表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

素質だけの転生した剣豪が人類最強を目指す人生日記・灰 ②

第一章②~異世界生活の始まり~


 

「ここはどこだ…?」


目を開けるとさっきまでの少し年季の入った会社の天井とは違い、ヨーロッパの国々の家にありそうな天井が映っていた。

もちろん自分の家ではない。意識を失って病院にでも運び込まれたのだろうか。


「本当にどうなっているんだ?とりあえず周りを確認しないと」


俺は頭を上げてここがどこなのか、いったい何が起きているのかを調べようとした。


「……あれ?」


頭が上がらない。決して何かに抑えられているわけでもないし頭がなくなっているわけでもない。

力が足りないのだ、自分の頭を持ち上げるだけの力が。


「いったいどうなってるんだ?」


何がなんだかわからない、今俺は何処にいてどんな状態なんだ?

そんな疑問を抱いていた次の瞬間


俺が目にしたのは自分の体、そう、60cm程しかないであろう自分の体である。

ムッチムチの手足、握り潰せてしまいそうな指、とても温かい体


まさしく「赤ん坊」の姿だった・・


「っ!あっあっあーーーーあっああーーーーーー!あーーーーーーーーーーーーー!!!」


一体どうなっているんだ?なんで26歳、身長177cmの俺がこんな姿になっているのだ?

そして、その時にさっきから自分の声が「あー」としか言えてないことにも気づいた。

本当に俺はどうなってしまったんだ?

夢でも見ているのか?そうだ、きっとそうに違いない。

しかし一向にこの夢からさめる気配はせず、刻一刻と時間は過ぎていく……

本当にこんなことがあり得るのか?いったい何が自分の身に起きているのだ?


「ただいまー!シュン、ちゃんといい子にしてましたか?」


……誰だ?


今、誰が俺の名前を呼んだ?


「あーシュン、よしよし、可愛いですねー」


 その女性は気が付くと自分の前にいて俺に抱き着いてきた。

身長は160cmといったところだろうか?

その女性は綺麗な茶髪を腰の高さまでおろしていて、その顔は日本人のようではあるが…まるで日本人がコスプレをしたかのような姿だった。しかし鼻は高く、目も大きい、とても整った顔の、いわゆる「美人」というやつだ。

だが、少し俺とは変わった雰囲気の人だった。服装や茶髪であること以外に目立って変わったところがあるわけではないが、本能的にこの人が自分とはなにか違う、ということが分かる。

そんな人かどうかすらも怪しいような人のことを俺が知っているはずがない。だが確実に彼女は俺のことを「シュン」と呼んでいる…


……考えにくいが、今の俺はこのようになってしまったのだろう



「なぜこんな事になったかはわからないが、俺は今までいた場所とは違うところに飛ばされ、そして同名の赤ん坊に移り変わってしまった……か」


それにしても……


「この人いい匂いだな…」


考えることはしっかりと26歳、成人男性のままであった。

そんなことを考えていると、さっき起きたばかりなのにいきなり眠くなってきた。中身は大人といえ、赤ん坊の体なのだからしょうがないことなのだろう。

元々の体と似ているところもあるんだな。

そのまま俺は元いたベッドに体を預けた。


「頼むぞ、瞬…この世界を救ってくれ」


しっかりと聞こえなかったが今なんと言ったのだろう…?それに今の声はさっきまでの女性の声とは違う、男性の声だった気がした。誰かがこの部屋に入ってきたのだろうか。

そう考えながらも身体は深い眠りへと落ちていく。


 

このときの俺は、この日が異世界生活の始まりの日となることをまだ知る由もない……

今回は自分で書いていて変だな…と感じたりおかしくない?と思うところがたくさんある話になってしまいました…。暖かい目で見守っていただけたらうれしいです。

誤字や文法の誤り等がありましたら誤字報告や感想等で伝えていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