夏樹と放課後 1
入学式を終え、帰る準備をしていると
夏樹「希美!遊ばない??」
私は放課後に寄り道をして帰ったことはない。
したくない、ということでもないが、、
希美「ん、いいよ。」
夏樹「やったやった!行こ行こ!」
夏樹のぱあっと輝く顔が好き。ほんとに嬉しいんだなって感じる。
希美「夏樹どこ行くの?」
夏樹「秘密〜!!」
秘密ってなんだかワクワクする。
夏樹「あっ、バス来た希美!走るよ!」
希美「え、待って夏樹、こけちゃう!」
夏樹「はあ、はぁっ、間に合った〜!」
希美「はあっ、夏樹足早すぎるよ。」
えへって笑う夏樹顔が可愛くて、夏樹と離れたくないと思った。
夏樹「着いたー!」
希美「…水着?」
夏樹「うん!最近暑いでしょ??だから今から海行こうと思って!!」
放課後に海行く人、初めて聞いた。
買い物に行く人はよく見るけど。
希美にはこれかなー、やっぱこっちの方が似合うかな〜なんて、私の水着を選んでくれてる。
夏樹「希美!ちょっとこれ試着してみて!」
と言って渡されたのは、紐がクロスしてる黒のビキニ。縁は綺麗なレース模様。
希美「え、うん。」
こんなの私に似合うかな、なんて思いながら着てみる。
希美「夏樹着たよ〜。」
夏樹「え!めちゃくちゃ似合うじゃん!!!希美はそれにしよ!決まり!はい、じゃあ脱いできてね!」
一方的に会話が終わった。しかも早速さとレジの方へ行ってしまった。