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SKYVEHICLE【スカイ・ビークル】1巻  作者: じゃがマヨ
【生活安全捜査課所属】 氷室かざねの日常
27/30

第27話




 ブゥゥゥゥゥン




 かざねが最初に視認したイノセントの数はざっと十数体。


 そのうちの大半は「地面」にいた。


 しかし残りの“3体”は、ビルの上階、——及び屋上にいた。


 地上に飛び降りたのは2体。


 1体はまだ、上空にいた。


 50階建てのビルのてっぺんに。




 大弓の形に変形させたエネルギーを、ギチギチと後ろに引く。


 屋上にいたイノセントは、狙い澄ませていた。


 シールドが破壊できない可能性に対し、事前に連携を取っていたのだ。


 矢を放つタイミングはちょうど、——今



 その選択は時間の経過に乗じて加速した。


 シールドが“破壊されている”という認識。


 その認識の渦中に、最大出力の矢を放つ。




 ボッ——!




 矢が放たれたと同時に、着弾地点から閃光が迸った。


 ビルの屋上に待機して、矢が放たれるまでの十数秒。


 イノセントは自らのエネルギーの一切を、一本の矢に注力していた。


 時間をかけたことによって、その“張力”は膨れ上がっていた。


 矢が放たれるまでの直線的な質量と密度。


 屋上から放たれた一投は、ビルが倒壊した直後の地面の揺れを加速させ、——また、膨張させた。


 瞬く間に周囲にエネルギーが行き渡った。


 噴水のように煙が垂直に持ち上がり、大気が揺れた。


 吹き飛ばされた地面とその瓦礫が、凄まじい衝撃波とともに飛び上がっていた。


 強風によって千切れた粉塵が、渦を巻きながら。


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