おっさんついに遭遇してしまう
試合終了ー!
「よーし勝った♪」
辺りを見回す
、、、、、?静かだな。
「おーい!ご飯にしないのー?」
、、、、、?
「まだかえってないのかな?」
おっさんは嫁を探しに台所に向かった
しかし台所にも姿はなく家中探したが
何処にもその姿は無かった。
「おかしいな?何処に行った?」
おっさんは心配になり外へ探しに行くことにした
外はすっかり暗く人通りも無かった。
しかしこの商店街はこの時間でも人通りがあるはずなのだがこの日に限ってひとっこひとり
歩いている人はいなかった。
おっさんは誰もいない商店街を独り歩き嫁を探した。
「おーい嫁ー!どこだー?」
“ん?なんか誰もいないような?”
おっさんは仕事から帰ったらあまり夜は出歩かないので異変に気づくのが遅かった。
そして商店街も抜けようかと言うところで
おっさんは人影を見つけた。
「あ、誰かいる。ちょっと行って見よう。」
その人影は背が高くかなりの筋肉質だったので
おっさんはプロレスラーと勝手に思い込み
ちょっとドキドキしながら握手を求めようとした。
“嫁もこの人が来たからサインでももらいに行ったのかな?”
そう思いながら近づきはなしかけた。
「あのーすいません。プロレスラーの方ですか?良かったら握手を、、、?」
握手を求めようとしたおっさんが目にしたのは
見たこともないようないでたちの鬼の形相をした
人型の生物プレデターだった。
「マダイタノカ」
「あっはい!覆面レスラーなんですか?」
「フクメンレスラー?」
「迫力あって恐い覆面ですね~♪」
「あの握手をお願いできますか?」
おっさんが手を出したと同時に
「オマエモコロス」
そう言い放ちプレデターは腕から伸びた刃物を
おっさんめがけて振りかざした
「え?うっ、うわー!」
おっさんは恐怖で足がすくみそうになりながらも
必死で商店街に逃げて行った。