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スキル【空間】がチートすぎて異世界スローライフが出来なくなった。最悪!  作者: メガネをかけている饅頭
第1章:異世界召喚・スキル研究編

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ep.3 : 異世界召喚(優斗視点)

※優斗視点です。

「んんっ…」


そう言って目を覚ますと、地面や壁が石で出来ている明らかに中世の城のような場所だった。周りを見渡してみると、すぐ隣に咲希もいるし、優斗と咲希を囲むようにたくさんの兵士もいた。


「成功したぞ!」


「ありがたや、ありがたや」


「倒れている女性はなんと美しい…」


と様々なことを兵士たちが言っているが、優斗はその内容を気にせずに咲希を起こそうとする。


「おい!咲希、起きろ!咲希!」


そう言いながらしばらく体を揺らしていると、咲希が反応した。


「…お兄ちゃん?ここは?」


「とりあえず異世界だろうな。まあ多分どこかの国の王城とかじゃないか?」


と言うと、咲希は少し安心したような表情を見せてから周りを見渡した後、急に顔を青ざめて「嘘…なんで…」と言い出した。


「おい、大丈夫か?」


すると、物凄く青ざめて息も荒い状態で優斗に質問してくる。


「ねぇ…界は?界はどこに行ったの?それと、お兄ちゃんが持ってるそれは?」


そう言われて周りを見てみると確かに界は居ないし、いつの間にか優斗の手には紙のようなものが握られていた。


界が居ないのは非常に心配だが、気が気じゃない咲希を落ち着かせるためにもとりあえず言葉を紡ぐ。


「ここに界は居ないが、あいつなら大丈夫なはずだ。とりあえず深呼吸して落ち着け。そしてこの紙を見てみよう」


そう優斗に言われると、自分が落ち着いていないことに気づいたのか、深呼吸をした。少しすると、「もう大丈夫。その紙を見てみよう」と言ってきたので、咲希と一緒に紙を見てみることにした。そこには、日本語でメッセージが書かれていた。


『【勇者】と【聖女】の適合者様へ


これを呼んでいるということは、界君が居ないことに気づいてるんじゃないかな?


君たちは界君の行方を心配しているだろうけど、今はこちらでボクと少し話しているから心配は無いよ。


話が終わったらそっちに転移させるから安心してほしい。王国側にもこのことは伝えたから大丈夫だよ。


女神様より』


「良かった…無事なんだ」


「そしたらしばらく待つしか無いな」


と話していると、突然一人の陛下が「国王陛下のご到着です!」と言った。すると、それに反応して優斗たちを取り囲んでいた兵士が道を開け、奥から豪華な衣装をまとった明らかにこの国の王様であろう金髪の人と、一緒に歩いてくる同じく豪華な衣装を身にまとった王妃らしき金髪人、そしてその2人に似て、綺麗な顔立ちの金髪美少女が歩いてきた。


そして、優斗と咲希から数メートル離れたところで止まると、国王らしき人が話し始めた。


「混乱しているだろうが聞いて欲しい。召喚について説明する前に、もう一人の召喚者について話しておこうと思う。余も女神様の神託で聞いただけだが、もう1人の召喚者は本当は召喚されないはずだったのだそうだ。そのため、今女神様はその者に誤って召喚してしまったことの謝罪を行っている。それが終わり次第こちらに現れるということなので安心してほしい。こちらとしても我々の説明を聞いてもらったあとにもう1人の召喚者が現れるまでここで待機してもらって構わない。それだけ承知しておいてほしい。」


