6月10日日報、街に入ってその後
タイトル変更しました、ざっくり寝ぼけた頭で適当につけたので内容が分かる程度には長々と変更しました。
一日一回更新とか言ったが日付跨いでしまった残念。
やっべー、滑ったかもしれない。
とっておきというわけではないがそれでも導入部として期待して満を持して披露したが知られているとは……つまり誰かしら独自で習得しているということだ、だがその先はどうなのだろうか。
『ふむ≪光爪≫は知っていたか、ならこれはどうだ、スキル≪光牙≫≪光眼≫スキルリンク≪光獣化≫』
牙を光らせ、眼孔から光を放ち、三つのスキルを組み合わせ、一つのスキルとするリンクスキル≪光獣化≫を発動し全身が光の獣と化す……というか、街中だから攻撃性はないあくまで魅せ用状態だ。
スキルを解除すればまたもポカーンとしているプレイヤー達。
『で、どうだ?』
「ああ、えーと、色々気になるのだがスキルリンクとは?」
『リンクスキルを知らないのか? おかしいなサービス開始してもう二年も経つのに?』
確かに上級スキルに分類されるスキルではあるがこの街≪シロックス≫まで来てると言うのにまだリンクスキルもまだ発見されていないのか?
「リンクスキルとは?」
『複数のスキルを順番に発動させて別の上位スキルとして発動するものだが……本当に知らないのか?』
「複数の……それは≪賢魔女≫のユニークスキルでは? 先ほどのスキルも≪光爪狼≫のユニークスキルだったはずだ」
なるほど、名称から察して一個人のあだ名か何かだろう、つまりそいつらが本来広めるべきものを独占しているというのか、度し難いな≪光爪≫ぐらいならユニーク扱いされても不思議はない、一応奥義スキルだし、師匠AIに会えれば習得可能だが、会うまでが過酷。
しかしリンクスキルは割と簡単であり各町に教えてくれる人が居るはずなんだが……≪光爪≫の師匠も一応それにあたるが牙や眼を習得するまで触りすら話さないからな≪光爪狼≫とやらはそこまでのレベルになっていないのか。
『聞いた感じどうやらそいつらが独占しているようだな……そもそもユニークってなんだ、マンガの読みすぎでは? 特別な力ってか? そんなもん用意するわけないだろう、取得条件厳しいだけとかだ、誰でも取得できるぞ≪光爪≫やリンクスキルなんてのはな。なんなら伝授してやろうか?』
そのぐらいの権限は残っている。
「ほ、本当なのか? それなら……」
博士はぶつぶつと何やら思考に入ってしまったが聞いて居ては埒が明かない、仕方ない見るか。
[管理権限行使:双犬認証]
[対象:プレイヤー:アインソン]
[対象項目:スキル一覧]
[スキル:≪観察眼≫、≪鑑定≫、≪直感≫地魔法Lv.2≪アースバレット≫≪アースウォール≫、≪高速詠唱≫≪認識阻害≫≪経験学習≫≪フィールドワーク≫]
たったこれだけか……リンクスキル出来ないな。
[管理権限行使:双犬認証]
[対象:プレイヤー:リュール]
[対象項目:スキル一覧]
[スキル:≪騎士道≫、≪剣術≫、≪刀剣防御≫金魔法Lv.6≪メタルバレット≫≪アイアンウォール≫≪スチールスラッシュ≫≪シルバーランス≫≪ゴールドボディ≫≪プラチナソード≫、雷魔法Lv.5≪サンダーショット≫≪ライトニングウォール≫≪プラズマスラッシュ≫≪ボルトランス≫≪スパークボディ≫熱魔法Lv.4≪ヒートショット≫≪ヒートウォール≫≪クールスラッシュ≫≪ヒートランス≫、≪槍術≫、≪薙刀≫、≪見切り≫≪騎乗≫≪アクロバット≫]
ふむ、リュールの方が多いいや、戦闘職だからか?
