―大切なモノ―
わたしはやはり勇気がない・・・。
好きならすきってちゃんといえるようになりたい
新・・・新・・・自分から言わなきゃ変わんないことわかってるんだけどなぁ・・・
次の日・・・
涼太「なぁ・・・新のどこが好きなの?誰にも言わないから教えてよ」
嘉穂「え・・・えぇっとぉ・・・・・・・・んーーーーーーーーーー」
涼太「どこどこ?早く早く!!」
もう・・・っ急かさないでよっっわかんなくなってくる
そう・・・わたしたちって別に特別な出会いをした訳じゃない・・・
ただ・・・クラスが同じってだけ・・・
まぁ最初からみんなの中心って感じがしていいなって思ってたただ・・・ただ・・・それだけ・・・
嘉穂「ないのかな・・・」
真樹「えぇ!!そんなぁ聞くの楽しみにしてたのに」
ブンブンと手をふった後自然と顔が新のほうをむく
どこもないなんて・・・・・うそだよね・・・
本当にわからない…どこを見て好きになったんだろ
ただ・・・ただ・・・わからないからひたすら新の方を見る
私の目の前にはバカみたいにはしゃぐ新がいる・・・視線に気がついたのだろう
パチッと目が合う
でもわたしは恥ずかしくて目をそらしてしまう・・・
新もすぐ目をそらしてくる
なんか・・・わからない・・・
このまま新を好きでいていいの・・・・・?
ハッとして振り返るとそこにはすべてを優しく包んでくれる・・・・・そうゆう笑顔をしている涼太がいた
その笑顔でわたしは心変わりしてしまった
いつもは意地悪な涼太なのに今日は妙に優しい様な気がした。
2月15日・・・・・
わたしはFirstloveから目を覚ました
そして・・・・・新たな恋に目覚める―――
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!こうなってしまったらどうしようもない・・・好きなら頑張るしかないんだでも・・・で
も・・・・・やっぱりどこか不安なわたしもいた・・・
―笑って流すんじゃないか―
―好きな人がいるんじゃないか―
そんな不安が頭をよぎる・・・
これからなんにも意識せずに話せるのかなぁ
次の日・・・
ムッカツクゥ〜〜〜〜(怒)
新はいろいろ口出ししてくるしそのとなりでサルチビはギャァギャァうるさいし・・・!!
好きだった人を・・・ものすごく一番好きだったと胸をはっていえるほど大好きだったんだ
その人を侮辱する日が来るなんて思っていなかった
結局わたしは逃げているだけなのかな・・・
本当に・・・っもう・・・分かんない・・・・・
「どしたぁ?」
奈緒美が聞いてくる
奈緒美は頼りになる私の大切な存在だ・・・
悩みを聞いてもらおうとかも考えただけどやっぱり
やっぱり・・・自分で真実を聞かないとスッキリしないし自分で聞いてみたいというのもあった・・・
「ねぇ!!」
「り・・・涼太って・・・す・・好きな人いる!?」
「へっっ!?な、なんで、、、い、いきなり、、、」
「いや・・・・・べっ、別に・・・・・」
いるんだ・・・・いるんだ・・・好きな人・・・
やっぱり・・・あの時の涼太の顔は火を吹いたかのように赤くて・・・
それだけでも・・・まだ確信なくてもこんなに胸が痛む・・・やっぱり・・・好きなんだ・・・涼太のこと
好きな人いませんように・・・!そう願っていた思いとは反対に涼太はこう口を開いた・・・
「好きな人・・・い…いるけど…?」
胸がこわれたかと思った・・・
しかもそれだけじゃなかった・・・
「愛・・・俺、愛が好きなんだ・・・」
死んだかと思うくらい苦しかった
死んだと思うくらい苦しかった
涼太に・・・涼太に思われている人がとてもうらやましくて・・・・・
愛・・・かぁクラスで一位二位を争うくらいのかわいサ!
でも・・・でも・・・あきらめきれない・・・・・
一度好きになったら最後まで燃えつきたい
・・・そういや、新のときもそうだった
いつの間にか好きになってた
でも・・・涼太と新とは全然違う身長も考えることもぜんぶ・・・ぜんぶ・・・・・違う・・・・・・・・
やさしい時も厳しい時もあるのが新。
冗談混じりのことばっかり言ってみんなを笑わせてくれるのが涼太。
どっちも違う・・・
どっちも違うんだけどどうしてどっちのこともすきになったんだろう・・・・・・・・
ある日のこと・・・
「お、俺…か、嘉穂のこと…好きだったんだ……」
そう声をかけてきたのは・・・新だった・・・・・
「……っえ………?」
嘘だとしか思えなかった・・・
私の心は大きく揺れる・・・・・・・・・・
新を好きだったあの頃に心が戻って行く
「………え……えと………」
断っていいのか・・・それとも・・・それとも・・・涼太への思いをあきらめるべきなのか・・・
わたしは・・・わたしは・・・どうすればいいの?
