おっさんVSプレデター①
「たすけてー!!!」
誰もいない商店街におっさんの叫び声が響き渡る
その後を追うプレデター
「マテ!コロス!」
そう。商店街の人々はプレデターによってそんな感じになったのである。
そして存在感が無かったからなのか気づかれずに生き残ったおっさんが商店街最後の生存者だったのである。
「誰かー!」
叫んでも誰もいない。
夢中になって走るおっさんは身を隠そうと八百屋に入った。
「ハァハァハァここなら大丈夫かな?」
静かに身を隠してたが無駄だった
プレデターは八百屋に入るところをしっかり見ていたから。
「デテコイ。イルノハワカッテイル」
おっさんは軽くバカだったので気づかれないと信じていたからビックリして立ち上がってしまった
「なんでわかったの!!!」
「ミテタ」
「うそ~ん」
「コロス」
「わー!こっち来るなー!」
おっさんはプレデターにめがけて近くにあった野菜を投げ続けた!
キャベツ。人参。じゃがいも。たまねぎ。
近くにあったものを次々に投げていったが
プレデターは刃物でそれらをバッサバッサ切り刻んでいった!
「モヤシテヤル!」
そう言い反対の腕に装着してた火炎放射機を
おっさんに向け火を放った
「熱いー!こわいー!」
おっさんは八百屋の中を火をよけるように逃げ回り
なぜか手に持っていた塩とコショウの瓶を
プレデターに投げつけた
まぁ当然切り刻まれましたけどね
「モウニゲラレナイシネ」
プレデターがおっさんにとどめをさそうとしたその時である!!!
ぷ~~~ん
?????
「ナンダコノニオイハ?」
八百屋の中にとても良い匂いが充満していた
辺りを見回す。
そこにはさっきプレデターが切り刻んだたくさんの野菜が散らばっており火炎放射機よって焼かれ
塩とコショウによって仕上げられた
野菜炒めが出来上がっていた!
プレデターはそっと手に取り一口食べた、、、
「ウマイ!」
プレデターはおっさんそっちのけで野菜炒めを
食べ始めた。
それを見ていたおっさんもご飯がまだだったので空腹のあまり一緒に食べ始めた。
「美味しい♪」
しばし二人は夢中で野菜炒めを食べ続けた。
「ウマカッタ」
「美味しかった」
二人は同時にそう言って立ち上がり目を合わせた
あ!
二人は本題を思いだし追う者と追われる者に再びなり八百屋を後にした。
「マテ!」
「たすけてー!!!」