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西遊浪漫  作者: 八尋鰐(やひろわに)
1/1

汝、運命を…

名前の通り、西遊記をモチーフにしています。

構想の途中なので、最期まで書けるか運次第です…

すいません…

汝、運命に出会う前


それは異形の姿だった。

人のように直立に立っているが、全身は黒い短毛に覆われ、光のかげんで紫に照り返す、美しい毛並み。

虎の足に、丸太の様な太い腕に獲物を引き裂くための鉤爪。

顔は獅子の顔に額から一本の角が獲物に向いている。

異形は咆哮する。

「何故だ!それほどの力がありながら俺と何故闘わぬ!!」

異形の獲物…相対する者は、光り涼しげにやんわりと立ち優しげに異形に接している。

一角(いっかく)よ…お主の相手は私ではない…」

「いや!俺を満たすのは強者のみ!観音闘え!!」

ドドドド!!

一角が観音を己の角で突き刺すべく突進していく。

観音は涼しげに避ける様子もなくスッと手をかざすと、一角の巨体か吹き飛ぶ。

「ぬう…貴様…」

「分かったか?お主では私に勝てない」

うずくまり立ち上がろうとする一角の肩に、観音の手がそっと触れる。

『…ぬう、動けん…!』

「一角よ。私の願いを聞いてもらえないか?」

「俺は興味は強者のみ!子どもお守りは御免だ!!」

「その娘を守ってくれれば、おのずと強者も現れよう」

「貴様ほどの強者がいるか!!闘え俺を満たせ!!」

観音は静かに目を閉じ、思案しそして目を開いた。

「私の本意ではないがお主にはここで待ってもらおう」

そして観音は、ぽんと一角の肩を軽くたたくと、一角の手足が石と化し大地と溶け込んだ。

「…!!観音てェめぇえ!!」

「枷は娘に外してもらうがいい。但し娘を守るのが枷を外す条件だ。頼んだぞ」

観音はそういうとすうっと空高く舞い飛んでいった、。

「おのれ観音!!次は必ず貴様を倒す!!」





のんびり屋なのでかなり執筆が遅いです。

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