「なんか・・・いきなり・・・ごめん・・・・・
俺、みんなから嘉穂は俺のことすきとか結構前からきいてて・・・・・・そんな幸せ合っていいわけないっておもってて・・・」
「…っ………」
涙が止まらない
だめだ・・・だめなのに・・・
心があのころに戻って行って帰ってこない・・・
「涼太となかいいじゃん?なんか涼太は悪くないのになかよくしてるとムカついて…」
わたしはどうすればいいの・・・?
好き・・・好き・・・好きって・・・何・・・?
分かんない・・・分かんないよぉ・・・
好きになってくれたこと・・・それは・・・すごくうれしいの・・・・・
・・・・・・・・・・・だけど・・・・・・・・・
もぅ・・・私の心の中に新はいない
「……………………ご…ご……ごめん…………」
わたしがそう口を開いたとき新はどんな表情してたのかな・・・・・・・・・・
「なぁなんで新をフッたんだ?意味分かんねぇ」
みんな頭の上に【?】マークを付けていた
「好きな人に告白されたんじゃん?断る理由なんてないじゃ…」
真樹はもうきずいたみたいだ・・・
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「俺のこと嫌い…?
好きな人…変わった…とか……」
「う………………ん」
「そっか……………」
彼の目は涙を帯びていた…いまにも涙がこぼれそうなくらい・・・でも必死にこらえていた・・・・・
【本気だったんだでも……本当にごめんね…私のこと好きになってくれてありがとう】
そんなおもいでいっぱいいっぱいだった
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「なぁもしかして好きな人かわった??」
「……っぅう……うん……」
「なんだよぉおしえろよ早めに言えよ…あぁ!!もしや真樹おまえしってたなぁ」
「・・・え・・・・・きずいただけだって嘉穂からはなんも聞いてないしっっ」
「ふーん?ってか教えろって!!」
追いかけてくる涼太にむかって【あっかんべ】した後おもいっきりにげた
自然に涼太にも私にも真樹にも自然で心地よい笑顔になっていた
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・ま・・・まてぇ!!!」
「「キャァァァァァァァ―――――――――!!」」
「つ…捕まえた………ぞ………は…早くお、教えろ」
「ハァ・・・ハァ・・・い・・・イヤだ・・・」
2人とも肩で息をしながらまだ低レベルな言い合いをつづけていた
「2人とももうやめなよぉ・・・」
「じゃぁお前教えろよ・・・か・・・嘉穂・・・の好きな人・・・・・」
「え・・・・・えぇ・・・!??」
「真樹おしえたら友達としてどぉかと思うけど?」
「う・・・うぅ・・・」
嘉穂はもうあきらめたようだった
「なら耳かして・・・?」
「う・・・うん・・・」
―わたしの好きな人は…涼太……だけど……涼太はどう思ってる………―
そういった
「え……ははっ嘘は通じないぞぉ」
「嘘に………みえる………?」
「……い……いや……見えない……」
そう……そうだよ……私の好きな人は涼太しかいない
いつのまにか涼太であたまがいっぱいいっぱいになってた………
「愛がすきってのうそなんだ少しでもお前と嘉穂と一緒にいたかったからウソついたごめん。本当は嘉穂のことが一番好き・・・」
早口だし小声で聞きづらかったけどたしかにこういった
そのコトバはわたしの中で一生大事な
たいせつな・・・・・・・・・・―――――
大切な・・・宝物・・・・・・・・・・・
皆さんは恋したことありますか?私はあると言えるのでしょうか・・・
そのわたしのすきな人のモデルが新です。
こんなにも暖かく見守ってくださっている皆様のおかげであかまさがどんなにたすけられたか・・・・
この場を持ちましてお礼申し上げます。
「「「本当にありがとうございマァス!!!これからも私たち(大切なモノ出演者全員)のことよろしくお願いします。私たち(大切なモノ出演者全員)のこと忘れないでネ!!」」」
これからもがんばります!おうえんしてください。