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1.嫌いなクラスメイト

百合のツンデレ受けを自給自足したくて書いています。

嫌いなクラスメイトのスマホを拾ったらホーム画面が私だった___


私は毎日同じ夢を見る、可愛らしい女の子と平屋の一軒家に、のんびりと暮らす夢を。

意識はぼんやりしていて夢から目覚めると顔は、はっきりと覚えていないがその子と同棲している夢を見ていた事は何となく覚えている。


私は女の子が大好きだ、レズビアンな訳では無いと思うが、いつか愛する女の子とキスをしたりそれ以上の事をしたいと思ってしまう、そんな自分を何故か醜く思う時がある。


夢の中の可愛い女の子と過ごすのは、とても楽しい。

苦しいことも辛いことも無いまるで天国に居るよう。

この時間がいつまでも続けばいいのに、という私の思いを無下に、 使い古した目覚まし時計がジリジリと音を立てて私を夢から目覚めさせた。

憂鬱だ。

学校には、女の子が大好きな私でも、どうしても会いたくない相手がいる。

今日は声をら掛けられませんように、願いながら校門を通った次の瞬間、声を掛けられた。


「みんなの分のジュース買ってきてよ」

そう、私はパシリにされている。

この女、浜辺 彩花に。

私はその女から少し足りないお金を貰い、自販機へと走った。

逆らえない。

彩花は金髪ロングのツインテール、顔だけは可愛いが、性格は全く可愛くない、陰キャの私をこき使う、そして陽キャの中の陽キャ断れば次の日から私の人権は無い。

漫画によく出る上靴に画鋲みたいな事は流石にされない、ただ、しつこく私に何かを命令してくるだけで、パシリも十分いじめのようなものだが……


「ありがとね〜じゃあ次は…」

などという事が何度か続いた。

放課後になる頃にはクタクタになり、気分転換にいつもとは違う道を通ったら、そこには彩花がいた。

「こんな時に会いたくなかったな……」

珍しく1人で歩いている彩花を避けつつ歩いていたら彩花のポケットからスルッととスマホが落ちた。

拾って渡そうと思ったが、声を掛けたくない……。

うっかりスマホの画面を触ってしまい、ホーム画面が映る、そこに映っていたのは___

「私?……」

何故彩花のホーム画面が私の写真なんだ…

何か寒気がしてそのスマホを持ち、とっさに逃げてしまった。


次の日の朝にスマホを変えそうと思ったが、私が直接渡すのは気まずい、彩花に気づかれないようにいつもよりかなり早く学校へ行き、彩花の靴箱にスマホを入れておく事にした。

「ふぅ……誰もいない、良かった」

靴箱にスマホを入れようとした時、後ろから足音が聞こえ、振り向く。

「美波……?、そこで何してんの?」

そこに居たのは彩花だった。

「あっ、えっと、昨日彩花がスマホ落としたとこ見て……」

彩花がずいずいと近づいてきて、

「まさか、スマホ開いてないよね。」

その言葉には、いつもの傲慢な口調とは違い、どこか焦りを感じる。

「ごめん、間違って開いちゃって……」

その瞬間、彩花の顔が一気に赤らむ。

「これは、ちっ違うの!罰ゲームで……てか何で私のスマホだってわかってて、その場で渡してくれなかったのよ?!」

と、かなり動揺して少し涙目、彩花の顔はとても可愛くて好きだったからか、そんな姿を見て少しゾクリする自分がいた。


ほとんど百合要素は無いですが、これから増やしていきます。

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