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夏の雨降る夜に消える

作者: 雨宮雨霧
掲載日:2024/06/17

もう何も悔いはない。

あるとすればあの人にもう一度逢いたかった。

逢えるわけがない。

だからいい。


死にたいわけじゃなかった。

…死にたかった。

消えたいわけじゃなかった。

…消えたかった。

誰にも言えない。

誰にも言いたくない。

話せない。

分からない。

苦しい。


夏の夜の空気は優しい。

雨の冷たさは少し寂しい。

傘を置いて、髪をほどいて。


これでいいんだ。


雨に濡れる。

風に揺れる。

ここから落ちればきっと逝く。


崖っぷちに立つ。

落ちて海に沈む。

それが予定。


怖い。

怖くない。

死にたい。

死にたくない。

生きたい。

生きたくない。


さよなら世界。

盾と矛も私を守ってはくれなかった。


落ちる。

ゆっくりと。


落ちる途中で何かにぶつかる。

痛い。


海に落ちる。

空は綺麗だったよ。


海に沈む。

もう意識はない。


苦しみも痛みも。

死んでしまえばきっと、


楽になるだろう。

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