プロローグ
【警告】
この話は、すきだった女友達から
「彼氏になることはほぼありえない」と言われた後に気が狂ったように妄想をぶちまけた糞小説です。
つまり中二病やら童貞臭やらがハンパないくらいにあります。
そしてこの小説は中学時代のものの上にわずか300KBで終了しているという未完成なのでたまに文体が変わったりします。
そして途中めんどくなって投げ出しているので終盤になると文体が適当になりま…書き直します。
陰鬱な空模様だと、家から学校へと向かう道のりで思ってはいたが、まさか帰るときに丁度…それもタイミング悪く学校も遠く家も遠いような、そんな場所で強く降るとは運が悪いとため息をつく。
空模様のように、俺の心も少し暗くなってしまう、空を見上げてさていつこの雨は止むだろうか、もしかして明日までやまないのだろうかなどと考え、最悪びしょ濡れで帰らなければいけないと考えてさらに心は薄暗くなる。
「はぁ…」
ため息をつけば幸せが逃げると、昔言われたことがあるが、俺はいくつ幸せを逃したのだろうか…などと、全く関係のないことを考える、そこまでにやることがない。
公園の木の下にあるベンチで、木々を通り抜けてきた雨水にたまに打たれながら、空を見上げて時間がたっていると、ピカッと空が光る。
そして―――
ゴォォォンッ
という轟音が響き渡り、さすがの大きさに肩を揺らし、驚いた。
「ち、近いッ」
光った後に二秒くらいだった、音速からすると約340mなんだから680mくらいか!?そう思考を回し、正解かもわからない問いに答えを創り出し――
バチッシュヴォォッ私は死んだスイーツ(笑)
「ぐわああああ俺死んだー俺死ん…でないだと…」
目を開ければ雨が降っている意外はいつも通りの公園の風景。
うつぶせの状態で焦げている人間がいなければ、だが
「ま、まさかあれを食らったのはこの人…やべぇっ救急車っ携帯…えっ」
近づいてみればその顔が露わになる、その顔は――俺だった。
「な、なんだよこれ、俺っ!?」
思わず尻餅をしてしまい、口をぽっかりと開け唖然としながら俺は目の前のその存在を見る。
なんだよこれ、俺?そっくりさん?ドッペルゲンガー?
つまりどういうことだ、俺が死んで霊魂の身になりましたってことなのか?
思考をフル回転して、結論を否定して、そして回転する、でてくる答えはいつだって摩訶不思議な非現実的答えだった。
だが答えはそうなのだ、この倒れている男は俺なのだと思考のどこかで答えがでていた。
「質量のある残像だと…!」
だが俺はその思考を変な方向へと持っていった。
「いや、あなたは死にましたよ。」
突然後ろから声をかけられて振り向くと、そこにいたのは少女だった。
少女は少し呆れたような表情で俺をみて、焦げた男をチラッとみると思い切り蹴とばした。
倒れてうつぶせ状態であった男はあおむけとなり、その姿かたちが全て見えるようになった。
そこにいたのは俺だった。
間違うこともなく、確実に、俺だった。
「俺を蹴るなよ」
「言うことはそこですか、どこまで現実逃避に率先的に取り組むんですかあなたは、結局死んだという結果には変わりないのですから現実逃避しても意味ないのですよ。」
そういわれて、俺は少女を見る。
「…うん。」
「やっとわかってくれましたか。」
「話が長い。」
「……貴方は死んだ、これ現実、逃げても無意味。」
簡単にまとめてくるとは恐れ入った。
やれやれといった感じに肩をすくめて見せると少女に顔面へとび膝蹴りを食らった、すばらしい跳躍力だ、俺と一緒に世界を目指そう。三回バウンドして吹き飛ばすその威力は世界トップレベルだ。
「ごめんなさい。」
そんなおふざけなど言えるわけもなく、チキンな俺は土下座をして少女に許しを請う。
少女はそんな俺をみてため息をつく、
「話を進めましょう」
そういって少女は半ば無理やり話を初めて、俺が何故死んだのかを説明し始める。
「神というものは言わば管理者的なもので――」
要約するとこうである
神様が管理怠けたおかげてバグって雷直撃、俺死亡
↓
バグなので普通の死亡として扱われることもなく、俺一生さまようEND
「だからまぁ生き返らせてあげるし能力とかあげちゃうから許してピョンだそうです。」
イラッときたが他の言葉に俺は食いつくのだ。
生き返らせる、能力とかあげる…だと…つまりそれは
『転生』ということか
異世界転生、能力つき…っ!
