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理不尽



(昨晩はお楽しみでしたね。)





バシュッ!





俺はプカプカ浮いている本を掴み地面に叩きつけた。



「誰がお楽しみだ!!!トラウマだ!!トラウマ!!なんだアイツら・・・今でも思い出し・・・うぇっうぇ・・・」




四つん這いになりリバースする。


思い出しただけでも恐怖だ。


巨大なメス豚が俺に跨りブフォブフォブフォと・・・


次から次へと回された。


賢者タイムなんてものはない。


むしろ賢者タイムすらならない。


終われば同時に回復薬?魔法?などで回復され元気に


むなしくなる・・・こんな時にでもなぜか反応して・・・




うぇっううぇっう・・・


俺は再びリバースした。




(まぁまぁこれもお主の為じゃ。これでユニークスキルも取得できたのじゃ。それに体力も上がっておる)



「そんなものどうでもいい・・・俺は俺は・・・」


(いいからステータスを確認してみろ)


「くそっ…絶対に燃やしてやる。」


(我は燃えんぞ)


なんとしてでも燃やしてやると思いステータスを確認した。




――――――――――


アルス


属性:あって無いようなもの


筋力:普通


体力:2日ぐらい完徹できる


耐性:強め


敏捷:まだまだ


魔力:頑張れ


ユニークスキル:魂狩り,絶倫


――――――――――



おい!なにが絶倫だ!そんなスキルの為に俺は俺は・・・


(ちゃんと体力もあがっておるじゃろ。あれのおかげで2日も眠らずに行動できるようになったのじゃ。

 これは我も予想外の成長じゃ!)


ボロ本は嬉しそうにしている。


絶対に燃やしてやる。


(おい、そんな事よりこの場所から早く逃げるのじゃ)



「何があるんだ?あいつらはいないみたいだが・・・」



(戻ってくるのじゃ)


「まさか・・・」



「オークの雄じゃ」



そっちかい!

いや、そっちでもよくない!


もうこれ以上・・・というかオークを見たくない!



(勘違いしてるかもじゃが、やつらはお前を殺しにくるぞ。)



いやいや、意味が分からん。

あやまりに来るなら分かるが、殺しに?



(やつらはな・・・まぁ腹いせだ。NTRしただろ?)





なんでやねん。


いやいや、したくてしたんじゃない。

勝手に飛ばされて、追われて・・・理不尽だ!この世界は俺に理不尽だ!


まじで誰トク?みたいな感じですけど


っておい!いきなり立たせるな



イライラしていると急に魔法だろうか?

まぁこの本が何かしたと思うが、俺の身体が薄い光を帯びろ。


(もうばれたみたいだな・・・逃げるぞ)



もうこのままここにいて・・・それはヤバいな。

諦めようと思ったが、昨夜のことが蘇る。




逃げの一択だ。





ついて行けばいいのだろうか本がこの道を通れと光で示してくれる。




少しあけた場所に着いた。


(ここまでくれば大丈夫じゃろ。臭いもついでに消しておいたから安心するのじゃ。)



こいつ何気に優秀だな。ってそれどころじゃない!

基本、こいつのせいでこうなってるからな。


それよりオークの雄の八つ当たりってなんだよ!


(こっちにでてしまったから次はあそこでも観光するかのぉー)



おい、ちょっと待て!なに次の予定勝手にきめてるんだ?


俺に拒否権はないんですか?


でも観光かーそれならまぁいいか。せっかくこんな世界に来たんだ。

色々とみてまわりたい。



(ゴブリンの里じゃな。)




ハイ、却下!




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