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俺が死ぬ未来しかない。  作者: テトラポッ怒
6/6

第6章・ダンジョン攻略で無理しないようにね。

俺は、スケルトンに何回殺されたか分からない…

正直いってここまでスケルトンが強いとは思いもしなかった。

そこで、俺は強行突破手段を取る事にしたそれは…

スキル「身体能力強化」を極限まで底上げしてスケルトンの首を2体同時にぶった斬る。

リック「うん、もうこれしかないだろ…スキル『身体能力強化』!」

まぁ、1度も使ってこなかったし分かりきってたけど…

死んだよね、うん、そりゃそうだあの神も言ってたしな…5回くらい死んだよ。

リック「あ゛ぁ゛〜やっと、限界値わかった…これ死ぬ時めっちゃ辛いからな…」

俺は、身体能力強化を使いながら剣を抜きスケルトンの近くへ行く。

リック「これで…切る!」

俺は、「はァァ〜!!」と気合いを入れた掛け声と同時にスケルトンへ剣を振り下ろす。

ザシュッ!ザシュッ!

リック「お?」

ようやく勝てた…

手応えのある攻撃だった。

リック「よっしゃぁぁ!!」

どうやら俺は、身体能力強化を使わなければスケルトンに勝てないらしい。

リック「よし!この調子でどんどん進んでいくかぁ!」

その後にゾンビが出てきたがスケルトンより弱かった。

いや、スケルトンが強すぎただけだった…

まぁ、当たり前だよねだってこのダンジョン難易度Aくらいだもん(後調べ)

