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箸休め、日常第一

箸休め第一弾


さて、この小説を書いていると色々な出来事があり過ぎて頭を整理するのが大変です。


少しリフレッシュしたいので日常会話第二弾をお届けします。


と言いましても、姫様が見られております。


もちろん登場人物は一の騎士。


ですが、姫様の知らない一の騎士の内情も添えてお送りします。


楽しんでいただけたら幸いです。


頭をリフレッシュするはずが、また思い出したり、ラインを見返したり大変でございます。


おっと、ライン?この時代の背景には無い言葉を、、、笑


いや、日常日記だ。


今日は時代背景は無しにします。


現代版日常日記。


では、はじまりです。



とある日常


私は公園を散歩していた。



ピロンッ



優三郎

「ん?」



1件の通知が。



ユウタンダ一世

「きょー暇?」


優三郎

「うん」



ユウタンダ一世からである。


彼の通知はすぐ分かる。


言葉がいつも変だから。


今日→きょー


他にも沢山ある。


変わった奴だ、、、



ユウタンダ一世

「じゃー、友達連れて遊び行く」


優三郎

「えっ、」

「誰?」


ユウタンダ一世

「うーん、内緒!笑」


優三郎

「ちょっと」

「嫌だよ」


ユウタンダ一世

「ムリムリ」

「行くねー」


優三郎

「ほんとに嫌だよ」



いつもこんな感じだ。


ユウタンダ一世は自由人である。


でも、私はいつも自分から誘えない。


受け身な人間だ。


これくらい強引な人でないと何も決められない。


しばらくして、、、



ピロロ、ピロロ



優三郎

「はい」


ユウタンダ一世

「来たよー」


優三郎

「ハァー、どうぞ」



そこにはユウタンダ一世が一人。



ユウタンダ一世

「ちと外行くから準備して」


優三郎

「準備って」

「どこに?」


ユウタンダ一世

「いいから!早くー」

「あっ、コーヒーもらうね」


優三郎

「分かったよ、もー」

「どうぞ」



私は渋々、準備を始めた。



優三郎

「これでいい?」


ユウタンダ一世

「うーん、ジャケット着て」


優三郎

「なんでよ」

「どこ行くの?」


ユウタンダ一世

「内緒」


優三郎

「、、、」

「これでいい?」


ユウタンダ一世

「ばっちり」

「んじゃ、行きまーす」



ユウタンダ一世は私にどこへ行くかも伝える事なく半ば強引に連れて行く。


向かった先は品川駅。ではなく付近。



ユウタンダ一世

「着いたー!」


優三郎

「???」

「何故こんなところ?」


ユウタンダ一世

「内緒」

「まー、ひとまず歩こう」


優三郎

「、、、」


ユウタンダ一世

「ふーん、こんな感じね」


優三郎

「大崎駅、、、」

「すごい中途半端な場所、、、」


ユウタンダ一世

「いいの、いいの。」

「つぎ、品川ね!」


優三郎

「だから何なの?」

「あと友達連れてくるって?」

「何がなんだか」


ユウタンダ一世

「友達は夜来るよ」

「それまで下見ね!」


優三郎

「だから何の?」


ユウタンダ一世

「だから内緒!笑」



しばらくして、私はある変化に気付いた。



優三郎

「さっきから色々歩いてるけど」

「何で建物の中に入らないの?」


ユウタンダ一世

「ヒヒヒッ」

「内緒!」


優三郎

「いいかげんにしてよ」

「それくらい教えてよ」


ユウタンダ一世

「怒るなよー」

「教えるから」


優三郎

「うん。」

「で、何なの?」


ユウタンダ一世

「今度アコンダスがこの辺に連れてってくれるの」


優三郎

「ああ、そろそろ誕生日だね」


ユウタンダ一世

「そそそ」


優三郎

「で、何で自分の誕生日なのに下見?」


ユウタンダ一世

「道はさ、なるべく迷わないようにしてあげないと」

「アコンダスが困らないように」


優三郎

「なるほどね」

「ねえ、ユウタンダ一世?」


ユウタンダ一世

「うん?」


優三郎

「アコンダスに言ったりするの?」


ユウタンダ一世

「何を?」


優三郎

「いましてる事とか」


ユウタンダ一世

「言わないよ」


優三郎

「こんなに努力してるって」


ユウタンダ一世

「言わないよ」


優三郎

「そういうものなの?」


ユウタンダ一世

「他の人は知らなーい」


優三郎

「そこまで考えるものなの?」


ユウタンダ一世

「うーん、聞いた事ないかも笑」

「でもいま俺ワクワクしてる笑」


優三郎

「顔見たら分かるよ、、、」



そんな日があった事を思い出した。


私にとっては衝撃的だったから凄く覚えている出来事。


いくらなんでもこんな事しないだろうと、、、


過去にも何人かユウタンダ一世はお付き合いしてきた。


だか、どちらかというとあっさりしていた。


ワクワクした顔を見た事ない。


というよりもあまり話しをしてこなかったのだ。


きっと、全てが初めてなのだろう。


まるで初恋でもしてるかのように。


姫様ってどんなお人?