こっちならリンクスキルに該当する物もあるな、リュールにやらせよう。
『リュール、お前のスキルでリンクスキルをしてくれないか? 博士とやらはスキルが少なすぎるように思う』
「ん? 構わないが何故スキルの数が分かるんだ?」
しまった、そこを突っ込まれたか、しかしこれは職権乱用だから他言出来ない。
『企業秘密だ……俺にスキルを隠せるとは思うな、使ってもらうのは魔法スキルLv.4のランス系三種だ、一つに重ねるように出して固定した状態でスキルリンク≪アークランス≫だ』
「分かった、スキル≪シルバーランス≫≪ボルトランス≫≪ヒートランス≫……スキルリンク≪アークランス≫」
[リンクスキル:≪アークランス≫を取得しました]
[≪世界≫:リンクスキルが大衆の場で公開されました、これにより各街にいるリンクスキル指導AIが活性化されます、ぜひお探しください]
通常ランス系魔法は空中に停止か射出しか出来ないが今リュールの手には銀色の棒状の槍とはいいがたいものが握られている、その先端からは放電されていて徐々に棒がすり減っている。
「おおっ!? これは!」
『≪光爪≫は獣人族がいいが、ミニルでいいか』
「え、私ですか~?」
[管理権限行使:双犬認証]
[対象:プレイヤー:ミニル]
[対象項目:スキル一覧]
[スキル:≪笛術≫、≪歌唱≫、≪舞踏≫笛魔法Lv.6≪サウンドウェーブ≫≪メロディガード≫≪ノイズ≫≪リズムランス≫≪ヒールメロディ≫≪アップテンポ≫、治癒魔法Lv.5≪治癒≫≪除去≫≪自然治癒≫≪ヒールドーム≫≪治癒向上≫光魔法Lv.4≪ライト≫≪フラッシュ≫≪レーザー≫≪レーザーシールド≫、≪爪術≫、≪直感≫、≪祈祷≫≪操蛇術≫]
『自分の手に≪レーザー≫を纏わせてみろ』
「えっと、こうかな? ≪レーザー≫」
[スキル≪光爪≫を取得しました]
[≪世界≫:獣人専用スキル≪光爪≫の取得条件が公開されました、以後各街に≪光爪≫の師範代AIが登場します、ぜひお探しください]
「おお!!」
大衆がどよめく、無理もないなんせユニーク扱いだったもんだ、この分だと他の奴らの管轄のもユニーク扱いされてるかもな。
『これで満足か? 他のユニークもどきどものは俺の管轄外だから本人たちに問い詰めると良い』
「こうしてはいられませんね、ご協力感謝します……皆行きましょう、確か今≪竜魔人≫と≪鍛冶鬼≫はこの街に居たはずです」
そういうと博士と有象無象は散っていった。
『これでハウスにいけるな』
「さすが旦那様だよ! 大好き! 愛してる!」
フレスはずっとモフッていただけだがな。
「それじゃ案内するからついてきて」
リュールが先導してくれるらしい、黙ってついていくことにしよう、後ミニルがさっきからずっと≪光爪≫を解除せずグーパー、グーパーしているのがなんだかちょっと微笑ましかった。
街の中ほどまで進んだところで見えて来たバカでかい洋館、周りの風景に全くマッチしていない異様な建物が見えて来た。
『まさかあれじゃないだろうな……』
「あれだよ~、浮いてるよね~、実際微妙に浮いてるんだけどね」
目を凝らすと確かに建物が地についてない。
「ギルドハウスが浮いてるのはどこも一緒だから」
街から街へ移動するのにギルドハウスを根付かせることはしないとかなんとか、流石ファンタジージャンル世界……。
「とりあえず入りましょ、みんな待ってるはずよ」
―――聞いてた通り、デカイ扉が付いていた、というかレイドボスだった俺よりデカくない……?
なんなら天竜でも入りそうなほどだ。
今日からここで新生活が始まる。