リック「このダンジョンなんかあるのかなぁ?まぁ探索されてないダンジョンて言ってたし、お宝があったら持って帰ろ。」

多分地下に降りて5階くらいの時だ、今までの階にはいなかったモンスターがいた…

リック「…もしかして、あれゾンビ犬か…?」

グルルとうなり声をあげ大きな扉の前に6匹の肉のただれたゾンビ犬と、少し大きめで牙がはみ出しにはみ出した怪物みたいなゾンビ犬が1匹が居た。

リック「え?あれ勝てるかなぁ?(汗)」

ゾンビ犬「グルル…」

どうやらまだ気づいていないみたいだ…

リック「ん〜、おそらく身体能力強化だけじゃ勝てないだろうな…でも、ここまで来るまでに強化の幅が広がってる気がするし勝てるか!」

そして、俺は身体能力強化を最大限まで強化して、剣を持ちゾンビ犬達(6匹、1バケモン)に突っ込んでいく…

まぁ、ここまで見てる人ならお察しの通り、死にました☆

リック「いやぁ、やっぱ無理だったか…あ、そうだここはゲーム世界とかじゃないんだから、1匹ずつ倒せばいいんじゃね?」

そう思った俺が馬鹿だった…

リック「石投げて1匹に当てればいいか…それ!」ポイ

ビシッと、ちょうど1匹に当たった、だが、落ちた時の音で周りの犬たちも反応しこちらに気づきリンチされた。

リック「ふむ、また死んだな…」

どうやって倒すか悩んでいるうちに1匹こちらへ向かってきた。

リック「あれ?なんでこっち向かってきてんだ?まぁちょうどいいや。」

柱の影に隠れていた俺は、犬が真横に来たタイミングでヘッドロックして剣で首を落とす。

リック「お、楽に倒せた、と言うことは1匹1匹は弱いて事だな!お約束てことですね!?」

そんな独り言を言いながら作戦を立てる。

リック「よし、この作戦で行こう!」

俺は、柱の影から一気に走り出しゾンビ犬がいる部屋の角へ向かい角に背中を向ける。

リック「よし、さっきからお前ら不意打ちとかリンチとかして俺のことを殺してたからこうすればお前らなんか怖くないぜ!」

ゾンビ犬が襲いかかろうとするがどうやら3匹づつしか襲えないみたいだ。

リック「3匹のゾンビ犬なぞ、ただの犬よォ!」

ザシュッザシュッと、ゾンビ犬をかるがる6匹倒し、ラストのバケモン犬と戦う。

リック「さてさて、動物愛護なんちゃら様たちが怖いからさっさと倒すぜ!おら!」パキン

バケモン犬に、剣を振り下ろすも、剣が折れてしまった…

どうやらバケモン犬は一部分硬いものがくっついていてその部分に剣を振り下ろしたみたいだ。

リック「え?剣がないとアタクシ勝てませんのよ?あ、死ッ…」ブチュッ

バケモン犬に足で潰された。

時が遡り、剣が折れる前の時間へ。

リック「よし、もうお前の防御の場所がほぼ分かっているからな!覚悟しとけよ!」

と、言いながら距離をとるため走って逃げるが、バケモン犬も、肉が腐っても犬速さで叶うわけが無い。

バケモン犬「ガヴゥゥ!!」

リック「まぁ、お前に距離取れるとか逃げ切れるなんて思っちゃいねぇ!」ドスッ

ちょうど胸のとこに骨が見えており、その隙間に剣を刺し背骨を狙う。

リック「俺は失敗してもまたやり直せる!その上お前の動き方もわかる!お前は俺を相手にしたこと自体が敗北なんだぜ!」

ゴリ!パキバキ、という音と共にバケモン犬の腰が折れ曲がり剣がつきぬけ腐った肉は簡単に裂けて真っ二つになった。

リック「おえ、腐ってっからくせぇし気持ちわりぃ…まぁ、コレでこの大扉に入れるわけだ。」

俺は、大扉を押し…ガコン。

リック「あれ?」ガコン!

押してもあかなかった。

リック「押してあかぬなら引くまでだ!」ガコン!

引いてもあかなかった。

リック「えぇ、もしかして…鍵かかってる?」

押しても引いてもガコンと言うだけで全くあかなかった。

見た感じ鍵穴もないので少し考えることに。

リック「ん〜…あ、引き戸か?」スッ…

横に引くと開いた…どうやら引き戸だったみたいだ…

リック「引き戸だったんかよ…まぁ、開いたからいいか。」

大きな引き戸の奥には大きなドラゴンの形をしたゾンビが…

リック「え?ドラゴンの形をしたゾンビ…?」

ドラゴンゾンビ「グオオオオ!」

リック「…」スッ…

俺は静かに大きな引き戸を閉めた。

リック「スゥゥゥ⤴︎︎︎…だからこんなにでかくて引き戸なんかこの扉ァァ…」

大きく溜息をつきながら座り込む。

リック「とりあえず絶対に剣が足りないから倍増しとくか…」

俺はスキル『倍増』で、剣を5本増やし再び考える。

リック「まぁ、とりあえず突っ込むしかねぇよなぁ!?」

リックは、考えるのをやめて、特攻することにした。

…まぁ、15回くらい突っ込んで死にましたけど。

リック「俺がただ死んでいたように見えていたのか!」

立ち上がり引き戸の前に立つ。

リック「俺は…あいつの弱点を見つけてしまった!そう…あいつの弱点は胸の中にあるコアみたいなものだ!」

そう言い、ドアを開け勢いよく飛び出し、ドラゴンゾンビの胸の下まで入り込む。

リック「俺のぉぉ!渾身のぉ!一撃!必殺!身体能力強化&攻撃力倍増&スキル、牙突!」

今あるスキルを全て使い合わせた今現状でこのドラゴンゾンビの胸ごとコアを貫く方法がこれしか無かった、正直死ぬ可能性の方が高かったがちゃんと発動して良かった。

リック「おりゃァァァ!」

剣がドラゴンゾンビの胸に刺さりちょうど骨の隙間を通ってコアに直撃しコアは砕かれ、ドラゴンゾンビは、最後の雄叫びと共に倒れた。

リック「よっしゃぁ!ようやくこの、クソッタレなダンジョンも攻略だぜぇ!」

すると、後ろの方でビカッ!と光る。

リック「ん?あぁ、ダンジョン攻略したからお宝かぁ?」

祭壇のような物が出て来た。

リック「うわ、無駄に豪華な祭壇だな…」

その豪華な祭壇の台座には1冊の本が置かれていた。

リック「んじゃ?こりゃ、まぁ貰っとくか…よし、帰ろ。」

そう言いリックは、帰りの道へと戻ろうと後ろを向いた。

シュン。

リック「ドゥワッショコラショイホイホイ!」

いきなり目の前に何かが出て驚くリック。

リック「んじゃ?こりゃぁ?なんかの画面?ウィンドウ?ハニャ?か、なんかか?」

その画面にはスキルの文字と固定スキルの文字や、Lvの文字まで書いてあった。

リック「えーと?なになに?『リックLv5、スキル牙突、おお振り、冒険者のポケット、固定スキル、身体能力強化Lv4、魔力無限Lv1、倍増Lv2、回復術式Lv1、譎よ綾繧翫?謨代>縺励b縺ョLv88888888888888』て、最後文字化けしてるじゃん…なんて書いてあんのかは、だいたい分かるけど…この世界じゃこれのことを言うなてことかぁ?」

そう言いながらダンジョンを抜ける。

リック「てか、スキル画面あったのかァ…」

分かりやすく落ち込みながら冒険者のポケットに、さっきの本を入れ、アイナナさんのいる、ギルドへと帰った。

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