おっさんVSプレデター②
八百屋を飛び出したおっさんは辺りを見回しながら走っていた。
「どうする?どうする?」
プレデターは遅れて八百屋を飛び出しおっさんの後をついていった。
「あ! よしここだ!」
おっさんが飛び込んだのは惣菜屋さん
ここには揚げたてで外はカリッと中はジューシーなコロッケや唐揚げ、ちょっと手間のかかる酢豚など主婦も大助かりな美味しい惣菜が並んでいる商店街の人気惣菜屋さん
ここでおっさんはプレデターを待ち構えることにした!
「さぁこい!相手になるぞ!」
姿を現したプレデターに投げつけたのはこの店一番人気のカレーコロッケ
「やー!」
おっさんが投じたカレーコロッケは見事にプレデターの顔面にヒット!
「やったぜ!」
そう言いドヤ顔をしたおっさんの口はなぜかモグモグ動いてた。
「タイシタコウゲキデハナイナ モウオワリカ?」
そう言って刃物をおっさんに向けたプレデターもなぜか口がモグモグ動いてた。
「くそー全然効いてない!もっと攻撃しないとダメか?!」
おっさんは必死で惣菜を投げ続けた。
プレデターも応戦する。
素早く手を動かし攻撃を受け止め続けて行った。
「ここ熱い!」
「ドウシタコノテイドカ?」
おっさんは汗をぬぐいながら
そして
プレデターは攻撃を受け止めながら
二人は口をモグモグ動かしてた。
「ダメだここ熱すぎる!ムリ!」
おっさんは勢いよくプレデターに体当たりして惣菜屋さんを後にした。
プレデターは物足りない気持ちもあったが
“仕方ないので”おっさんを追うことにした。
惣菜屋さんの商品のおよそ3分の2は二人によって食べられてしまったそうな。