私は姫様に興味を持ち出している、、、


ユウタンダ一世をそこまで突き動かす人物、、、



しばらく歩いた後、、、



ユウタンダ一世

「おし、大体覚えた」


優三郎

「帰る?」


ユウタンダ一世

「ん?」

「帰らない」


優三郎

「???」


ユウタンダ一世

「渋谷行く」


優三郎

「えっ?」


ユウタンダ一世

「行くよ!」


優三郎

「嫌だよ」

「行きたくない」



私は都会が嫌いだ。


騒音、人だかり。


気持ち悪くて目が回るときがある。


苦手だ。



ユウタンダ一世

「大丈夫!」

「とりあえず来な!」

「分かってるから」


優三郎

「、、、」

「うん。」



渋々着いて行った。


電車ではなく、タクシーで向かった。


数十分くらいだろうか。


思ったより近い。



ユウタンダ一世

「ここで!有難うございました!」



タクシーのおじさんにご挨拶して降りた先は


たしかに住所は渋谷だか、、、


人気が少ない。



ユウタンダ一世

「よし、行くよー」


優三郎

「よく分からないけど」

「ここなら静かだし大丈夫」


ユウタンダ一世

「だろ笑」

「分かってるから」


優三郎

「、、、うん。」



少し歩いた所で、、、



ユウタンダ一世

「着いたー!」

「ここ、予約しといた」


優三郎

「えっ」

「ここって、、、」



そう、そこは私がまだ東京へ引っ越したばかりの頃。


私が母に初任給のお祝いにディナーを予約していた小さなお店。


だいぶ昔の話しだ。


一度だけユウタンダ一世にどこがいいか相談した事がある。


場所もすっかり忘れていた。




ユウタンダ一世

「ここ分かる?」


優三郎

「う、うん」


ユウタンダ一世

「入って」


優三郎

「うん」



ガチャ


私は扉を開け足を踏み入れた。


そこには私の母と父が居た。



優三郎

「えっ、、、」


母

「優三郎、久しぶり。」


優三郎

「なんでここに?」


父

「ユウタンダ一世にお呼ばれして」


優三郎

「どういう事?」


ユウタンダ一世

「今日は何の日だー?」


優三郎

「えっ、3月11日、、、」

「何の日って、、、」


父

「お母さんの誕生日だろ」


優三郎

「それは知ってるけど」

「どうしてこっちに、、、」


ユウタンダ一世

「俺が呼んだ笑」


母

「この前、急にユウタンダ一世のお母様から連絡あって」

「私もビックリしちゃった」


優三郎

「どうしてこんな、、、」


ユウタンダ一世

「じゃ、俺帰るからー」


母、父

「ユウタンダ一世も一緒じゃないの?」


ユウタンダ一世

「三人分の予約しかしてないので笑」

「あっ、お金も大丈夫だから笑」


優三郎

「いいよ!一緒に居てよ!」


ユウタンダ一世

「俺、今度祝ってもらうんで笑」

「それにほんとにいいの笑」


母、父、優三郎

「お金くらい私達が、、、」


ユウタンダ一世

「いいんですよ!」

「勝手にしちゃったんで笑」

「じゃあ」


父、母、優三郎

「、、、」



私は久しぶりに一家団欒の時を過ごした。


心が安らんだ。


ユウタンダ一世は本当によく分からない奴だ。


そうだ、また思い出した。


彼は決まって家族の誰かへプレゼントを買ってくれる。


母や父、ペットにも。


自分の物はあまり買わない。


そして勝手に何かいつも影で動いている。


誰も知らない所で。


ああ、こんな気持ちか。


姫様って幸せ者だなー。


そんな日を思い出した一日。



数日後、ユウタンダ一世にお礼がしたく珍しく私から連絡した。



優三郎

「今日暇ですか?」


ユウタンダ一世

「そんな訳あるか」


優三郎

「だよね、、、笑」

「この前の有難う」


ユウタンダ一世

「ああ、何もしてないけど笑」


優三郎

「変な口癖だよね笑」

「そういえばオマエの誕生日どうだった?」


ユウタンダ一世

「クヒッ笑」

「内緒!」


優三郎

「変な口癖だよね笑」


ユウタンダ一世

「夜中ならいいよ」


優三郎

「忙しいんじゃないの?」


ユウタンダ一世

「気が変わった」

「アコンダスの事話したい笑」


優三郎

「はいはい」

「何時?」


ユウタンダ一世

「うーん、1時くらい?」

「適当に」


優三郎

「了解!」



そんなやり取りをした。


ユウタンダ一世はいつも忙しそうにしている。


姫様とのお約束以外は基本的に休みが無い。


姫様、これも姫様が知らない話し。


ユウタンダ一世って姫様とお会いする前はもう少しスッキリした顔してたんですよ?


気付いてましたか?


目の下、クマがいつも酷い事を。


私はよく分からないが、色が付いた日焼け止め?


のようなものを塗って誤魔化しているみたいです。


色の付いた眼鏡も買ってました。


眼鏡、嫌いらしいです。


目がシパシパするみたいです。


ご飯あまり食べる時間なくいつもコンビニで済ませてるみたいです。


疲れが見えないようにマスクしてるらしいです。


こちらにいる時はしているの見た事ないです。


手、たまにプルプルしたりしてませんでしたか?


PCの使い過ぎで腱鞘炎らしいです。


時間、凄く気にしたり見られないようにスマホ使っている時ありませんでしたか?


