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バイト先は、百無禁忌!  作者: 王二三
6/11

第五話

「…………」


「…………」


空か……でも、日本......の空と……


「……?」


「?」


「???」


「えぇぇぇぇ?!」


びっくり過ぎて、一瞬跳ね起きてしまった。……えぇ?傷はないの?……


そうか……死んだか……頭はまだ痛いが、さっきの戦いは確実にマインドに刻んでいる。ワイは、多分……死んだ…...


「好静……(静かな……)」周りの景色の見ると……また脱力感が湧き、体が勝手に倒れた。


なにもない…...正確にいうと、地面以外になにもない……建築、道路、川、山、木、人、鳥……雲さえない!


「呼……呼……呼……(フー……フー……フー……)」アドレナリンのおかけで、思考の回路がどんどん流暢に回復してきた。


「呼吸……在呼吸……我,我没死!(呼吸している……つまり…...ワイは、ワイはまだ死んでない!)」でも、あの化け物、確かに何かの陣法......みたいな妖術を使って、そしてワイを......


「并不是什么都没有……地面……还有空气!(なにもないじゃなく…...地面……更に空気!)」


「和记忆中的空气……好像不太一样……呼吸更……轻松……这……这是血块吗……(記憶中の空気と……ちょっと違う……より……呼吸しやすい……これは…….これ……血塊か……」思わずに、鼻ほじりをしてしまった……


「这样……空气的流动……流动……风!一定有风!(ならば……空気の流動……流動……風!風がなくてはならない!)」もう一回立ち上げて、全身の皮膚で、風の存在を探す。


「……」


左……左後方!只今は見えないけど、きっと、そこには何かがあるはず!帰られる!帰られる!ワイ、林枝蕙!まだ死んでない!


――――――――――――――――――――――――――――――――――


「奇怪……(おかしいな……)」自分の体力に対して、すごく自信があるのに。なんや……こんなに汗している…...


「カっ、カっ」時々軽い咳きも出ている。やはり、さっきの戦いで、内蔵が傷ついたか……


あーー......何時間を過ごしたのかさっぱり分からない……くっそ......出掛ける前に携帯も忘れちゃった…….よし、ここで一時休憩しよう。


ところが、ここの土地、こんなに乾燥のくせに、全然揚げていない。まったく、無駄な清潔感。


「?」この部分は妙に平坦ではない……何かが下にあるみたいに。このまま少しずつ掘り出すと、あるものの先端が露出した。


白い……硬い……象牙???


「那个……(あの……)」そこから声が出た。


「ぅわあぁ!ぁあぁ!あぁぁ!」ワイの体が勝手に跳ね上がった


「……有点痒……别摸了……(ちょっと痒い……やめて……)」声の源が徐々に土地から立ち上がった。


目の前に現したのは、剣を背負って、一つの完全な人骨標本。


「不不不别跑啊!(ちがちが違、走るなよ!)」


「ファッキュウ!」走るなって、走らないわけはいねんよ!




どんどん気温が下降してきて、いつの間に、遠くの前方、亭みたいな建物が見えるようになった。


「フー……フー……フー……终于……(やっと……)」振り返って眺めやると、

ラッキー!どくろ野郎も消えた!


ようやく目的地に到着したけが……なかなか失望の感情が出てきた……


四本の柱を無視できれば、亭より、壁のない茅葺きのほうがぴったり合う……軒の布と柱に掛けてある一幅の絵以外に、なにもない…...


ところで、このぼろぼろの布、『四清居』?どういう意味?梅、桂、菊、水仙か?字は意外に綺麗けど。


まぁいいか、やはりあのかけ絵こそ一番いかがわしいやつ!こう思って接近すると、


「あー、好漂亮……(なんと綺麗な……)」絵に書いてあるのは、紫色の華麗な着物を着ている、一匹の天使。


「迷途中的小姑娘啊!在下、有什么能为你效劳的吗?(迷い子の小娘よ!君のために、拙者は何かができますか?)」突然天使に話しかけられた。


「诶?男的?!ああ、对不起!(えぇ?男なの?!ああ、すみません!)」どくろのおかげで、もうなにも怖くなくなった……そういえば、さっきからずっと漢語ばかりや、ここは中国の地界か?


「没关系,在下可以理解。(構わない、拙者は理解できる。)」あーーやさしい…...癒された…...


「被困在这里了……好想回去……(ここから逃げ出せない……帰りたい…...)」


「这样啊,真是同病相怜呢。(そうか、実に同病相憐れむね)」天使さまの声に憂愁が寄宿している。


「欸?!您也是吗?(えぇ?!あなたも?)」


「在日本传播福音时,被异教徒的诡异阵法给束缚在了这里……那个邪恶的混…骷髅!(日本に福音を教える時、異教徒の詭道陣法でここに束縛された……あの邪悪なくっ…どくろ!)」


空間中の温度が急に上がって、更に画面から炎が出てきたが、奇妙奇天烈に、稲妻みたいな墨線が同時に現して、まるで雷と「あぁ!」の悲鳴も聞こえるように、絵の中に、雨は降り始まった。


「ああ!那个妖怪!刚才遇到了!(ああ!あの妖怪!さっき遭った!)」


「原来……如此……居然能……从那个邪物手中逃出来......你……真是勇敢呢……(なる…...ほど……まさか……あの邪魔の爪から逃げ出せるなんって…..君……は本当に勇敢である……)」


「您真的没有办法出来吗……如果您能出来……说不定……说不定我也能回去……(あなたは本当にそこから出られないか……あなたがそこから出たら……もしかして……もしかしてワイも帰られる……)」きっと、きっと天使さまはなにかができる。やからワイはここに来たと信じている。


「在下确实能帮你,但没用,除了带有强大灵力的刀剑,没有其他能破坏这幅画的东西。可惜,这个虚无的空间里不会有那种东西。(確かに拙者は君を助けられるが、無駄だ、強大な霊力を持つ刀剣以外に、この絵を破壊できるものはない。残念だが、この虚無の空間にはそんなことがないはず。)」


「这个......虚无的空间?也就是说您知道这是哪里吗!(この......虚無の空間って?つまりあなたはここのことを知っているの!)」やった、大事な情報!


「当然,这里是limbus,无信仰者及客死之人的灵魂末路。(もちろん、ここはlimbus,信仰のない人と客死者の霊魂末路。)」


「limbus……」知らないけど……


「不用担心,那和我们这些实体无关。虽然仅限于在下所知的,其他存在于这个空间的实体,只有这个亭子以及那个骷髅。现在又有了你。(心配しないで、それは私たちのような実体と関係ない。拙者の知っている限り、こんな空間に実体があるほかものは、この亭とあのどくろが。今の君も。)」


「如果是刀剑的话、我见过……骷髅怪有一把。(刀剣なら、ワイは見た……どくろ化けが一本を持っている。)」



(ps:すみませんが、筆者は台湾人じゃなく、中国大陸からのやつ......ですから簡体字を使っちゃった........「なんやこれ、主役の林さんは台湾人のに......」これについて、どうもすみませんでした。。。)

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