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 なろうに投稿していて最近感じたこと。「ありきたりの言葉で感動させたいなあ!」


 つちのこうやです。


 普段は、現実恋愛、童話、ヒューマンドラマなどを書いています。


 エッセイは二作目になります。


 また、ただ感じたことを書くだけですが、もしよろしければ読んでいただけたらうれしいです。


 最近書いていても読んでいても、いや暮らしているだけで思うことは、タイトルの通り、ありきたりの言葉で感動させたいということです。


 ありきたりの言葉で感動させるには、二パターンあるように思います。


 他にもあるかもしれませんが、私が思いついたのは、この二つでした。


 まず一つ目は、ありきたりの言葉に、特別な意味を持たせるということです。


 例えば有名な、夏目漱石の『月が綺麗ですね』などがそうだと思います。


 でも、今回私がやっていきたいなあと思うのは、二つ目です。


 それは、そのままの意味で、感動させるということです。


 そのままの意味でありきたりだと普通は感動しないと思いますので、やはり必要なのはそこまで、あるいはそこからのエピソードだと思います。


 例えば。『君の名は。』は、最後に名前を訊くシーンがありますが、あれは見た人にとっては、結構おおおとなった方も多いのではないかと思います。ありきたりの言葉で普通に名前を訊いているだけなのに、とても感動するということです。


 まあこういうことを実行している作品は色々あると思いますが、私はちゃんとこれを意識して、どんどんやっていきたいなあと思うのです。


 というのも最近私は、小説のいいところとして、「スケールの小さい話を書けるところ」というものがあると感じています。


 いや、婚約破棄したり無双したりなんかめっちゃアイドルとかVtuber美少女とかと付き合ったり、とにかく現実ではありえないようなスケール感の小説が流行っている小説家になろうの場で、なんかおかしいこと言ってるじゃんかと思われそうだし、確かにそんな気もします。


 しかし、やはり私はスケールの小さい出来事を小説で楽しむ、というのも面白いかなと思うのです。


 実はこのことは、私がスケールの小さい話をコンテストに応募したときに、アピールポイントとして書いたことがあるのですが、結局実力不足で落選したので、説得力はないと思います。


 だから本当に個人的に感じたことです。


 


 スケールの小さいことというのは、別にスケールの大きい物語の途中でもいいと思いますし、話自体のスケールが小さくてもいいと思います。


 どちらにしてもきっと、ちょっとしたご飯の時の会話だとか、一緒に歩いているときの会話とか、なんでもいいですが、とにかくそんな日常的なシーンがありますよね。


 そんなありきたりなシーンに、私は自分にとって大切な、伝えたいことを時々詰めていたりします。


 そんなエピソードが集まって、最終的にありきたりの言葉で、告白でも、友情でも、感謝の気持ちでも、なんかそんなことを伝える話を書けたら最高だなと思うのです。



 ☆    ○    ☆



 小説の魅力は、どこを大切と思うかは読者に委ねられてるところだと思います。


 例えば映像だと、BGMもあるし、なんか演者の雰囲気とか、映像の効果とか、作画とか、色々あって、結構大事なシーンってわかってしまいますよね。


 漫画でも色々コマごとに細かい描き方がされてますので同じかもしれないですね。


 だからすごく入りやすいし、面白いし、自分も結構小説よりも親しみやすいと感じます。


 一方小説はどうかというと、文字の集まりです。


 太字とか、文字がでかいとかはありますが、基本的には、文字だけです。


 だから、誰かがさらっと読んだところを、他の人がじっくり読むってことが、小説の場合多いのかもなあと思いました。


 でも、そうだからこそ、自分が想いを込めて書いたありきたりなところを、ゆっくり読んでくださる人がいたらいいなあ、とよく考えていますし、さらっと読んだけどまた後で読み返したくなってくれたりしたらすごく幸せだなと思います。



 実力が伴ってないのが悩みですが、まあそんなふうに、ありきたりの言葉でありきたりのシーンを描くことを重ねて、何かを伝えられたらな、と思いましたので、その気持ちを綴りました。


 読んでくださり本当にありがとうございました。感謝です。

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 誰かがさらっと読んだ所を、他の人がじっくり読む……これは本当にその通りですね! 小説の楽しみ方の醍醐味じゃないかと思います。 [一言] 私もありふれた言葉、例えば、「明日もいい日でありま…
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