エピソード34 今日も私はマイペース。授業サボって図書館で魔術本とにらめっこ
今日も学園はざわざわしている。
誰かがまた私の噂をしているのが聞こえたけど、まあ気にしない。
授業? 別に嫌いじゃないけど、今日は図書館でじっくり魔術の本を読むことにした。
席に座ると、好きなだけ本を広げて、魔術理論の復習開始。
もちろん記憶魔法を使って、効率は抜群。
「あー、魔術ってほんと面白い。剣術もいいけど、魔力の流れを自在に操る感覚はたまらないな」
通りすがりの生徒がちらりと見ていったけど、私は気にしない。
そのうち、隣にいつの間にかルシアン王子が座っていた。
「リヴィア、また図書館で勉強ですか?」
「うん。飽きないんだよね」
「すごいな、俺も少しは見習わないと」
「まぁ、無理しなくていいよ。私も魔術のこと以外は結構適当だし」
二人で笑い合いながら、また静かな図書館に戻る。
日常のこんな平和な時間が、私は嫌いじゃない。
(強さだけじゃなくて、こういう時間も大切なんだよね)
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カツン、カツンと石畳を踏みながら、私は街を歩いていた。
学園から出るのは久しぶり。空気がちょっと違ってて、なんだか落ち着く。
「リヴィアさんっ!」
ぱっと顔を上げると、ギルドの受付嬢――マリナさんが、嬉しそうに手を振っていた。
相変わらず、あの笑顔はすごい。私には到底真似できない。
「こんにちは。今日はちょっと、気分転換です」
「噂、すごいですよ。リヴィアさんが戻ってから、街の冒険者たち、そわそわしっぱなしです」
「そ、そうなの? 私は別に目立ちたくて動いてるわけじゃないんだけど……」
人の視線が集まるのは、いまだに慣れない。
でも、昔よりちょっとだけ、怖くはなくなったかもしれない。