バカなっ…!バカなっ…!
こんなことがあっていいのかっ…!
家族という…っ!未練…っ!
しかし俺は死んだのだっ…
「遠慮なくいただきます。」
目の前にある…現実っ…!
「それでは能力をいってください。」
「超人完璧美女になる能力をください」
言ってやったっ…言ってやったぜっ…!
沸き起こる爽快感…そして突き刺さる絶対零度の視線っ…!
「まったく男ってやつは…」
ボソリと言葉を言われたが何も聞かなかったことにした。
女性になること、それは男性が誰しも見る夢である。
そう、女性は色々とキツいものがあると誰しも言うが、それを男性は体験したことがない。
だからこそ女性を軽んじてなりたいと思う、おそらくではあるがなってみて非情につらい思いをしなければわからないであろう。
しかし、俺はそれを無視してでもなりたいと思う。
「ボンキュッボンッて最高だよね!」
吐き出せ、俺の思いを
「黒髪美少女って最高だよね!」
俺の本音を
「それでいてちょっと天然って最高だよね!」
心の底から!
「身長は158cmくらいのちょっと小さ目で!」
「心の底から死ね。」
心の底からダメだしされた。
「いつも思うのだ、つけ爪はよくない、長い爪は正直いって汚く見えると。」
「もうめんどくさいのでさっさと願いを叶えて生き返ってください。」
本当にめんどくさそうに俺を見てくるので少し傷ついた。
しかし今私には最高のえさがある、そう女性化という餌だ、これさえあればそんな傷などどうとでもなる。
「石を持って考えてください、あなたの感じる最高の美女を。」
「黒髪って結構狙ってるんだよね。」
「あなたはこのときになって黒髪長髪最高と言っておいてそんなことをいいますか。」
「しかし俺は天然黒髪長髪最強天才女性を創り出す、うなれ俺の妄想力ッ!行くぞ願望を叶える石よッ俺の理想はちぃとばかし堪えるぞ!」
「石に向かって叫ばないでください。」
念じると石がそれに応えるかのように強く発行し、あたりを淡い光で包み込み、そしてその石は俺の手から離れると俺に…俺の肉体に沈んでいき――
俺の体は変化した。
黒髪長髪
そして女性らしい肉体。
少し肉のついた程度であり、ちゃんと手入れされていることがわかる。
つまりスタイルといい俺の願った通りである。
「ウヒョヘホニョヒフフフケヒョヒョ」
「どんな笑い方をしているんですか気持ち悪い。」
「オキョキョキョ」
「ですがその肉体はすばらしいですね。」
「ウピョ?」
「日本語を話しなさい。」
「まぁ正直黒髪で清楚な美女って世の持てない男子が考える妄想だよね、実際そんなもん本当にいないよね。」
「言葉を話した瞬間に世の男子諸君の夢をぶち壊さないでください。」
黒髪美女よりも控えめに茶髪にしたかわいい子のほうが清楚な性格しているってよくあるよねって考えて、俺は黒髪美女の清楚キャラに変わったのだと変わって最高だと思います。
「さて俺は行くぞ。」
「はぁ、そうですか、まぁ正直頭がよくなるのほうがまだ生きやすいと思ったのですが。」
「…ん?」
少し今の言葉に疑問を覚える、生きやすい、頭がよくなる程度の願いが。
たしかに女性になる体質というのは、異常だ。
だがどんなことがおこるかわからない異世界では、頭がよくなるよりも武力のほうが優先されるべきではないか?
いや、頭が良くて武力があるというのは最高の状態ではないのか――?
「あと5秒で生き返ります、心してください。」
「あ、あの少女さん?」
「…なんでしょうか?」
「俺ってどこにいくんでしょうか?」
そう聞いてみると、少女は『何言ってるんだこいつ』みたいな顔でみてきて、
「生き返るんですよ?元の体に。」
その言葉に俺は勘違いを理解した。
「…えっ」
空間がねじれる、
「ちょっ」
そして気が付けば――白い場所にいた。
激痛と共に、俺は叫び声を揚げた。
よっしゃあ
俺もう死にたい!