第1章・死んじゃいましたァww
『どうも、中山 駿です、私は今死にました。』
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『どうしてこうなった…とにかくめっちゃ痛い、痛すぎて痛くない、マジで意味わからないんだけど。』
そう頭で考えながら下半身がちぎれて内蔵が腹から出ている自分のお腹を見る。
駿『整理しよう、整理しても意味無くても整理しよう。多分俺は死ぬな、これはどうしよもないだろ…トラックに轢かれて標識にたまたま当たって引きちぎれたなんて…マジでついてねぇ…』
俺は、運悪く赤信号を無視した約100k近く出していたトラックに轢かれて標識にぶつかり腹からそのまま真っ二つなんて、最初は叫ぶ暇もなく痛みが続いた、そのうち人がものすごく来て今じゃ俺は見世物だ、寒くて痛くて熱くて痛くてたまったもんじゃない…
かあさん何してんかな…今頃は会社で仕事してんかな…父さんも、今頃犯人おってんかな、最近事件多発してるし…下にまだ2人もいるのにこんなとこで死ぬなんてな、出来悪い兄でごめんよ…俺は親不孝者だ…。
…
……
「おーい、起きろぉ〜、もしかして無視してんのか?このまま踏み潰しちまうぞぉ?」
いや、待てよ、踏み潰すなよ俺は死人だぞ?踏み潰してなんの意味がある、てか、死人をもっといたわれよ!
ムギュゥ!
駿「イッテェェ!」
踏まれたしかも、踵で体重かけられて顔面を思っいきリ踏まれた。
駿「なっにすんだ!このバカやろぉ!もっと死人をいたわれや!アホ!」
「え〜、だってぇ、起きない君が悪いんだろぉ?中山駿君。」
なんでこいつ俺の名前を?
いやそもそも俺立っている!?下半身は?トラックは?どこいった?いつの間にか周りに人もいない…ここはどこだ?
駿「おい、お前誰だ。」
「ん?僕かい?僕のことはどうでもいいんだよォ。あ〜でもぉ名前が無いと君も呼びづらいよね?きっと、」
なんでこんな偉そうなんだこいつは…
「ん〜、そうだなぁ…じゃあ、ねぇ、僕の名前は、神様て、呼んでよ実際に人間からは神様て言われてるしねぇ。」
駿「は?神様?なんで初対面のやつに対して神様なんて呼ばなきゃならねぇんだよ!」
「名前が無いと君みたいにカッコの最初に名前がつかなくて読者が読みずらいでしょうが!」
駿「は?何言ってんだお前。まぁいいや、お前とは付き合ってらんねぇ俺はここから出るぜ」
「無理だよここからは出られない。」
駿「何言ってんだ?やってみないと分からないだろ?」
「いや、この空間ね?縦に10m横に10mだからすぐに壁だよ」
なんでそんなに狭いんだよ、おかしいだろ確かに周りは真っ白で何も見えないから俺が勝手に広いと決めつけたのは悪いけどさすがに狭くねぇ?
「まぁまぁ、落ち着いて座って座って、僕と話そうよ」
駿「チッ、分かったよ。」
「とりあえず、僕の名前を決めようか?」
駿「だからなんでだよ!」
「君もわからない人だね!これを読んでる人が僕の名前がないと読みずらいでしょうが!」
駿「だから何の話だよ!読んでる人てなんだよ!」
「まぁ、良いけどぉ…とりあえず君に話さなきゃならないことがあってね、」
駿「は?話さないといけないこと?なんだそりゃ?」
「君にはねぇ今から異世界に行ってもらうんだ!」
駿「は?異世界?何言ってんだ?」
「君が今から行くとこはすごく危険な場所、でもその中でも最も安全な場所もある。」
駿「なんで俺が行かなきゃならないんだよ。」
「その世界では生きることが難しくて直ぐに死んでしまうこともあるだろう、そんな力も能力も才能もない君に力と能力をさずけよう」
駿「無視かよ…で、なんの能力をくれるんだ?」
「おや?"力も能力も才能もない"というとこは否定しないんだね?」
駿「まぁホントのことだしな、で、なんの能力なんだ?」
「そうだね、能力は、全部で5つ…あ、その前にいくら能力と言っても向こうの世界では"スキル"という形になるけど気にしないでね、」
駿「お、おう。」
「まず1つ目"身体能力の強化"これの効果は自分の身体能力を底上げすることができる。もちろん握力などの力も上がるよ、でも使いすぎに注意、調子に乗って自分の丈に合わない上げ方をすると体が持たなくなって死にます。」
駿「死ぬのかよ!一時的に動かなくなるとかじゃないのかよ!」
「そうだよ、死ぬよ。ちなみに能力に制限はないからずっと使えたりするけど自分の体力次第で長さが決まるから頑張ってねぇ」
駿「俺そんな体力ないぞ…」
「そして、2つ目の能力!"魔力無限化"と、言っても魔術書とか読めるようになるわけじゃないから向こうに行ったら必死に勉強するといいよ。」
駿「勉強したくねぇ…!」
「ちなみに魔力無限化と言っても自分の器に合うように調整しないと破裂して死ぬよ」
駿「死ぬのかよ!」
「そして、第3の能力〜"治癒の能力"これはねぇ、怪我が治るよ」
駿「そのまんまだな!」
「でもねぇ、高望みして完全以上に回復すると死ぬよ。」
駿「またかよ!」
「そしてぇ4個目の能力〜"倍増"」
駿「今回は偉いシンプルだな。」
「この能力はねぇ筋力とか倍増することができるんだ」
駿「それなら身体能力の強化の能力でよくね?」
「のんのん、分かってないねぇ、この能力は、倍増化じゃないんだ、倍増化だったら元に戻せるけど僕が言ったのは倍増、増やしたら戻せないんだよ、」
駿「は?やばいじゃん。」
「そうだよ、下手したら"死ぬよ"」
駿「だんだん怖く言うのやめろよ…」
「そして五個めの能力ぅ〜。」
駿「おぉ、今回は緩やかに言うのな。」
「5個目の能力これが一番重要だよ。」
駿「なんだよ、そんな深刻そうに言って…」
「この能力は、"死んだら元の時間に戻る能力"」
駿「は?なんだよ、じゃあ、死んだら終わり、てわけじゃないのか?」
「そう、この能力は死ぬ前に自分があの時に戻れたら、と思ったら実際にその場所に戻ることができる能力さ、」
駿「もし、あの時に戻れたらて思わなかったら?」
「また繰り返し死ぬ瞬間から始まる。」
駿「マジかよ…」
「ちゃんと考えないと直ぐに死んじゃうよォ〜、まぁ、とりあえず頑張って生きて世界を救ってねぇ〜」
駿「おい、待て!」
「ん?どうしたんだい?」
駿「能力は自分にしか使えないのか?」
「…さぁねぇ〜向こうに行って自分で確かめたら?あ、ちなみに最初は僕の優しさに免じて子供からの設定にしてあげよう。」
駿「くそ、ちゃんと応えろよ…」
「じゃあ、頑張てっねぇ」
駿「うっ、眩しい…」
そうして、俺は自称神の男と別れ地獄のような世界で生きていくことになる。
いや、違う俺は死ぬことになるの間違いだった…
ゆったり書いているので全くと言っていいほど更新はしませんがゆったりと、待っていてくださいませ。