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プロローグ的な何か

まず始めに。

拙い文章ですいません。

幼女。

断言しよう。俺は幼女が好きだ!

ちょっとキモいなって引いたしまったそこの君。大丈夫、俺もキモいと思ったから。


俺が幼女好きになったキッカケは中学二年生の頃だった。複雑に絡んでしまった人間関係が嫌になり、公園で一人、ブランコに乗っていたときだ。詳しいことは思い出せない、ただ思い出せるのは、ずっと下を向いて、キコキコと声を上げながら揺れるブランコに身を預けていたことだけ。


「ねぇおにいちゃん」


誰に向けられたのか言葉なのか、最初は分からなかったが、公園には俺一人しかいないことから、自分に向けられた言葉だと理解した。


「な、何かあった?」


ぐしゃぐしゃに歪んだ顔を見せるわけにもいかず、感情を無理やり押し込み、笑顔を作りながら、顔を上げた。目の前にいたのは、小さな女の子。まだ小学校一年生か二年生くらいの女の子だった。

出会ったことは一度もないし、隣のもう一つあるブランコは誰も乗っていないので、乗りたければそっちに乗ればいい。声をかけられた理由が分からずにいると、女の子が口を開いた。


「これ、あげる」


差し出されたのは、昔よく食べた棒付きのキャンディー。それを戸惑いながら受け取ると、女の子は満面の笑顔になり、


「これたべて、げんきになってね?」


「え......」


自然と涙が落ちた。幼女に心配されたことに対しての恥ずかしさではない。ただ、よくわからない感情が抑えきれなくなり、噴き出してしまって、泣いた。今まで考えていたことがバカらしく思えて、心の暗雲が、その一言と笑顔で、雲ひとつない青空になっていくような気がした。声を上げて泣きたいけど、流石にそれは恥ずかしいなと思い、口元を手で抑え、落ち着くまで顔を伏せる。

嗚咽と溢れる涙が落ち着き、顔を上げる。涙で汚れた顔で女の子に向き合い、


「ありがとう」


感謝を伝えた。

女の子はというと、頭に「?」が浮かんでおり、現状がよく分からない様子だったが、またあの笑顔を向けてくれた。

そのあと女の子は、焦り気味の母親に見つかり、手を繋いで帰っていった。

携帯で時間を確認すると、もう5時半で、とっくに陽は沈みかかっていた。


「よし!」


ブランコから勢いよく立ち上がり、両手で頰を叩く。また明日も頑張ろう。俺ならできる。そんな晴れ晴れとした気持ちの隅で、かすかに幼女って最高だな、という感情が芽生えたのは、嘘でもない真実だった。


なんてことがキッカケだ。今振り返ってみると、スッゲェ恥ずかしい。まず公園で泣いてしまったことが恥ずかしい。まぁそんなことはいいとして、そのあと俺はだんだん幼女好きという沼にズブズブとハマっていった。今まで文字の塊で読めなかった小説。俗にいうライトノベルを読み漁り、深夜アニメというものも見始めた。ロリに愛され、ロリを愛すことができれば本望だ。そう思って生きていた......と思っていたんだがな


「これはちがぁぁぁぁあぁう!」


「ひぅ!?」


教室の中で響いた声は、目の前にいる少女の声もかき消した。





キャラの詳細は次の話の後書きで書く予定です。

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