目次 次へ PR 1/49 二人の音符 どこからか聞こえてきた、歌声。 闇の中、小金色に輝く音符。 触れると、雪のように溶けて消えた。 優しくて、とても温かい。 音符をたどっていくと、女の子がいた。 腰まで伸ばした真っ白な髪。 丈の長い真っ白なワンピース。 それは、闇の中で輝いていて。 僕の闇を明るく照らしてくれた。 僕も歌う。 音符が止まる。 女の子が振り向いた。 驚いた様に僕を見つめる、碧の瞳。 僕は歌い続ける。 その子は優しく笑って、また歌い出す。 二つの音符が、重なった。