1話 謎の声
この話は蒼崎光さんの作品、「素質だけの転生した剣豪が人類最強を目指す人生日記」の二次創作であり、作者さん本人より許可は頂いております。
〜エピローグ〜
この世界に転生してから23年…あの頃はこんな人生を送ることになるなんて思ってもいなかった。
それでもただ食って寝るだけの人生よりは断然楽しい人生だったと思う。
俺がここまでこれたのも俺と共に戦ってきてくれた仲間たちのおかげだ。
それに、父さん、母さん。俺はやっとここまで来たよ……
俺は今、国王の前に立っている。
「剣龍 セセラギ・シュン……」
これは、素質だけの転生者が人類最強と呼ばれるまでの道のりを描いた物語である
第一章 ~転生~
俺の名前は潺瞬。
26歳の一般的なサラリーマン、とはいっても最近仕事で失敗してクビになるかならないかギリギリを生きている月収20万の男だ。
そんな俺だがなぜだか今日は頭が気持ち悪い。痛いのではない、気持ち悪いのだ。
「潺、この資料まとめておいてくれないか?」
「はい、今日中には終わらせられるようがんばります。」
「お、やる気あるなぁ。その調子でこれからも頑張ってくれよ。」
彼は上司の田中修さん。こんな大失敗をおかした俺にも優しく接してくれるいわゆる『お人よし』って感じの人だ。
「今日はあんまり体調もよくないし、早く終わらせて家でゆっくりしたいな…」
そんなことを思いながら資料をまとめていく。
自分で言うのもなんだが、俺は資料をまとめたりする速さは会社でも1、2を争う程だ。
「これをこうして……これはこうかな」
そんなこんなでどんどん仕事を進めていると
(やはりこいつなら問題ないだろう……)
どこかから声が聞こえてきた。まだ田中さんがいるのだろうか?
「どうしました?田中さ……」
俺は床を蹴って椅子を180度回し、田中さんと目があう……はずだった
そこには田中さんの姿はなかった。いるのは今年入ってきためがねの似合う川原だけだ。でも今のは確実に男の声、女性の川原はこんな声ではない。
「川原、今ここに誰かいなかったか?」
「誰もいませんでしたけど……どうかしましたか?」
「いや、なんでも無い。仕事の邪魔してごめんな。」
やはり何かがおかしい。朝からこの調子だ。
起きたときは少し体調が悪いな、程度に思っていたのだが幻聴まで聞こえてくるとは…
どこか頭の一部がとんだのだろうか?夜中までアニメを見ていたせいだろうか?
原因はいくら考えてもわからず、時間が進むにつれ、どんどんと体調は悪化していく。
視界が二重になってきたような気がする、音もしっかり聞き取れない。
「これはもう仕事終わったら病院行こうかなとか言ってられるレベルじゃなくないか…?」
そう思っていた俺にまた謎の声が聞こえた。音が二重になってしっかり聞き取れなかったが恐らくこういったのだろう。
「転生術 マスカレット・ハート」
その瞬間俺は頭から崩れ落ちた。座っていられない、脳もしっかりと働いていない、体が焼けるように熱い。
これはヤバい…!
そう思った次の瞬間、俺の意識は途切れた。
僕は小説というものを書いたことがなかったためお見苦しい文章となっていたと思いますが、ほんの少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。
さて、この話は単純に二次創作とくくるのは少し難しい話なのですが、僕のプロフィールのようなところにしっかりとした説明を書いておりますのでよろしければ見ていっていただけるとありがたいです。
これからより良い文章を書けるように努力してまいりますので温かい目で見守っていただけると幸いです。
評価やコメントは僕の文章が改善されることに直結するため、ぜひお気軽に書いていってくださればいいな、と思っています。誤字等ありましたらそちらの報告もしていただけるとありがたいです。