と言ったのに対し2人とも頷いたことを確認し、国王らしき人は説明を始める。


「改めて、異界から召喚されし英雄よ、よくぞ参られた。余はノーズレント王国国王、バルメス・ノーズレントだ。貴殿らには英雄として力をつけ魔王を討伐して欲しい。」


このお願いを受けるかを少しだけ2人で話し、とりあえず受けることにした。それと、咲希より異世界に詳しい優斗がいくつか質問もすることにした。


「それはいいんだが…今はどういう状況なんだ?というか、俺達は元の世界に帰れるのか?」


「今我々人類は魔族の侵略を受けている。突如侵略が始まったり、魔王軍が多くの魔物を従えていたことで、我々人類の領地は侵略開始前の6割程にまで減っているのだ。幸い、我がノーズレント王国は他国と比べると小国だったことで魔王軍の攻勢も大国よりは少なく済んだおかげでなんとか侵略前の領土を維持しているが、ここ最近魔王軍の侵略が活発化していてな…。我が国もいつまで持つか分からなかった故、我が国に伝わる英雄召喚術を使用させてもらったのだ。もちろん、今すぐ前線に行けと言うことはないし、前線で戦う際も全力で支援する。元の世界への帰り方の方は私にはわからないが、なにか方法があったはずだ。部下に調べさせよう。宰相、頼んだ。それと、あれを持って来い」


「はっ」


そう国王が宰相と呼んでいた人物に言うと、一礼してから近くの文官らしき人と話をした。すると、すぐに数人の文官が何処かへと走り出し、別の文官が水晶玉を持ってきた。


「これは…鑑定でもするんですか?」


と優斗が言うと、ちょっと驚いた顔をしている国王が話しだした。


「よく分かったな、これは鑑定水晶だ。原理は不明だが、この水晶に触れた人物のステータスが水晶の上に表示される。それに、一度この水晶で鑑定するといつでも自分のステータスが見れるようになるまさに神からの宝だ。この水晶で2人のステータスを把握させてほしい。とりあえずまずは男の方から頼むか?」


「分かりました。あと、俺が優斗で、こっちは妹の咲希です。あと、後で来るであろうもう1人が界っていいます」


「成程、優斗殿と咲希殿と界殿か」


そう言ってる間に優斗が水晶に触れると、その上と自分の目の前にに優斗のステータスが表示された。


=====================================


【名前】 ひいらぎ 優斗ゆうと

【年齢】 17

【性別】 男

【レベル】 1

【体力】 750

【魔力】 500

【攻撃力】 250

【防御力】 250

【知力】 250

【幸運】 500

【能力】 C

【スキル】 レベル上限上昇 限界突破 成長速度UP 自動翻訳 剣術:Lv.1 基本属性魔法:Lv.1 上位属性魔法:Lv.1 体力上昇:Lv.1 体力回復速度上昇:Lv.1 指揮:Lv.1

【称号】 勇者 異世界人 召喚者 兄


=====================================


「ゆ、勇者だ!勇者様だ!」


「これで我らは魔王軍に対抗できるぞ!」


「すげぇ、レベル1でこのステータス…さすがは勇者様だ」


優斗たちを取り囲んでいた兵士から勇者コールが始まった中、国王が手を挙げると兵士は一斉に鳴り止んだ。


「まだもう1人が残っておる。今度は咲希様も触れてみてくれ」


ということで優斗と交代し咲希が水晶に触れると、今度は咲希のステータスが現れた。


=====================================


【名前】 ひいらぎ 咲希さき

【年齢】 16

【性別】 女

【レベル】 1

【体力】 500

【魔力】 750

【攻撃力】 100

【防御力】 100

【知力】 500

【幸運】 500

【能力】 C-

【スキル】 レベル上限上昇 成長速度UP 自動翻訳 基本属性魔法:Lv.1 上位属性魔法:Lv.1 魔力上昇:Lv.1 魔力回復速度上昇:Lv.1 祈祷:Lv.1

【称号】 聖女 異世界人 召喚者 妹


=====================================


「こっちは聖女だ!」


「うおお!ありがたや…ありがたや…」


「聖女様万歳!聖女様万歳!」


今度は聖女コールが始まり騒がしくなっていると、ちょうど優斗たちが現れたあたりから魔法陣が現れ、眩い光を発した。


そこに居た誰もが眩しさで目を瞑り、光が収まって目を開くと、そこには界の姿があった。

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