聖女召喚されたので、迷惑料として王国を乗っ取ります。
やあこんにちは、私の名前は鈴音紅葉、一般人だ。
そんな私が今現在、何故かかわいい女子高生数名と共に魔法陣の上に座っているのだが、これはいったいどういうことやら。っと思っていたら、きらびやかな服装を着た若い男性が近づき
「貴方方は聖女です。この国を救ってください。」
ということを言ってきました。
私と一緒に魔法陣に座っていた女子高生数名は、うなづきました。どうやら魅了の魔法をかけらているようだ。
魅了の魔法がかかっていない限り、こんなバカな答えは出さないだろう。
「おいお前は。」
「何でしょうか?」
「お前は、聖女ではない。聖女召喚に巻き込まれた人間だろう。なので即刻この場から出ていけ。」
「嫌です。まだ迷惑料頂いていませんもの。」
「はっ?お前は何を言っている。」
「だから迷惑料を頂いていませんので、ここから出ていきませんよ。」
「お前に渡す金などない。さっさと出ていけ。」
「私はお金とはいっておりませんよ。私が欲しいのは、この国です。なので頂きます。」
紅葉がそういった瞬間、そこにいた紅葉以外の人間は全員膝混付いていた。
「えっ何。」
「どうなってるの。」
「貴様早く戻せ。」
「はいはいお静かに。」
そういうと途端に声を発せられなくなった。
「この国の主導権はすべて私のものとなったので、貴方方はけっして逆らえないのです。ああ、なぜ逆らえないのかって?それは私が、いろんな聖女召喚を経験しているからですよ。それを続けている内に、主導権強奪と絶対命令というスキルをさづかったのです。主導権強奪はこの国の主導権が全て私のものとなるものです。そして、絶対命令は、主導権を奪った国に住む国民全員に命令を下せられて、命令を下せられた国民は絶対に逆らえないのです。ああ、聖女召喚や勇者召喚で、私とご一緒だった方もこの国の国民だとスキルが判断するので、貴方方はこの国の国民なのです。」
女子高生達は絶望の表情を浮かべた。女子高生達だけでなく、その場にいる全員が絶望の表情を浮かべた。
「これで、記念すべき100個目の国の主導権を握れましたわ。」