レッドグリズリーとの戦闘
白夜は崖に落ちた後途中で気絶してしまった。
目を覚ますと自身が生きていたことに驚いたが、すぐにドラゴンが下敷きになったおかげで助かったことに気付いた。
「崖の下まで落ちたのか。上に戻るのは無理そうだな。しょうがない、少し辺りの様子を見てその後の行動はそれから決めるか」
白夜が落ちたところは魔物が居なかったため少し移動した。
五分ほど歩き続けるとクマの姿をした魔物が居た。
鑑定するとレッドグリズリーということが分かった。
ステータスは白夜よりも少し高いくらいだ。
白夜はレッドグリズリーと戦い始める。
レッドグリズリーは爪に魔力を纏わせることによって攻撃距離と鋭さを増やし相手を切り裂くのが一般的な戦い方だ。
白夜はその攻撃を避けると剣で腕を切り裂く。
「Guaaaaaa!」
レッドグリズリーは痛みからか叫び、怒り狂い攻撃してくる。
白夜は今度は真正面から受け止め魔法を使った。
使った魔法は『氷剣』だ。
氷の剣を作るとその剣で心臓を一突きする。
レッドグリズリーはその場に倒れた。
白夜はお腹が空いてきたので『悠久の書庫』を使いレッドグリズリーの調理方法を調べた。
調理手順に沿って作っていくと美味しそうな匂いが漂い始めた。
食べてみると意外と美味しかったが、味付けが塩だけなので地上に戻ったらもう一度作ろうと決意した。