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COSMO's  作者: 妻鹿シジミ
1/5

開会宣言

初です。駄文です。

『只今より平成20年度、第32回横岡市立永畑中学校合唱コンクールを開催します。』



side.2年2組/中田夕子なかたゆうこ



私はステージに目を凝らす。

割れんばかりの拍手と歓声があがる。

拍手は合唱コンクールに歓声は開会宣言の彼、実行委員長の三國雅みくにまさに。


ここ、永畑中学は合唱コンクールに力を入れる珍しい学校だ。

私も去年初めて見て異様な盛り上がりに興奮し感動を覚えた。

でも今年の盛り上りは去年の比じゃない。なぜなら、実行委員長が三國先輩だからだ。



バスケットボール部部長。人当たりもよく親切で面白く、

協調性があり長男だからかリーダー気質で

優しい雰囲気のイケメン。

学力に関しては、聞いた話によると、

双子の弟は名門、私立天西学院大学附属中学に通うそうだが、

その弟より頭がよく、弟の解らないところは三國先輩が教えるらしい。

まるで主人公である。



そんな三國先輩だか私の目には映らない。

私はマイク係を目で追う。飾らないマイク係は目立たないが確実に仕事をこなす。

マイク係、瀬尾達之は舞台袖に消えた。



瀬尾君はかなり変わった人だと思う。

一年生の初めて話したときにはなぜかシャーペンの偉大さについて熱く語られた。

確かに鉛筆からすればすごいのかも知れないけど...

あの時ほど反応に困ったことはない。

それでもその困惑はどこか心地よくクセになるものがあった。いつからか瀬尾君に話しかけてもらうのを楽しみにしていた。


瀬尾君にとってはそうでもなかったのだろう。

私が勇気を出して告白しようとしたときにはもう彼には彼女がいて

あーでもないこーでもないと笑い合う二人はとても私が

乱していいものではなかった。




でもだからこそ許せなかった。一週間ほど前、瀬尾君の隣にいるべき榊さんが三國先輩とキスしてたことを。



side.2年1組/榊ひより(さかきひより)



あっやばい、雅君イケメンすぎ!声抑えらんないっ!


って思ったのはひよだけじゃなかったみたいでぇ、

「まさくぅーん!カッコい~!」とか

「三國せんぱぁーぃ」とか

「きゃぁー」とか

女の子たちがおっきぃ~声で叫んでたあ。


なんか雅君、男の子にも人気みたいで

「イケメン死ねぇ(笑)」とか

「あはぁん。もぉまぁ君抱いてぇ~」とか

みんな楽しそうにしてたぁ。

仲良しなのはよいことなのだあ!


まぁマイ彼氏は絶対に譲んないけどぉ。あっ雅君、ひよの彼氏だからぁ~。6月の体育祭から付き合ってまぁす。



っつうことで雅君に声かけまくってたらぁなんかぁ、雅君のぉ弟2号君、その名を三國嘉みくにひろ

「うるせぇ、声かれんぞ」

とか言ってきたぁ~。やばい遠くのイケメンもいいけどぉ~やっぱ近くのほうがいいゎあ。

てか、三國家バリイケメン揃いやぁばぁぃ~。やばいまじやばい!


ひよが嘉君にぃ

「お兄ちゃんが人気者だからってぇ、嫉妬しちゃダメだよ?」

って言ったらなんか怒っちゃってぇ、

「誰のお陰だと思ってんだよ...」

ってボソッと言って前向いたからぁよくわかんなかった。

ん?誰のお陰ってひよがアピりまくったからでしょ?

嘉君は自分のお陰って言いたかったのかなぁ...

ひよ、困っちゃって聞けなかったぁ。



まぁいいっしょぉ。つぅか、ひよのオタ友瀬尾達之、通称たっつがマイク係頑張っててぇ、なんか地味で受けたぁ~。

ありがとうございました。

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