修行
あれから2年経ち俺は5歳になった。
父さんは俺がフォースと知って嬉しいらしく暇があれば訓練をつけてくれた。
魔法だけではなく武術も習っている。
因みに父さんは赤、緑のダブルだ。
武器に関しては俺は槍(薙刀は無かった為)スールは剣がしっくり来るようだ。
魔法の仕組みはよくわからんが本を要約すると丹田付近にある魔力倉庫から魔力引っ張り出して自分の想像+熟練度+相性で威力や消費魔力が変わるらしい。
俺は基本4属性が相性良いから熟練度は努力でどうにかするとして問題は想像だ…
前世では魔法なんて使えなかったしF○やD○見たいにやろうと思っても頭では否定してしまうみたいでしょぼくなってしまう。
スールは水魔法の初級を難なく使用している。
や、やるじゃない…
この固い頭を何とかせなあかんという事で今更だがこの世界の本を読み順応しようとした。
そして、また1年が経った。
俺も6歳になり体が大きくなった。まぁ児童だけどね…
この1年でだいぶ頭も柔らかくなり初級魔法なら問題なく使用できるようになった。
魔法楽しい。
「よ~し。クレス達もだいぶ成長したみたいだし模擬戦でもするか?」
「誰とですか?」
父さんの言葉にスールが応える。
「俺とやっても面白くないだろ?ならクレスしかいないよな?」
ニヤニヤしながら振ってきた。
俺としても毎日瞑想とか修行僧みたいな事ばっかりやらされてたからフラストレーションが溜まっている。
「いいよ。スールやろうか?」
「本気でいいか?」
「じゃないと面白くないだろ?」
「よし。んじゃあ勝利条件は気絶もしくは戦闘不能でいいか?」
「いやいや、やりすぎだろ?」
「危なかったら俺が止めるからいいぞ。好きなだけやれ。鬱憤たまってんだろ?」
「はぁ~分かった。スール後悔するなよ。」
俺は鬱憤を晴らすため本気でやることに決めた。