ステータス『前篇』
白夜達は異世界に行く前に神界へと転移させられた。
「皆さん、来て頂きありがとうございます。私が、異世界の転生と転移を司る神のテトです。では、まずステータスについて説明しようと思います。異世界に転移する勇者たちは、HPとMP以外のステータスは、100を基準として、前後50まであり得ます。このステータスはあなた達の現実でのステータスを元にしてあります。そして、スキルやステータスに振ることができるSPは、1000が最低値で、最高値が30000となっています。SPをステータスに振るとそれぞれ1に付き数値が10づつ増えます。SPはレベルが上がる度に増えます。レベルが10上がるごとにSPの増える量も1づつ増えます。これで、ステータスについての大まかな説明を終わりにします。何か質問はありますか?」
「質問がある人はいるか?」
「「「・・・」」」
「質問は無いようです」
「では、番号順で二人づつこの空間に入ってきてください。この空間内でSPの分配を行ってもらいたいと思います。空間内では時間が100倍のスピードで進んでいます。では二人づつ入ってきてください」
十分ほどたつと僕と雪音の番が来た。
僕の名字は神崎と書くので『かんざき』と間違われるが、読み方は『こうざき』なので、雪音と出席番号は一つしか変わらない。
「え~っと。白夜さんと雪音さんですね。では、SPにポイントを振っていきましょう」
「分かった。どうやって振ればいいんだ?」
「スキルを手に入れる場合にはスキルを、ステータスに振る場合にはそれぞれの項目をタッチすることで振ることができます」
「分かった。ありがとう」
「白夜君。いつもの喋りに戻してもいいかな?」
「ここなら誰にも聞かれないからいいぞ」
「ありがとうございます」
「じゃあ、スキルに振っていこうか」
二人はステータスを開きSPを確認する。
白夜はマックスの30000。雪音は25000あった。
白夜がまず確認したスキルは、成長系統のスキルだ。
見つかったスキルはそれぞれ1000から3000してある程度のSPが無いと手が出せなかった。
白夜はマックスまであったので成長系統のスキルをすべてとった。
使ったSPは7000だ。取ったスキルは、
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経験値倍加(1000)
取得SP倍加(1500)
熟練度倍加(1500)
必要経験値二分の一(3000)
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だった。
続いて目を付けたスキルは才能系統だった。
とったスキルは、
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剣の才能(500)
魔法の才能(500)
鍛冶の才能(1000)
遊戯の才能(1000)
勉学の才能(500)
槍の才能(500)
料理の才能(1000)
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の、七個だ。
これで残りSPは18000になる。
このスキルを取ったおかげでSPをかけずに取れたスキルがある。
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剣術LV1
火魔法LV1
水魔法LV1
風魔法LV1
土魔法LV1
光魔法LV1
闇魔法LV1
時空魔法LV1
槍術LV1
鍛冶LV1
料理LV1
交渉LV1
値引きLV1
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このスキルを魔法をLV5まで上げ剣術、槍術をLV10。交渉、値引きをLV7。家事、料理をLV3まで上げると丁度残りSPが半分になった。