彼、嘘ついてます。


私と連絡し仕事のやり取りしていました。


仕事ズル休みしていました。


姫様とお会いする為に。


姫様とお会いした後、一睡もせず夜中に仕事してました。


私は全部知っています。


日焼け止めも眼鏡も一緒に買いに行きました。


写真もたまに見せてもらいます。


絶対に姫様は見せてくれませんが、、、笑


寝落ちしないように私の自宅に訪れPC使って仕事してました。


ほんとに変な奴で嘘みたいにトコトン完璧に見せようとします。


姫様の為なら何でもしてしまうんです。


ただ不器用なだけで、、、



話しは戻り。



優三郎

「私、もう大丈夫だけど少し早い?」


ユウタンダ一世

「大丈夫だよー」


優三郎

「じゃあ、今から行くね!」


ユウタンダ一世

「ほい」



彼のやり取りはいつも軽い。


何故かいつも伸ばし棒?スラッシュ?(ー)これを使う。


そして、約束の時間より少し早く着いた。


いつも通り警備員さんとやり取りをし、中に入れてもらえた。



ガチャ



優三郎

「お邪魔します」


ユウタンダ一世

「ほーい」


優三郎

「はい、これ」


ユウタンダ一世

「えっ?」


優三郎

「過ぎちゃったけど」

「お誕生日おめでとう」

「あと、この前のお礼」


ユウタンダ一世

「えー、ありがとー」



私はシャンプーとリンスのセットと仕事で使えそうなネクタイをプレゼントした。



ユウタンダ一世

「でさ、聞いて」


優三郎

「私がお誘いしたんですが」


ユウタンダ一世

「いいじゃん!」

「俺の話しが先ね笑」


優三郎

「はいはい」


ユウタンダ一世

「ポップコーン作戦」


優三郎

「???」


ユウタンダ一世

「オマエの苦手分野」

「話していい?」


優三郎

「えっ!」

「、、、」


ユウタンダ一世

「まままっ」

「聞いてよ」


優三郎

「うん」


ユウタンダ一世

「映画館」

「姫様の口にポップコーンめっちゃ詰め込んだ」


優三郎

「ちょっと」

「何してるの」


ユウタンダ一世

「だってさ、キス」

「あんまり出来ない」


優三郎

「、、、」


ユウタンダ一世

「口に触れたくて」

「自然でしょ?」


優三郎

「いや、全く」

「おかしな行動に見える」


ユウタンダ一世

「そーかなー」


優三郎

「、、、キス」

「なんで出来ないの?」


ユウタンダ一世

「クヒヒッ笑」

「可愛いから」


優三郎

「私にはよく分からないけど」


ユウタンダ一世

「それにね」

「簡単に手を出さないって約束した」


優三郎

「???」


ユウタンダ一世

「軽いやつってすぐ手出すもん」

「オマエには分からないかもだけど」

「男はそういう奴多いの」


