを取り戻すのだ。
貧乏だった昭和日本の精神を再び具現化するのだ。
……いや、そこまで御大層な事は考えていないが。
さて、ルールだが。
カネを使ったら、書く。
現金を引き出したら、書く。
なんか適当に思うことがあれば、書く。
それだけだ。
だるくゆるく、ダルエスサラーム。
肩肘ばる気は、もはや一つもない。
さーて、これから一体以てどうすりゃいいんでしょうかねこれ?
昼に唐辛子ダメなのにぬあんすとふぃーりんぐとノリと勢いだけでトムヤムクン食ってセルフ拷問やった余韻の勢いが書かせただけなので、どうなる事やら。
☆今日の収支☆
出費:初日なので不明
財布:5,061円
通帳:100,431円