属性
あれから2年たち俺は3歳になった。
俺は言語、文字を理解し普通に歩けるようになった。
お隣にも同じ歳の子供がおり言語関係以外は彼の成長ペースに合わせた。
スール君という子供で彼はまだ言語が覚束ないが俺はハキハキ喋ってる…つもりだ。
俺だったらこんな3歳恐いが特に気味悪がれたりしなかった。
(自分では気付かないが何処かぎこちないのかもな)
父親が長期休暇で帰ってきて団欒していると魔法について話が出てきた。
「クレスも3歳になったことだし教会で属性検査をしようか」
「属性検査ですか?」
「あぁ。属性検査とは自分がどの属性に適してるか、適正があるかを確認するんだ。水晶に手を当てるだけなんだが、点った光で属性が解る。」
「何も向いてない場合はどうなるんですか?」
「その場合は魔法に向いてないって事だな。残念だがかなり努力して中級魔法が使えるかだ。上級は無理だろう。」
「クレスは大丈夫です。私の自慢の息子ですから。」
母さんがサムズアップして答えた。その信頼が重い。大丈夫かな…
父さんから聞いた属性についてはこうだ。
基本6属性
火→風→土→水
光↔闇
上位4属性
焔→木→雷→氷
との事。光と闇は上位が無いが使える人がほぼいないそうだ。
属性を確認しに父さんとスール君の父さん(アニマさん)とスール君で教会に向かった。
光と闇とか希少価値が高いのがいいなぁ~と思いながら教会までの道を歩いた。