表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

212/277

本丸編2 オモチ×四天王・保内

久々の更新です!

伏魔八騎将が一人、魔剣聖キッシュ。

先に十鬼衆として登場したロッシュと見た目は瓜二つですが、実力は遥かに上回る剣の達人であり、アッパレと熱戦を繰り広げた好敵手です。


作中武士道精神があるのか、五明の汚い手に声を荒げたり、ピューロの主想いな面が垣間見れるシーンの敵として存分に活躍してくれました!


名前はロッシュに似せて思い付きです☆


そして次に登場した稲妻使いのサンキラークですが、インラバの相手としてその実力を遺憾なく発揮してくれた女魔導士であり、名前は地元の名店から文字って付けました!



「よっこらせ」


年寄りくさい掛け声で腕輪から人型に変化したシンガンは、オモチと対戦相手を交互に見ると不適な笑みを浮かべた。


「ほほう。珍しい。あれは(ダーク)妖精(エルフ)巫女(プリーステス)ではないか」


聞き覚えのないフレーズに興味をそそられたか、美菓子とアシガルはシワくちゃ顔のシンガンに目を向けた。


「光と闇の巫女さん対決とはまた因縁であろうか」




「大人しく倒されろ……妖精巫女は二人もいらない……」

「それはこっちのセリフよ! 私の名は保内(ほない)。以前から表世界にも巫女がいるって聞いてはいたわ。さぁ! どちらが真の巫女か決めましょうか」



どうやら二人は互いにその存在を知っていたようで、ゆっくりと浮上しながらそんな会話をしたかと思えば、いきなりの強烈な魔法合戦へと移行した。


「そんな()()()()図体で私に勝てると思っているの!? 笑わせんじゃないよ! ダークインパクト!」

「……エルフ(ウォール)からの混成接続、エメラルドストーム!」


オモチは技から技へと川の流れのようなリズムで反撃に出た。

しかし待ってましたとばかりに保内もまた攻撃に打って出た。



「エメラルドストームねぇ……ダークインパクト・ネオ!」


疾風と常闇(とこやみ)の渦は互いにぶつかり合い、押し合ったが、保内の魔力が一段上だったのか、オモチの放ったストームは貫通され、オモチは直撃を受け、まるで捕縛されたかのように身体を硬直させて苦しそうに空中で悶えた。


「……くっ……」

「そんな()()な身体で私を倒すだなんて笑っちゃうわよ! 跪け! これよりは私が全ての妖精の巫女として表世界の妖精国をも支配してくれる!」


保内はさらに魔力を強め、オモチを地面へと叩きつけ、その本性を剥き出しにした。



「ヴォルクス様は魔界と表世界、そしてゆくゆくは天界をも掌握なさるお方! 私はその配下として表世界の妖精国を手中におさめる!」


それは妖精と名乗るにはあまりにも残虐過ぎたか。魔界の悪魔が、清らかで癒しの存在である表世界の妖精らを蹂躙(じゅうりん)することと同義であった。

氷雨は激しく打ち付けられたオモチを必死で応援したが、愛姫子と美菓子は黙ったまま、保内を睨みつけていた。



「おいおい、()()オモチがこんなに簡単にやられちまったぞ! 大丈夫なのかよ!?」


アシガルはオモチの実力をよく知っているだけに、四天王・保内の憎悪にも似た過激な攻撃に狼狽えた。

だが、シンガンから言わせればまだまだオモチにも秘策があるのだという。



「秘策だって!?」

「まぁ落ち着け。保内もどうやら須頃が使った魔神の欠片を使用しているようだ。だからここまでの力の差が生まれたのだ」


「やっぱりね」

「うん。須頃さんの時と同じ。あのおぞましい魔力が保内さんに大きな力を与えているんだわ……」

「……オモチちゃん……」




「あれが魔神の欠片とやらの力か……どうやってあんな()()な場所から……しかし、これほどまでに大それた力を秘めていようとは…………」



魔王ジクイルは魔神の欠片を使い、その魔力を数段上げた保内を調べ尽くすかのように分析しゆくのであった。

保内の優勢な戦いぶりに笑みを浮かべながら口を開いた五明であったが、シンガンはお決まりの尊大な語り口で一蹴する。


「フフフ。魔神の欠片を打ち破るには役者不足だったようですねぇ」

「バカめ! オモチはまだ本領を発揮してはおらぬわ! そんなことも分からぬか、魔界の頭脳()!」

「くっ……相変わらずの口振りですね、賢者()!」



そんな激しい戦いの行方を見守るクイーンスフレは、シンに寄り添うように祈りの姿勢を取り、オモチにエールを送り続ける。


「今まで蓄えてきた力を使う時よ、オモチ……」



瓦礫(がれき)の下敷きとなった格好のオモチは身動き一つぜず、得意気な保内の薄ら笑いが本丸を包み込んでいくのであった。


()()()の妖精巫女も大したことないわねぇ! アハハハハハ!!」



(どうしたオモチ。お前の本当の力を見せる時ぞ)

(くそっ! 煩悩照射するタイミングを過ったか!?)



そうだよ、お前、作戦はどうした。



つづく

久しぶりの更新で離れていった方もおられるかもしれませんが、懸命に物語の登場人物達は己の信念に従い戦っております!


もう少しでこの話も終わりとなりますので、是非ともお付き合い頂きたいと思います。


初見の方々も序盤の謎の回収やらもそれなりに出来ているかと思いますので、単純に訳が分からないと匙を投げることなくお読み頂けたら幸いです(*`・ω・)ゞ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