第11話 超イージーモード
今日はゆったりとお休みです。
昨日がハードモード過ぎましたから。
まあ直接的ダメージは夜に子供らにあそこを蹴られたのみで、意外にも実はダメージ0なんですけどね。はい。
今はメディちゃんを筆頭に子供たちにシャボン玉遊びを教えている最中です。
これは本当にがきんちょらに大うけ。
今、トランペット型のシャボン玉作り器で、大量のシャボン玉を一気に作ってあげてるんだけど、吹いた瞬間、もうね、
「「「「「「んっきゃー!」」」」」」
とか聞こえてきます。
皆して風に舞ったシャボン玉たちを追いかけていきます。
メディちゃんは普通のシャボン玉用ので地味に遊んでいます。
シャボン玉が出来る度に笑顔を見せる仕草が可愛いです。
メディは俺の妹分ですよ。これだけは譲れません!
テフィさんは大きなわっかの巨大シャボン玉つくり器に挑戦中。
すこし不器用なのか、5回に1回しか成功しません。
あれではシャボン玉ではなく、ショボン玉ですね。うん…
トランペット型シャボン玉セット 1ptを買いました(ポイント -1)
お好みシャボン玉セット 1ptを買いました(ポイント -1)
補充用シャボン玉液 1ptを買いました(ポイント -1)
食事中です。
今食べてるのはもっともこっちの世界でポピュラーな食料で、ポフラとかいうイモ。
栽培が簡単で大きく育ち、非常に安く買えるそうです。
味はジャガイモの蒸かしたものにそっくりです。
ただこればかりだと栄養が心配ですねー。
もしかしたらコボルトたちの寿命の短さはこれが原因なのかと思ったり。
日本で平均寿命がわずか数百年で急激に伸びたことを考えると、栄養をバランス良くしっかり取らせればコボルトたちの寿命も急激に伸びるかもしれない?
そういえばこの辺りの治安がいいのは、もしかして食べ物が安く手に入るのが理由かなと。
コボルトたちと村の人たちの関係も、昨日の様子ではかなり良好に見えたので、本当にのどかな田舎のよう。
それなりに大金持っているから、ちょっかいを出してくる奴等がいるかと思ったがそれもないし。
それ以前に単身で変態牛親子を倒すような怪しい人間に喧嘩を売る馬鹿は少ないか。
ちなみに昨日のヘキサホーンのようなのは、海水浴場にサメが出るような感じらしくまずめったにないことらしいです。
(…………いずれにせよ、変な噂が広がらないうちにここは出る必要があるなあ、コボルトたちと別れるのは哀しいが……ね)
食事の後にテフィさんに呼ばれました。
なにやら真剣な表情です。
(何の話だろ。さっさと出てけとか、メディは……娘は、絶対に嫁にはやらん!!!とか……?)
「話というのは…………メディの母親、つまり僕の妻のアイネの事なんです」
(そうか……そういえば……メディちゃんのお母さんの姿が見えないのは……そういうことだったのか。俺はなんて不謹慎なんだ……)
「アイネは優秀な魔術師なので依頼を受けて出稼ぎにいってますが、彼女は一族で一番の美人なので僕はすごく心配なんです」
(リア充死ね!しんじゃええええええぇぇぇぇ!!!!)
「彼女は今、王都で働いているんです。で、長期の予定ですので離れているのは辛いので僕らもそろそろ王都にいく予定ですが……」
(寂しくなんかないもんね! ……俺は一人でも……うわあああーん!)
「メディもリオンさんになついているようですし、もしよろしければ一緒に王都にいきませんか?」
「喜んで!!!!!」
総合取得ポイント 569pt
使用済みポイント 95pt
使用可能ポイント 474pt
これにて第一章、いや序章かな? 終了です。
数日ほどお仕事で更新は休むかもです。
次回からはダンジョン編です。