優三郎

「付き合ってるのに?」


ユウタンダ一世

「うん、当たり前じゃん」

「大事にしたいの」

「純粋だから汚したくない」


優三郎

「???」


ユウタンダ一世

「いいの!」

「アコンダスは綺麗なの」


優三郎

「う、うん」


ユウタンダ一世

「だから」

「大事にしたいの、全部」

「行動で示さないとね!」


優三郎

「そっか」



その後、役二時間ほどだろうか。


ずーっと、ユウタンダ一世の話しで終わった、、、。


映画を観に行ったそうだ。


そして買い物。


お台場。


ディナー。


などなど。 よほど楽しかったのだろう。


そして、彼の部屋の、右扉。


その床には宝物BOXと呼ばれる謎の箱がある。


どう見ても手作りで不恰好な箱。


一度触ろうとしたら珍しく本気で怒られた事がある。


すぐに気づいた。


あぁ、姫様専用BOXか、、、


映画館のチケット。


こんなもの私なら捨ててしまう。


聞かなかったが、彼にとっては宝物なんだろう。


姫様、これをお読みになっていますか?


きっと姫様の知らない話しばかり。


ここまでお話しして良かったのか、、、


でも姫様、彼は普段からこんな感じなんですよ?


そして、姫様の前ではどんな彼なんでしょうか?


私は知ってもらいたかったのです。



楽しかったでしょうか?


ラインを見返しては彼との談笑、思い出をできる限り忠実に再現しました。


何気ない日常。


わざとではありません。


思い返してもどこにでも姫様が出てくるのです。


何を思い返しても、ここ数年の彼は姫様ばかり。


ラインでも毎回、姫様、姫様、姫様。


その話し以外ありません。


ではもっと昔は?


無いのです。何も。


いつもつまらなそうにしていました。


何かに熱中する事もなく。ただひたすらに仕事をこなす。


一番がいい。1番じゃないと。


何か変わるキッカケがほしいかのように。


他の女性? 居ませんよ。


ただ結構モテるみたいです。


色々な方達が近づいてきていましたから。


でもそこでもいつもつまらなそうでしたよ。


凄く拒絶していました。


姫様って凄いですね。


私、尊敬しています。


私は姫様の事を何も知らない。


彼からの話しで想像するしかない。


私の想像の中ではいつも姫様は笑っていて、お優しい方。


だって、彼から姫様の悪いところ一つ足りとも聞いた事がないんです。


綺麗な心で全てを包み込むようなお人。


姫様、いまどんなお顔をしてらっしゃいますか?


こんな日常日記を読んで笑ってらっしゃる事を切に願っております。


おわり。








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