表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100人の英雄を育てた最強預言者は、冒険者になっても世界中の弟子から慕われてます  作者: あまうい白一
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/84

18話 懐かしい出会い2


「そう、マスターの言う通り、このフィーラちゃんは人を笑顔にするのが大好きな【楽聖】なの!」


 俺の紹介を聞いて、テンションが維持されたままのフィーラはそう声を出した。

 その上で、ようやく俺の隣にいたリンネに気付いたのか、

 

「むむっ、そのピンクのエルフの子から、マスターが好きそうな音とオーラを感じるわ! ここにいるってことは、もしかして……私の同士……あるいは、同門かしら!?」


 そんな風にリンネに声をかけた。


「ぴ、ピンクのエルフ……いえまあ、色々と間違いないですが、はい。先生の弟子をやっておりますリンネです。なったのは一番最後ですが……」


 リンネがそう答えると、彼女は両の手をぎゅっと組み合わせて、楽しそうに笑った。


「わあ、やっぱり同門だったのね!? というか、貴方が偶に、マスター宛の手紙を返してくれてたリンネちゃん!? 代筆している時とか、名前を添えてくれたわよね」

「そ、そうですね」


 リンネがおずおずと頷くと、フィーラは嬉しそうに、リンネの手を取った。


「そうなの! ということは間違いなく、私の妹弟子なのね! ――ああ、良いわ! そういう風に見ると尚更、可愛いわ! それに妹弟子ってだけじゃなくて、アナタも私と同じマスターを愛する人とということでだし――、これはもう友人と言っていいかしらね! 是非、仲良くしましょう、リンネちゃん!」

「は、はい。よろしくお願いします、フィーラさん」


 そう言ってリンネは、やや興奮気味のフィーラと握手を交わす。 

 いきなりの賑やかな出会いではあったけれど、少なくとも、お互いに悪い印象は受け取っていないように見える。

 

 ……まあ、大分性格が激しいが、フィーラは悪い子じゃないしな。

 

 むしろ、このくらいストレートに感情を出してくれる方が、リンネと遠慮せず仲良く出来るだろう。

 リンネもリンネで大分、芯が強いというか、意思が強い部分もあるし。

 相性的には悪くはない、とは思う。

 そんな風に思っていると、

 

「あー……アイゼンさん。とりあえず、ですが。ちょっと、個室を取ったので、そちらに移りましょうか。この店の中で音漏れの心配ない部屋ですし、なんだか色々と騒がしくなると、アイゼンさんにとってはよくないでしょうし……」


 ロウが小さめの声で提案をしてきた。

 確かにここは半個室で、フィーラの声はまだ抑えられている方だ。だから、ある程度他の演奏や喧騒で音は消える程度だけれども、あまり声を大きくし過ぎるのは良くないか。

 

 ……フィーラの声はよく通るからなあ。

 

 興奮しすぎると押さえも効かなくなってくるだろうし。


「ああ、頼む。お気遣い感謝する、ロウ」

「はい。では、こちらへどうぞ」 

 

 そんな感じで、俺は懐かしい出会いをしながら、白猫の休み場の個室へと向かっていくのだった。

いつも応援ありがとうございます!

面白いと思って頂けましたら、下のブクマ、評価など、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
●新連載作品のお知らせ
 8月に始めたばかりなこちらの連載も、是非、お読み頂ければ頂けると嬉しいです!
《羊飼い》な少年が伝説の魔獣と共に、開拓をしたり、無双したりして成り上がる話です!
 昔滅びた魔王城で拾った犬は、実は伝説の魔獣でした~隠れ最強職《羊飼い》な貴族の三男坊、いずれ、百魔獣の王となる~
https://ncode.syosetu.com/n5180ij/

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