第5章・やっぱり人の話し、て大事だよね。
リック「さてさて、アイナナさんには悪いけど危ない方に行きたい気分!」
すぐ死にそうなモブが言いそうなセリフを言いながらダンジョンへ向かう。
……まぁ、ダンジョンに着くまでに5回死にながら来たのですが、全文カットいたしました。
リック「ん?今なんか飛ばされた気がする…ま、いっか!」
そう言いながら、ダンジョンの中へ入っていく。
リック「おぉ、中は思ったより綺麗だな。」
どっかの洋館に入って今から死ぬ人のセリフを言ってみたりしてみる。
ダンジョンの中は本当に結構綺麗な方で植物のツルがその辺に少し絡まっているくらいだった。
リック「ん〜、ダンジョンに入ったらすぐにモンスター!みたいな感じだと思ったけどそんなことも無いのね。」
ダンジョンを進んでも敵が出ないので平和なまま5階くらい降りて行くと、カタカタと言う音が聞こえ出した。
リック「おや?なにか音が聞こえる…モンスターがいるのか、よし!」
音のする方へ走り出す。
リック「よし!モンスタァァ!」
曲がり角を右に向くとそこには1匹のモンスター、世にいうスケルトンと言うやつだ。
リック「お、ゲームだとスケルトンは雑魚モンスターと聞いている、俺に倒されろぉぉぉ!」ザクッ。
剣が刺さった、もっと遠目から見て言うとスケルトンが持っていた剣が俺の首に刺さったのだ。
リック「あ…え…?」
スケルトンが剣を抜くと首からブシュゥゥゥ!と、勢いよく血が吹き出している。
リック「あ…」(これ、死ぬな…誰だよスケルトンは雑魚とか言ったやつ…)ドサッ
俺は初めてのダンジョンでスケルトンによって死んだ。
リック(戻るとこはもちろんスケルトンに会う前…曲がり角を曲がる前だ!)
俺は神から貰った能力で時間を巻き戻した。
リック「はぁ…死んだよ全く…だが!今度は負けねぇ!」
曲がり角からそーっとスケルトンを覗いた、どうやらこちら側を向いていないみたいだ…
リック(よし、バレる前に暗殺じゃぁぁ!)
スケルトンに、そーっと近ずきゆっくり立ち上がり剣を抜くと、スケルトンがこちらを向いた、どうやら剣を抜く音でバレたみたいだ。
リック「くっそがぁぁ!」ザシュ!
今度は首を切った、ちゃんと言えばスケルトンの方が早くて俺の首が落とされた。
そして、また同じ場所へと戻る。
リック「何度同じとこ行けばいいんだよォ!」
俺は少し落ち着き、考える。
リック「あ、そうだ剣抜いたままやればいいんだ!」
リックは、剣を抜きスケルトンに気づかれないように剣を振り下ろした。
ザシュッ
リック「お、やったぁ、勝った勝った〜」ザシュッ
スケルトンは、もう1匹居た…