表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

正当な評価

作者: さきら天悟
掲載日:2016/06/19

最近、調子に乗っている奴がいる。

それはAIだ。

AIとはもちろん人工知能である。

チェスでは無敵、

最近では、囲碁でも世界チャンピオンクラスの人間に勝った。

そして今では小説を書いて、文学賞に出品しているいう。

それが気に入らない。

腹立たしい。

面白くもない小説がAIというだけで注目を集めている。

お前なんかに面白い小説が書けるはずがない。

お前に「面白い」という意味が分かるのか。

そもそも、みんな変とは思わないのか。

小説を書ける人はなかなかいない。

でも、人は、誰でもどんな小説が面白いか分かるのだ。

まず、自分がどんな小説が面白いかを示すべきなのだ。

それができないうちは、AIが小説を書くというのはチャンチャラ可笑しいということだ。

お前に俺の小説を評価できるのか?



数年後、AI文学賞が設立された。

人間が介在せず、すべてAIが投稿小説を評価すると言う。

最優秀賞100万円は破格だったが、

驚くべき特色は受賞発表日だった。

それは、締め切りから2週間後に決定されるのだ。

AIにはこの時間で十分だ。

応募数が1000件あっても、3日あればすべて読み込めるのだ。

そして、第1回の発表は、明日に迫っていた。





「おれの計画通りだ。

AI文学賞が設立された。

俺の小説は最高に面白い。

出版社のあつらはちゃんと読んでいないか、

バイトに読ませてるに違いない。

一度でも、ちゃんと読めば、正当な評価が得られるのに・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